│中小企業診断士合格アミーゴス https://www.aas-clover.com/tokyoblog 中小企業診断士試験の合格ノウハウ満載 Sun, 17 Mar 2024 22:33:24 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/wp-content/uploads/2019/03/cropped-favion.fw_-1-32x32.png │中小企業診断士合格アミーゴス https://www.aas-clover.com/tokyoblog 32 32 合格からの1年で起こったこと、そして未来へ https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12858 Sun, 17 Mar 2024 22:35:18 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12858 こんにちは。シン・カオス王子です。 早いもので、今回が13回目の投稿、すなわち最後の投稿となってしまいました。 締めの投稿となる今回は、合格から1年で訪れた変化、そして今後、診断士としてどう歩んでいきたいかについて書いてみたいと思います。 強みの再発 […]]]>

こんにちは。シン・カオス王子です。

早いもので、今回が13回目の投稿、すなわち最後の投稿となってしまいました。

締めの投稿となる今回は、合格から1年で訪れた変化、そして今後、診断士としてどう歩んでいきたいかについて書いてみたいと思います。

強みの再発見

合格して診断士仲間が増える中で意識したのが「自らの強みとは何か」です。診断士試験で学ぶSWOT分析や3C分析でも自社の強みを考えますが、自らの強みを考える機会も多くなりました。

私の場合、新卒後10年は報道機関、その後公務員として働きました。全く畑が違う組織で働いているというキャリア、そして、報道機関で勤めていたことによる文章執筆やインタビュー術に強みがあるのではないかと考えています。そして、現在はコーチングを学んでおり、強みを伸ばす方向でキャリアを積みたいと思っています。

かつてのブログでも少し触れましたが、1月からは金融機関で働いています。マスコミ→公務員→金融というキャリアもなかなか珍しい気がしますが(金融→公務員のパターンは結構聞きますが…)、それが叶ったのもこれまでのキャリアに加え診断士という資格を取得できたからだと考えています。

「寄らば大樹の陰」という呪縛

この1年、報道機関在籍時に取材した、関西のある中小企業(仮にC社とします)のことを思い出すことも多くありました。

C社は大手電機メーカーに製造した部品を納入する、いわゆる「下請け会社」。創業者の先代社長は、経営というのは「寄らば大樹の陰や。我々みたいな小さな会社が生き残っていくためには、超大手の陰でその恩恵を預かるのが常道や。」というのが口癖だったそうです。

しかし、「大樹」と思われていた電機メーカーはバブル崩壊やリーマンショックといった経済の荒波の中で、合併の道を選び、吸収されてしまいました。その結果、売上のほぼすべてを占めていたC社の取引のほとんどが雲散霧消。そのころ、経営を引き継いでいた2代目社長は、新規のBtoC事業に取り組み、地を這うような努力を経て、なんとか成長軌道に会社を持っていくことに成功しました。私は、取材のなかで、2代目社長が言った言葉、「結局、大樹なんてなかった」という言葉を忘れることができません。

私は世代的に「氷河期世代」にあたるのですが、我々世代から見ても、「寄らば大樹の陰」という呪縛がこの社会にまだまだ残っているような気がします。勝ちパターンは「いい中学・高校」→「いい大学」→「規模の大きい会社で定年まで」。もちろん、最近はその傾向はかなり薄らいだと思いますが、親が子供につかせたいランキングの上位に「国家公務員」「地方公務員」が入ることからも、この傾向はまだまだ続いている気がします。

果たして勤務先は未来永劫「大樹」であり続けるのか、「大樹」の陰で働いている一人一人は幸せなのか、モチベーションや社会的使命を常に持って働けているのか、ということを考えると、いくら公的な組織や超大手と言われる会社でも大樹というのは幻のような気さえしてきます

「選べる人生」の魅力と診断士

私にとって「大樹」である公的組織が幻に映る以上、この1年の転職は必然だった気もしています(転職か独立か最後まで悩みましたが、結果、地元で転職することを得選びました)。

そして、診断士という資格は「選べる人生」を歩むために、とても魅力的な資格だと感じています。私が所属してきた組織では「寄らば大樹の陰」「滅私奉公」「石の上にも三年」といったような、組織構成員に耐えることを求める風潮が強かったように思います。しかし、診断士試験の学習で戦略論や組織論を学ぶことで、組織の在り方に疑問を持ち、さらに合格後、多様な診断士合格者と接することで、様々な価値観に触れることで、「自ら考え、選んだ人生」を送る重要性に気づくことができました

まだ、転職したばかりですが、これからも、「仕方ない」ではなく、自分で選んだ道を歩み、出せる力を最大限発揮していきたいと思います。そして、その際には、「”can”ではなく、”will”で考える」、すなわち、将来やりたいことからをイメージし、そこから逆算することで選択していこうと思っています。

Serendipityを大切に

私が診断士の先輩から教えてもらった言葉で“Serendipity”という言葉があります(かなり前、JR西日本のCMでも使われていた言葉です)。

辞書を引くと、「別のものを探しているときに、偶然に素晴らしい幸運に巡り合ったり、素晴らしいものを発見したりすることのできる、その人の持つ才能」とあります。私の解釈では、「診断士仲間をはじめとする人との出会い、本を読んだりセミナーを受けたりした際の気づきなどのチャンスを逃がすことなく、自分の成長や発展の糧にする力、才能」というふうに考えています。

診断士合格後、「いろんな診断士仲間とも出会い、その人たちから刺激を受けてコーチングを勉強し始め、転職も果たして新天地でやりがいをもって働いている」。これまでに起こった変化だけでも診断士資格を取得してよかったと思っていますが、今後も、Serendipityによる気づき→自らの成長→選択肢の増加→最良のものを選ぶというサイクルをPDCAのように回していくことで、好奇心と可能性に満ち溢れた診断士ライフを送っていきたいと考えています。

それが、先月のブログでも書いた「自分が快適と思えるところで暮らしていく」という目標にもつながっていくのだと思います。

https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12762

皆様への感謝

最後の投稿、これまでにも増して自己満足が強くにじみ出るものとなってしまいまいた(汗)。この1年、お付き合いいただいた皆様に感謝申し上げます。

もしかすると、どこかで出会い、キャリアがクロスすることもあるかもしれませんが、その出会いを楽しみに(そこでSerendipityを発揮したい!)、私の投稿を終えたいと思います。ありがとうございました!

 

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企業内診断士になってどうする https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12856 Fri, 15 Mar 2024 20:00:00 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12856 皆さんこんにちは 三児のパパです。 1年間投稿させて頂きましたが今回で最後となりました。 この1年間で合格された方、次の試験に向けて頑張っている方、今まさに試験勉強を始められた方、色々な方がいらっしゃるかと思います。 今回は改めて企業内診断士について […]]]>

皆さんこんにちは

三児のパパです。

1年間投稿させて頂きましたが今回で最後となりました。

この1年間で合格された方、次の試験に向けて頑張っている方、今まさに試験勉強を始められた方、色々な方がいらっしゃるかと思います。

今回は改めて企業内診断士について考えてみたいと思います。

今勉強されている方も合格すれば企業内診断士という方が多いと思います。(統計上は企業内が多いはず…..)

私も今の会社が好き(メンバーに不満がない)なので、しばらく転職や独立はなさそうです。

企業内だと診断士の役割が非常に見えにくいと思います。

たくさん勉強が必要なのに、資格取得して何するの?という質問を多くの方から頂きます。

診断士がいなくても順調な会社って沢山ありますよね。まあいなくても大丈夫という面もあります。

じゃあ、自分のモチベーションを何で保つの?ってなります。勉強するモチベーションも、資格を維持するモチベーションも、です!

私が思うに

①注目される

 私も小企業診断士と名刺に入れたら取引先とは話のネタの一つになりました。ちなみに中途採用の条件として診断士の資格をあげている会社もあります。取引先からオファー頂きました。笑

②偉くなれるかも?

 会社によっては昇進の為の資格として認めてくれるかもしれません。私の働いている会社では昇進要件として語学や簿記は認められるのに、まだ診断士は認められていません(取っても加点されない)経営陣に診断士がいないからです。私が偉くなったら見直します!笑

③仕事の幅が広がる

私は4月に営業部から経営企画部に異動になります。異動希望を出していたのですが、資格取得前は希望が通らなかったので、今回の異動はまさに資格のおかげですね!

④会社に頼らない

 会社の看板だけに頼らないぞ!という気持ちは強くなりますね!自信にもつながります。

⑤副業のネタ

 診断士同士の交流をすると副業している方が沢山います。補助金申請のサポートなど副業のネタは広がります。

皆さんはどうお考えでしょうか。

資格取得はゴールではなくスタートです。診断士になって何をしようかと思い描くのも大事かと思います。

合格して良い診断士生活を送りましょう!!

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診断士開業「できるかな?」(12) 独立できたかな? https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12849 Thu, 14 Mar 2024 20:00:44 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12849 こんにちは、花柄です。 これまで約1年にわたり、中小企業診断士合格してすぐに独立開業した経験をリアルタイムでお伝えしてきました。 この12回目をもって、私の診断士開業「できるかな?」も一旦の区切りとさせていただきます。 この春に診断士になる方も、これ […]]]>

こんにちは、花柄です。

これまで約1年にわたり、中小企業診断士合格してすぐに独立開業した経験をリアルタイムでお伝えしてきました。

この12回目をもって、私の診断士開業「できるかな?」も一旦の区切りとさせていただきます。

この春に診断士になる方も、これから診断士を目指す方も、それぞれ資格の活かし方はそれぞれですが、将来的に独立を考えている人にとっては、一つのサンプルとして参考にしていただたのかなと思います。

さて、最後となる今回は、診断士として開業してから、よく訊かれた質問についてQ&A形式で共有させていただきます;

 

Q1)診断士で開業してから1年〜2年は食っていけないと聞きましたが、本当ですか?

A1)まあ本当だと思った方が良いですが、もちろん例外もあります。

「足の裏の米粒」と揶揄されることもある中小企業診断士資格、「とっても食えない」というのは、ある意味本当です。

率直なところ、貯えもなく会社をやめて独立というのはお勧めできません。

ただし、例外はあります;

①既にコンサルタント業のお仕事をされており、一定のスキルがある方

②ITや生産管理などにおいて現場力があり、特定の分野で知識が十分が活かせる人

③前職の顧客や仕事をそのまま引き継げる人 

などです。

世の中、書籍でもネットでも、中小企業で独立していきなり〇〇〇〇万円なんて言っている人の多くが上記に当てはまる人です。成功例の裏には多くの失敗例があることを踏まえておくべきです。

こういったことを踏まえた上で、開業するのであれば1年から2年は生活可能な蓄えと、十分な”使える”知識のインプットをしておくべきです。

中小企業診断士といえどもサービス業です。営業で成果を上げるためには、「サービスの見える化」=はっきりと明示することができる経験・実績や診断士以外の資格などが必要です。

 

Q2)中小企業診断士協会には入った方がよいですか?

A2)独立するのであれば入会した方が良いと思います。

各都道府県協会で多少の違いはあると思いますが、中小企業診断士協会(診断協会)に入会すると、各種研修会・研究会への参加などの案内や、情報提供を受けることができます。診断士は資格取得したら終わりではなく、資格継続のための取組みや、時代や情勢に合わせたスキルアップが重要です。

一方で、「診断協会に入っても仕事は来ないよ」というのも本当です。そもそも診断協会の役割は、むしろ会員診断士のためのサービスといった面が強いので、協会からの仕事の紹介に期待してはいけません。

ただ、独立診断士の場合、全て一人でやっていけるわけではありません。横のつながりを持っておくという意味でも、診断協会に入っておくというのは一つの方法だと思います。

 

Q3)プロコン塾(いわゆるプロのコンサルタント養成塾)には入った方が良いですか?

A3)2次試験に合格して中小企業診断士になった方は、入った方が良いと思います。

仕事で中小企業支援をしていた方や、突出した専門分野がある方は別として、はっきり言って中小企業診断士試験の知識だけではプロのコンサルタントにはなれません。実務補習もある意味で、指導員によってお膳立てされたコンサルティングの練習にすぎないと捉えた方が良いと思います。

プロフェショナルとしてコンサルティングの品質向上(=仕事単価の向上)を考えるのであれば、プロコン塾は一つの選択肢だと思います。

 

Q4)診断士資格と取得した人に、独立開業を勧めますか?

A4)お勧めしません。

今、会社員として安定した収入を得ているのであれば、独立はお勧めしません。定年される予定でも再雇用の道があるのであれば同様です。

まずは、副業で開業されることをお勧めします。

独立したいのであれば、副業の間に顧客を確保し、ある程度、診断士だけで収入が見込めるようになってからの独立をお勧めします。

 

最後に

皆様、1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。

私の方は、診断士試験合格後は、プロのコンサルタントになるにあたっての自身のスキルアップに注力した1年でした。コンサルタント養成塾もまもなく修了します。小さい仕事ながらも、「診る、書く、話す」の全てを経験することができました。そういった事においては、まずまず予定通りというところです。

これからの1年は、これまでのインプットを活かすべく、どんどん営業をかけて仕事をとっていきたいと考えています。

上述のA4で「お勧めしません」と書いたのは本心です。

いっぽうで私はその独立開業をして良かったと思っています。この1年でいろいろな人と出会い、指導や刺激を受け、応援をされ、導かれていきました。皆さんに感謝しています。

絶対にお勧めしない独立開業ですが、それでも自分は開業するという方が読者の中におられたら大歓迎です。

いつか一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

最後に、これを読んでくれた方々の、診断士試験の合格、そして成功・活躍を祈念しています。

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二次試験を8回受験した合格者が、受験生にあきらめずに頑張ってほしいとエールを送ります。 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12846 Tue, 12 Mar 2024 20:00:07 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12846 富田です。 お世話になります。 最後の投稿となりました。 私は二次試験にするまでに、二次試験を8回受験しました。 以下は私の受検履歴です。 ここまで年月を要するのは、自分でも時間のかかり過ぎと思いますが、一次試験や二次試験のコツをつかめば、ストレート […]]]>

富田です。

お世話になります。

最後の投稿となりました。

私は二次試験にするまでに、二次試験を8回受験しました。

以下は私の受検履歴です。

ここまで年月を要するのは、自分でも時間のかかり過ぎと思いますが、一次試験や二次試験のコツをつかめば、ストレート合格や2回目での合格も十分可能と思います。

実際にストレート合格や2回目で合格されている方々もたくさんいらっしゃいます。

二次試験を8回受験した私から言うのも憚られますが、二次試験の本質を理解し、効率的・効果的な学習を、ご自身でぜひ見出していただきたいと切に願います。

今まで拙いブログをお読みいただきありがとうございました。

末筆に皆さんのご健闘をお祈り申し上げます。

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個人事業主として活動をすること https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12829 Thu, 07 Mar 2024 20:00:30 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12829 お久しぶりです、チューヤンでございます。ここでブログを書き始めて13回目、今回が最後の投稿となりました。 中小企業診断士試験についてのネタは後続に託すとして、最後に副業ではありますが個人事業主としての活動を振り返り会社員との違いや仕事をいただくコツに […]]]>

お久しぶりです、チューヤンでございます。ここでブログを書き始めて13回目、今回が最後の投稿となりました。
中小企業診断士試験についてのネタは後続に託すとして、最後に副業ではありますが個人事業主としての活動を振り返り会社員との違いや仕事をいただくコツについてお伝えできればと思います。

仕事は与えられるものじゃない

当然と言えば当然なんですが、個人事業主には待ってても誰も仕事は与えてくれません。そして仕事をしないと収入はありません。これが会社員との決定的な違いだと思います。「そりゃわかってるよ」っていう方も多いとは思いますが、マインドまできっちり切り替えができるようになるのは、一度仕事をいただいてみないとなかなか掴めない感覚だと感じます。とはいえ、最初は先輩から仕事をもらう人が多いのでは?というご意見もあるかと思います。実は適当に仕事が振られているのではなく、先輩に選ばれた結果として仕事を勝ち取っているんです。選んでもらえるように行動した結果として仕事をいただいているというのが大半だと感じます。
会社員の方はご自身の部下や後輩に仕事を託すことを想像してみてください。特に事情が無ければこの人なら任せても大丈夫だなと信用できる相手に仕事を振りますよね?考えないとできない非定型業務をいきなり新入社員に任せないですよね?初対面の個人事業主は新入社員よりもさらに信用力の低い状態だと思ってください。この人はどんな性格の人で、今までどんな仕事をしてきてて、仕事に対してどう向き合う人かとか、いわゆる人となりがわかっている人にしか仕事は来ないんです。ですので基本的には1度仕事をしたことのある人でちゃんと完遂できた人、つまり安心して仕事を任せられる人に仕事は集まるというのが実態です。
私が今まで接してきた経営者の方々の考え方ですと、仮に中小企業診断士の知り合いがいない時に中小企業診断士に何か相談したいことがあった場合、まずは知り合いの経営者仲間に聞くことが多いと思います。もしくは一度お仕事をしたことのある他士業の方や銀行の方に相談するでしょう。そして相談されたは相手は前段でご説明の通り安心して紹介できる人がいればその人を紹介します。お察しの通り、新米の個人事業主で、かつ副業なのでガンガン営業するわけでもないという状況で、いきなりダイレクトに経営者から仕事を貰える可能性はほぼゼロです(知り合いの経営者がいるとかでしたら別ですが)。たくさん仕事をして成果を上げてきた先輩に仕事があつまる⇒でも手が足りない⇒誰か信頼できる後輩に託せるものなら託したい⇒確か君、本業で○○業界だったよね?この仕事お願いできる?⇒ちゃんとやってくれる人だな、次も手が足りない時はお願いしよう・・・という仕事の循環の中に入れるかどうかがポイントだと思っています。そのため最初の一声をかけてもらい、この循環に入るためには相応の努力が必要になります。

個人事業主の仕事のもらい方

では、どうしたらよいか?
既に仕事をたくさん回している人に覚えてもらい信頼感を醸成することです。最もシンプルな方法は直接会う機会を増やすことです。名刺、メール、WEB会議等、色々と自分を覚えてもらう方法はありますが、やはり対面で会う以上のインパクトは無いと感じます。仕事をできるかどうかって立ち振る舞い、ちょっとした気遣い、ふとした時の発言等の自然体のコミュニケーションの中に情報がたくさんあると思っています。そのきっかけは様々で、セミナーやイベント、その後の懇親会かもしれないし、ランニング中に会話して仕事につながったなんて話も聞きます。あとは、こういうこと「やってみたら?」みたいなアドバイス系は可能な限り即反応する柔軟さも大切です。この手の話が自分の趣向と合わない人とは続かないと思うので、その人から仕事を貰うのは諦めた方がいいんじゃないかなとも思います。せっかくの自由な個人事業主の活動なので、面倒だなと思う人と付き合うのは無駄ですからね。
そして、会うチャンスを増やしても目立たないと効果が薄いです。自分より若い人だったり必死でがんばってアピールしてる人がいる時に少し引いて譲る人がいるんですが無駄な遠慮です。謙虚さをアピールしているのかもしれませんが、まったく記憶に残らないと思います。話を聞いてもらいたい人がいたら積極的に近くに座る、誰も質問をしないときにここぞとばかりに手を挙げる、しつこいのは論外ですが、この辺も仕事と一緒でいい塩梅にできることが良い印象につながります。いかに良い印象で相手に覚えてもらえるか、こういうちょっとした自己PRという営業活動を意識的にできるかどうかがポイントだと感じます。

さいごに

今回は実際に自身が仕事をいただくまでに意識していたこと、実際にうまくできている同期を見て感じたことをまとめてみました。せっかく中小企業診断士になったら資格を活かした仕事をやってみたいと感じている方も多いと思います。だいたいこういう仕事に関わる場所は周りはみんな中小企業診断士ということが多いと思いますので、資格の有無は関係の無いところの意識が大きく影響してくると感じた次第です。
ここまで13回、1年を通して読んでくれた方、1度でも読んでくれたことのある方、本当にありがとうございました。こういうWEB上で文字だけで目立つ、読んでもらうというのは本当に難しいなと実感できた1年であり、とても良い経験をさせていただいたなと感じております。このサイトでブログを読んでいる方は中小企業診断士か受験生の方が多いと思います。これから仕事でご一緒させていただく方もいらっしゃると思いますが、その際は何卒よろしくお願いいたします。そして受験生の方は、私は別な資格試験ですが、これからも一緒に頑張りましょう!1年間お世話になりました。

何かご質問等がございましたら匿名の質問箱までご連絡ください。
Ⅹ(旧Twitter)にてAASの合格者ブログ更新日(月・水・金)の朝に概要とリンクをポストしてますので、良かったらフォローよろしくお願いします。

Ⅹ(旧Twitter):チューヤン@公認会計士受験生 (@chuyan_jp) / X (twitter.com)
質問箱:チューヤン@中小企業診断士さんの質問箱 (querie.me)

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登録前後の活動記 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12813 Tue, 05 Mar 2024 20:00:43 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12813 こんにちは、仮眠のKです。少し前のことですが、少しだけ夏日のような日がありましたよね。春ってこんな感じだったなと思い出してしまい、気分が春めいてきたところ、翌日の寒気で少しガッカリでした。さて、今回は登録前後にしていたことを書きたいと思います。   […]]]>

こんにちは、仮眠のKです。少し前のことですが、少しだけ夏日のような日がありましたよね。春ってこんな感じだったなと思い出してしまい、気分が春めいてきたところ、翌日の寒気で少しガッカリでした。さて、今回は登録前後にしていたことを書きたいと思います。

 

登録に向けての前後

診断士登録に向けての実務従事や各種書類集め自体がそもそも忙しいのですが、その合間を縫ってやっていたことをご紹介したいと思います。

 

まずは個人事業主としての開業届。どこまで診断士としての仕事をするかは未知数だったのですが、いつ仕事が来ても良いように体裁は整えておきたいと考えて準備をしていました。実のところ、診断士以外にも前からやっている小さな事業があったため、そちらも考えて個人事業主として開業をしました。もちろん本業との兼ね合いがあるため、出来ることは多くありませんが少しずつ手を広げていきたいと思います。余談ですが、屋号を決める際には祖父が使っていたと言われている呼称があり、それを屋号として残す形にしました。

 

次に、身内の会社設立のサポートをしました。診断士の資格は関係ありませんでしたが、こちらも将来的に花開くことを願って今から法人化をしておきました。2年は売上がまともに立たないので、完全にボランティアでアドバイスやらサポートをしています。まだまだ我慢の時が続きますが、いずれ結実してくれることを期待しています。

 

これは登録後になるのですが、登録完了の報告を口実に実務補習の指導教官に連絡をとって、先生主催の勉強会に参加することにしました。先輩診断士とのネットワークも少しずつ広がっていきますし、今年の実務補習生もそろそろ入ってくるのかと思うと楽しみです。

 

つい最近のことですが今年4月に開催されるスプリング・フォーラムに申込みました!ついに野良をやめて協会に入会します。。笑 企業内診断士では得るものが少ないような声もチラホラあるようですが、物は試しということでネットワークを広げて知識を吸収する場としたいと思います。願わくば、自分のスタイルでも問題なく続けられる活動先を見つけてお世話になりたいと思います。

 

最後に

1年間ブログを書かせていただく機会を頂戴しとても光栄でした。試験勉強から登録まで一気に駆け抜けてしまったため、なかなか落ち着いて振り返ることをせずにいた中で、ブログという形で整理が出来たのは私個人として非常に良かったです。試験突破方法や勉強方法についてあまり触れていませんが、試験に対する準備や登録後1年目の緩い活動例等がどなたかの参考になれば嬉しく思います

 

改めて、まだ1年しか経っていないことに驚いてしまうぐらい大きく変化をした1年でした。少し大袈裟な物言いとなってしまいますが、試験後に見える世界がここまで大きく変わる資格も珍しいのではないでしょうか。少なくとも今までとってきた資格ではこのような体験はなかったと思います。是非、資格取得のモチベーションにしてください。

 

診断士としてどこかでお会いできることを楽しみにしております。それでは!

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今年の合格者へバトンタッチ https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12825 Sun, 03 Mar 2024 20:00:47 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12825 皆様、こんにちは!リットです。 過去の投稿はこちらです⇒地獄の実務補習│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)   いやー、頑張った!頑張ったぞ!自分!1年かけて、いろいろなことを書いたぞ! そして今回が最後の投稿に […]]]>

皆様、こんにちは!リットです。
過去の投稿はこちらです⇒地獄の実務補習│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)

 

いやー、頑張った!頑張ったぞ!自分!1年かけて、いろいろなことを書いたぞ!
そして今回が最後の投稿になります( ^ω^)・・・チョットサミシイ

 

私の投稿は具体的なアドバイスもなく、好き勝手に診断士試験を考察してみたり、思い出を書いてみたりと大変自由に書かせていただきました。こんな投稿を暖かく見守っていただいた読者とAAS様に感謝いたします。

もう次の合格者たちへバトンタッチをしていくことになりますね。私の合格から1年間、色々なことがありましたが、今日はお別れの挨拶とともに私の1年で感じたことを伝達しようと思います。

 

相棒達との別れ

人によってはもう15日間の実務補習が終わって、申請まで辿り着けている方もいらっしゃるかもしれませんね。その方たちはもう「先生」として活躍されていくことでしょう。

そして、ふと振り返ればそこには参考書の山が…。感謝や思い出が詰まった1冊1冊をどうしよう…?

 

 

あぁ、わかりますよ。捨てるなんてとんでもない。自分をこの高みまで連れてきてくれた相棒たち。嬉しい時もつらい時も一緒にいてくれた相棒たち。無下にはできませんよね。

もしあなたが受験生支援(予備校講師など)を今後考えているのであれば、まだまだ活躍してくれそうです。その場合は商売道具として、大切に保管してくださいね。

 

ただ、もう診断士の試験には関わりそうもないな、という方がいらっしゃったら、出来る限り早めに処分することをお勧めします。というのも、テキストはまだしも問題集や過去問はまず見直さないと思います。気持ちは分かりますが、棚の肥やしにしておくのもあまり意味がないと思います。

とは言え、まとめて捨ててしまってもいいのですが、先ほど書いたように中々無下に扱いにくいですよね。

そんな時はメルカリなどですぐ売ってしまいましょう。定価で買えばそれなりの価格のするものたちですので、価格設定を間違えなければ、結構すぐに買い手が見つかります

 

ただ、時間が経てば経つほど売れなくなっていきます。毎年新しい参考書が出てきますからね。特に経営法務や中小企業政策のテキストは単体では引き取り手が皆無になってしまうのでバンドルセールを開催して捌いてしまいましょう。

ちなみに私はチャンスを逃し、安くしたのにも関わらず「いいね」が減ってしまうという謎の現象を体験しました。「あ~、これが噂のギッフェン財というやつかぁ~」と確信しましたね(絶対違う)

いずれにしても、もう使わないものを置いておくのはとても勿体無い事ですので早めに処分してしまいましょう。

 

 

中小企業診断士は積極性が大事

そして、診断士の活動は積極性がとても大切です。

自分から手を挙げる、行動をする、を意識しないと、正直何も起こりません。

 

このブログだってそうです。AAS様の採点サービスを受け、そのつながりから「合格者ブログやってみない?」というお声がけをいただきました。もちろん断ることだってスルーする事だって出来ましたが「やらせてください!」との返答をして、今の私があるのです。

 

副業もそうですし、協会での活動でもそうですが、何事も手を挙げていかなければだーれも構ってくれません

 

もしかしたら、最初は無報酬のこともあるかもしれません。それでも最初は勉強と捉え、色々なことに挑戦するのがいいと思いますよ。(ただし、次に繋がりそうもない無報酬労働はきっぱりと断りましょうね。舐められないことは大切ですよ!)

 

 

井の中の蛙にならないように心掛けよう

そして、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあります。

中小企業診断士の試験内容は7教科とかなり広く経営全般に渡っての知識が身につきますが、それでも世の中のほんの一部の事を知るに過ぎません。そしてその身につけた知識も刻一刻と変化しており、自分の中の知識はどんどん陳腐化していきます。

 

勉強することを止めてしまうと、そこで自分の知識もストップしてしまいます。

 

診断士になったがスタート、そこから学びを常に意識していくことが大切ですね。これは自分にもよくいい聞かせたいところです…

 

最後に

令和5年度メンバーでは私がトップバッターでした。なので一足先に抜けさせていただきます。

このような機会をいただけたAAS関係者の皆様には深く感謝を申し上げます。そして何より、私のチラシの裏の落書きのような投稿を見ていただけた読者の皆様に心から感謝いたします。

それではそろそろ今年の合格者たちへバトンを渡します。

1年間ありがとうございました!またどこかでお会いしましょう(*^^)v

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行政職員の中小企業支援現場からお伝えします https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12786 Thu, 29 Feb 2024 20:00:17 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12786 こんにちは。 いよいよ12回目の投稿になりました。地方公務員(♀)のたんぽぽです。 私自身、合格発表から1年が経ち、4月の商工振興課への異動からもほぼ1年。 立場柄、「事業再構築補助金の申請サポートを副業で行っています!」てな訳にはいき […]]]>

こんにちは。
いよいよ12回目の投稿になりました。地方公務員(♀)のたんぽぽです。

私自身、合格発表から1年が経ち、4月の商工振興課への異動からもほぼ1年。

立場柄、「事業再構築補助金の申請サポートを副業で行っています!」てな訳にはいきませんが、

たんぽぽテレジア
行政の中小企業支援・産業振興 部署そのものが、日々「現場」やで

てなわけで、目まぐるしい1年を過ごしてきました。

今日は、そんな「行政職員の中小企業支援現場」についてお知らせしまーす。

■商工振興部署のしごと

1年回ってみて、ざっくり言うと以下のような仕事がありました。

  1. 雇用創出(企業誘致、就職面接会等の開催)
  2. 企業活動支援(設備投資や雇用の促進)
  3. 産業振興(地場産業の販路拡大、ブランド発信)
  4. 金融支援(利子補給など)
  5. 緊急の経済対策(コロナ、物価高騰対策)

また、変わったところではこんなのが。。。

たんぽぽテレジア
「はかり(計量器)」の検査業務補助や。ビビるわ。
フランツ52世
取引に特定計量器を使用する場合「計量法」に基づいて、2年に1回、定期検査を受けなあかんヤツ。
そら、肉300g買ったつもりが、「はかり」が悪いせいで、250gしかなかったら嫌やろ??

うちの市の場合、支所(合併前の町村役場の建物)ごとに、管内の事業者さんに対象となる「はかり」を持って来てもらって計量検定所の方の検査を受けてもらいますが、管内の対象事業者さんに案内を出したり、当日の運営サポートをしたり、広報を担うのは当課の役割でした。

こういった「公正で安全な取引」を守ることも商工振興部署の仕事なのです。

さてさて、こうした行政職員の中小企業支援現場から、今回は「雇用創出」に焦点を当ててお届けしまーす。

■企業誘致

地域の「雇用創出」というのは、全国的な人口減少、少子高齢化の進展の中で、地方自治体にとって重要なテーマです。

例えば「工業団地」的なものを整備して、新たな工場を誘致するために分譲する用地・インフラを整備するというのも自治体の事業になります。

また、工業団地ではなくても、1つの企業、1つの量販店、1つのサービス事業者の進出が地域にあれば、そこに正社員やパートなど、住民の仕事が生まれることになりますし、企業が投資した設備・償却資産について地方自治体としては「固定資産税」が増えるなど、税収増はもちろん、それを財源とした施策の展開にもつながります。

地方への進出を検討される企業さんの相談に乗りながら、「企業誘致」を進める・・・というのは、自治体商工振興部署の重要な業務のひとつです。

企業さんは当然いくつかの候補地を持たれていますので、自治体側から見れば、新規立地企業に対する助成制度を設けるなどして優遇策をPRしています。例えば私の市でも、操業に伴い雇用した市内在住の従業員数に応じた助成金や、投下固定資産の固定資産税を一定期間減免するなどの支援策を展開しています。

企業誘致に熱心だなーと個人的に感じるところに、佐賀県がありますので、特設サイトをぜひご確認ください。

■採用活動支援(合同就職面接会の開催など)

一方、すでに立地されている企業さんの採用活動を支えながら、雇用創出を図ることもあります。

例えば、市内企業を一堂に集めて、新卒学生や一般求職者を対象に開催する「合同就職面接会」です。

こうした事業は、自治体として、ハローワークなどの行政機関とも連携して行うことから、例えば 25年3月卒の新卒学生に対して、24年3月から採用情報は公開できますが、6月までは合同就職面接会は開催できません。大手企業などが前倒しで学生確保に動くのに対し、私たちは、政府や経団連が主導する採用スケジュールを遵守するからです。

たんぽぽテレジア
今、どの企業さんも口を開けば「採用難」言うてはるで。
けれども自分の就職活動を思い出しても、地方のさまざまな企業を隈なく知り得ることには限界がありますよね。
が、本当に地方には良い企業、グローバル・ニッチ・トップ地域未来牽引企業にも選定される企業さんがいたり、名前は知られていなくても「あのメーカーさんの商品をつくってるのか」というOEM企業や、中間財の製造業さんがいらっしゃいます。
こうした地域優良企業をどうPRしていくか、というのも私たちの大きな課題です。
また、合同就職面接会等で、各企業さんの採用PRの手法や広報宣伝物を目にしていると、すでにこのPRの部分で差がついているというのも感じます。
おそらく、中小企業診断士にとっても「採用支援コンサル」という分野は、大きな可能性があるように感じます。

■創業支援

「創業支援」は、自治体にとっても定番のテーマです。

県下では私の自治体以外でも、多くの自治体が創業支援のための補助金を独自に設けています。

で、この創業補助金。
わかりやすいところで、飲食店を個人事業主として開業する・・・といった一般的な例だけでなく、本当に地方では「多様で」「ニッチな」職種での創業案件が見られ、地域事情や人口動態等の背景、地域資源等を加味して、「地域の独自性を活かした創業を支援する」ということには意義があると感じます。

中小企業診断士としては、お住まいの自治体が独自で設けている創業補助金はおさえておきたいところです。

創業は、当然に女性や高齢者も含めた活躍の場としても期待されますし、地域経済への波及や、創業時は代表1人であってもゆくゆくは地域の雇用創出につながることなどが期待されます。

一方で、現場で感じる課題感としては、なんとなく「創業者お1人の仕事」のその先、雇用につながる展開感が掴みにくいところです。
また自治体の創業支援は、創業者にとって身近で相談しやすい一方で、初めての補助金申請・行政との関わりになる部分があり、そもそも「公金の投入された補助金」を活用することのルールをお伝えしていくことも重要になります。

例えば、補助金で得た設備は目的外利用はできませんし、一般的には耐用年数あたりまで自由に処分することができません。

また創業者自身の事業計画が当初はまだ揺らいでいることも多く、創業補助金の(自治体)担当者は創業希望者から相談を受けて、補助金交付を行うまでに長ければ1年近く相談対応しているようにも見えます。

ただ私自身は、その相談対応の過程で学べることがとても大きいと考えています。

自治体職員の事務として、

●補助対象経費や補助率や額の算定、対象経費が補助金交付の目的に合致するかなど、要綱に伴ってしっかり対応する事務的な細かい目線
●市場の動向や販路、事業者自身の強みや資源を聞き出してビジネスのイメージができるか考えるという視点
●創業希望者が何をかなえたいのかという大きな夢を聞きそれを関心を持って聞きながら相手を動機づけていくこと

など、総合的な相談対応姿勢が学べるからです。

担当者は、毎回のニッチな相談に苦労はしていますが、この1年でも成長しただろうと感じます。

■事業承継

「事業承継」は、全国的にもグングン来ているテーマですね。
これがなされることで、産業の維持、雇用の維持も期待されます。

これについては、私の自治体でもまだまだこれから普及啓発をしていかないといけないテーマです。
一方で、すでに市内には「事業承継補助金」を活用し、家族間承継を実現しておられる事例もあるため、承継時に経営革新を行なったポイント等も含めて、市内にご紹介できるような機会を作れればと考えています。

事業承継は

  1. 家族間承継
  2. 従業員承継
  3. 第3者承継

とあり、③については、片方で「創業希望者」が存在する中、彼らにとっても創業時の設備投資等のリスク低減につながる可能性もあることから、「創業希望者」と「事業を承継したい事業者」のマッチングも見据え、「引継ぎ支援センター」が全国の都道府県ごとに設置されています。

私たち自治体も地域のセンターと連携を深めていくことが重要課題です。

■副業人材活用

こんなテーマも、地域の雇用現場に出てきています。

  1. いつか手をつけなければならない業務であることは確かだけど、最優先でもない
  2. 人材を雇用するほどでもないので、社員が隙間時間でやっているがなかなか手がまわらない
  3. 専門業者に委託するほどの高額費用負担はできない

というような、まさに「採用活動のためにホームページを魅力化したい」的な業務について、都市部企業人に副業でやってもらうというようなことです。

すでに、副業兼業マッチングサイトも多く存在しています。

この手法は「雇用創出」にはなりませんが、雇用創出の隙間を埋める人材確保の手法として、地方では注目されています。

令和4年度の国の補正予算で「副業・兼業支援補助金」も創設されています。

人口とともに、都市部に一極集中している中核人材のスキルを、地方に還流させていくことも全国的課題なのです。

私の自治体でも、こういう課題解決の方法もあるよという普及啓発セミナーから始めていますが、まだまだ「副業人材に仕事を頼むってどういうこと?」という疑問を素直に持たれている事業者も多く、継続的な取り組みが必要です。

■最後に

 4月に異動して、途中で国の「物価高騰」に関する経済対策があり、地方自治体に配分された交付金を活用する事業に急遽対応するなど、慌ただしい初年度となりました。

たんぽぽテレジア
そんでも、気がついたら3月きたわ。
フランツ52世
止まない雨は、ないで。

それでも、行政職員の現場として、こうした中小企業支援・産業振興に携われること、新たに法や制度の勉強をする機会に恵まれていることが本当にありがたいと感じます。
引き続き、地方自治体の現場で中小企業診断士資格を活かしていきたいと思います。

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合格発表 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12771 Tue, 27 Feb 2024 20:00:44 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12771 こんにちは、himawariです。 先日、1月31日に診断士試験の合格発表がありましたね。合格された方、おめでとうございます! 残念ながら不合格だった方もいらっしゃると思いますが、何年で合格しようが、合格してしまえば誰も気にしないので、今年の試験で合 […]]]>

こんにちは、himawariです。

先日、1月31日に診断士試験の合格発表がありましたね。合格された方、おめでとうございます!

残念ながら不合格だった方もいらっしゃると思いますが、何年で合格しようが、合格してしまえば誰も気にしないので、今年の試験で合格できるように、頑張っていただければと思います。

偶然ですが、同日に11月に受験した行政書士試験の合格発表もありました。

私の試験の結果は…

無事に合格しておりました!

行政書士試験を受験した理由は、令和4年に診断士試験を受けたときについた勉強癖をそのまま何か他の勉強に転用したく、診断士資格と相性が良さそうな行政書士の勉強を始めました。また、夫が外国人で4か国語話せるので、私が行政書士の資格を取ってビザ申請ができるようになったら、独立してもやっていけそうだと思ったのも、行政書士を受験した理由の一つです。

診断士試験は、長男が1歳10ヶ月、長女が生後2ヶ月の時に一次試験の7科目に合格し、二次試験もそのまま合格できました。子育てはありましたが、育休中で仕事はなかったので、ストレート合格できたのは何となく自分の実力ではないような気がしてモヤモヤしていたので、フルタイムで働いて育児もしながらでも資格に合格できることを証明したくて、がむしゃらに行政書士の勉強をしました。(仕事と育児と勉強の両立については、12月6日に投稿しているので、興味がある方は確認してみてください)

診断士試験を受験したときに、あまり勉強のペースを考えず、7月に過去問を初めて解いて焦った反省を活かし、行政書士の試験勉強では試験3ヶ月前の8月には過去問に着手しました。直近5年分の過去問で満点を取れるように仕上げた結果、点数は高くないですが、独学7ヶ月で一発合格することができました。

テキストは、TAC出版のみんなが欲しかったシリーズの教科書、問題集、過去問集、記述式問題集の4冊のみ使用しました。(診断士試験もみんなが欲しかったシリーズの教科書と問題集のみで一次試験に合格できたので、私はみん欲し信者です笑)

行政書士試験対策においては、過去問を極めることについて、賛否両論ありますが、法律初学者の私でも過去問の完成度を上げる勉強で合格することができたので、間違ってはいなかったのだと思います。

転職したばかりなので、すぐに独立することは考えていませんが、行政書士の資格は将来独立するときの一つの武器になると思うので、今は本業(銀行)と副業(診断士)で経験や人脈を広げていこうと思っています。

次回は3月27日(水)に投稿予定です♪

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2次試験不合格後、今後の受験をどうしようかな・・と思っているみなさんへ https://www.aas-clover.com/tokyoblog/12805 Sun, 25 Feb 2024 20:00:06 +0000 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/?p=12805 みなさん、こんにちは!ありぃです。今日は、中小企業診断士試験 2次試験が不合格で、勉強を続けようかな・・と思っている方々へ向けて、もう一度がんばってもらいたく、診断士の資格を取得して、良かったなと思うことお話ししたいと思います。 2次試験不合格だった […]]]>

みなさん、こんにちは!ありぃです。今日は、中小企業診断士試験 2次試験が不合格で、勉強を続けようかな・・と思っている方々へ向けて、もう一度がんばってもらいたく、診断士の資格を取得して、良かったなと思うことお話ししたいと思います。

2次試験不合格だった年の私は…

2次試験の結果が1月に発表され、私はwebで結果を確認しました。何回みても私の番号はなく、合格は難しいと思っていたものの、結果を実際にみるとやはりがっかりして、しばらくは何も手につかなくなりました。不合格だった方の中には、すぐに次年度の準備を始める方もいますが、私にはその気力がわきませんでした。結局しばらく勉強はせず、すっかり忘れていましたが、5月連休に部屋を片付けていた時に、捨てようかな、どうしようかな・・・と高く積みあがった過去問をパラパラとみて「もう1回がんばってみようかな」と思い立ったのでした。

診断士の資格を取得してよかったこと

仕事が楽しくなる!

中小企業診断士としての勉強を通じ、ビジネスの全体像を理解できるようになったと感じます。経営戦略、マーケティング、財務・会計、人材管理など、ビジネス運営に必要な幅広い知識が身につきました。以前は、自分の所属する部門の視点からのみ物事を考えていましたが、資格取得後は高い視座から会社全体を見渡し、直面する様々な問題に対して多角的な視点から解決策を考えられるようになりました。

いろんな人との出会いが増える!

中小企業診断士として協会に加入し、マスターコースや研究会に参加すると、様々な業種・業態で働く方々や、既にコンサルタントとして活動している方との出会いが増えます。会社員の方は、自社の人としか知り合いになりにくいですが、この資格を通じて多様な人とのつながりが生まれます。異なる考え方に触れることで、視野が広がり、自分にとって新しい知識や視点を学ぶことができます。これは、受験勉強だけでは得られない経験でした。

キャリアアップにつながる!

中小企業診断士の資格は、自分のキャリアにとって大きなアドバンテージとなります。現在お勤めの会社での昇進や、コンサルティング会社、金融機関、公的機関など様々な分野で活躍できる道も開けます。また、会社員としてではなくご自身での開業も可能です。

 

中小企業診断士の資格を取得することによって、初めて気づくことがたくさんあります。私自身は、業務のための資格取得でしたが、実務補習やいろんな方の話を聞くことで、将来的には独立したいと考えるようになりました。多くの方と出会いうことや、経験をすることで、人生の選択が広がります。私も一度は諦めかけましたが、諦めずに勉強を続け、今ではその決断が本当に良かったと感じています。みなさんも、ぜひもう一度挑戦してみてください。応援しています!

それでは、また1ヶ月後にお会いしましょう。

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