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診断士受験における3要素

こんにちは。AAS東京の金森大輔です。
中部地方の中小企業支援機関で働く、4人の息子を持つ41歳の診断士です。

昨年のうるう日である2月29日から4週間おきに投稿させていただいたブログ記事も13回目で最後となります。今回は、診断士受験における3要素について書かせていただきます。

3要素などと言われると診断士受験生の皆さんは条件反射的に

事例Ⅰにおける「組織成立の3要素」①共通目的、②コミュニケーション、③貢献意欲
事例Ⅱにおける「3C」①市場(Customer)、②競合(Competitor)、③自社(Company)

などが思い浮かびそうですが、今回のテーマは(私が考える)診断士受験生としてあるべき姿勢の3要素です。

① 覚悟

必ず合格する。絶対にあきらめないし、犠牲もいとわない、という覚悟が必要です。
診断士試験は毎年受験機会があります。「合格の一番の秘訣は?」と問われたら「毎年受験し続けること」と答えるのが一番の正解でしょう。実際にAASには七転び八起き(8回目の受験で合格)の大先輩もいらっしゃいます(AASの生徒は合格まで時間がかかる、という意味ではないですよ)。あきらめなければいつか道は拓けます。
また、合格のためには何らかの犠牲を払うことも多いです。何より勉強時間を確保するために、娯楽や家族・友人との時間を削らなくてはいけない、ということもあるでしょう。私のAAS同期生のある方は(合格後に知ったことなのですが)数年間大好きなお酒を断ったそうです。合格祝賀会の席で数年ぶりにお酒を飲み「久しぶりすぎて頭がくらくらする」と言っていたその方には後光が差しているようでした。今でも思い出すと目頭が熱くなります。
あなたに犠牲を払ってでも合格を勝ち取るのだという強い覚悟はありますか?

② 素直

診断士受験あるあるとして、ベテランの経営者や士業の方は二次試験に苦労する、というものがあります。これは過去の自身の経験が邪魔をして、事例の内容を無視した我流の経営理論をかざした答案をしたためてしまいがちだからです。実際に診断士試験の合格率は年齢が上がるほど下がる傾向にあります(三木先生の投稿参照)。
ある受験生が、その奥さま(中学校の国語科の教員)に事例を解かせてみたところ、とてもよい答案を書いたという話もあります。診断士二次試験攻略には国語力が問われると言われるゆえんですね。
また時折、通っている受験校のカリキュラムや解法にケチをつけたがる生徒も見かけますが、私はとてももったいないと思います。通学してるからには愚直に従い身をゆだねるつもりでいないと、身に付くものの身に付きません。武道や芸術などの修行における段階として「守・破・離」というものがありますが、まずは「守」(素直に教えを乞う姿勢)です。そして私は、AAS通学時代は、グループディスカッションにおいて仲間の意見の傾聴を心掛けていました。「そういう捉え方・考え方もあるのか!」という発見を大切にしていたのです。
二次試験の理想的な答案とは、とがったオンリーワンなアイデアではありません。与件文・設問文から客観的に素直に導かれる「最大公約数」的な、当たり前と言えば当たり前な解答なのです。
あなたは、事例問題に、受験校に、受験仲間に素直になれますか?

③ 感謝

最後に必要なのは周囲に対する感謝の気持ちです。
それは家族かもしれませんし、仕事を持つ方にとっては同僚かもしれません。受験勉強のことを公表しているかどうかにかかわらず、真剣に受験に取り組むのにあたっては先述の通り、時間などの犠牲を伴うことが多いです。自身でも気付かないうちに何らかのしわ寄せが周囲に及んでいるということもあるでしょう。
あなたが今こうして勉強できるのは誰かのお蔭だと思えていますか?


約1年間、投稿にお付き合いいただきありがとうございました。
そんな私ですが、4月からは首都圏に戻り、新たなステージで働く予定です。
コロナも落ち着き、子だくさん診断士として皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

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