読むなら今!2次試験対策として効果的な白書の「事例」

こんにちは。AAS卒業生の典茶漬けです。
いよいよ本格的な2次試験対策シーズンですね。

これから2次試験に臨む受験生の皆さまにとって 「中小企業白書」「小規模企業白書」(以下「白書」)とはどのような存在なのでしょう?

「試験日まであとXX日」と、その日が着々と迫る中、読み物にゆっくり時間を割く気にはなれず、なんとなく後回しにされがちな存在なのではないでしょうか。

確かに白書には「読むだけで即得点アップ!」といった直接的かつ即効性のある効果はあまり期待できないかもしれません。特に初学で1次試験後の今から2次試験の学習を始める方にとっては、白書に時間をかけるよりも過去問に時間をかけた方が効果的だと思います。

しかし少なくとも私は、過去5年間の受験生時代に白書を読まなかった年はありません。白書を読むことは2次試験対策として大変効果的で、多年度生の私が合格する上で必須だったと考えています。そしてその立場からも受験生には、白書の「中小企業・小規模事業者の事例(以下「事例」)」を読むことを強くお勧めします。

白書を使用した具体的な学習方法についてはAASなどプロのスクールにお任せするとして、今回は私自身の経験を基に白書(事例)を読むことで得られる効果についてお伝えします。

貴重な時間を割くのなら、その目的をしっかり認識して効果的に読みたいですよね。

 

白書(事例)を読むことで得られるもの

白書内で紹介されている事例を読むことにより得られる効果として、受験生にとって特に重要だと思うのは下記の2点です。

 

[白書の効果1] 
与件文に埋め込まれた事例全体のストーリーや出題者の意図が把握し易くなる

私が多年度生だった最大の理由は、“視野が狭く、そのことにすら気付けない頑固な受験生だったこと”、です。その象徴として例えば、次のような意識がありました。

「スクールの模範解答や解説に腹落ちできない」

「自分の論点もアリなんじゃないか」

「よしんば模範解答のロジックを理解できても、自力ではとても辿り着けそうにない」

当然ながらこのような意識を放置していては、いつまでたっても2次試験をパスできません。理由は言うまでもなく、この試験の採点基準がアイデアの優劣ではなく、出題者の期待する答案にどれだけ近づけるか、だからです。

そのため、出題者がどういう答案を求めているのかを知ること、つまり出題者の視点で与件を読み解くという意識がとても重要です。そして、その出題者の視点を手に入れるための手段として白書は、私にとってまさにうってつけの素材だったのです。

白書の事例を読み始めてすぐに、自分が思うほど1次試験で学んだ知識やロジックを理解していないことに気が付きました。さらに毎年、内容を咀嚼しながら読み続けていたことにより、自分の理解不足や間違った思い込みも次第に矯正され、AASの模範解答とその解説を素直に受け止められるようになりました。

ご存知の通り白書の事例には、その企業がどのような課題に直面し、どのようにその課題を乗り越えたのか、もしくは過去は何故上手くいかなかったのか等が2次試験の与件文と似た構成で分り易く書かれています。そのため、2次試験の学習をしている受験生ならば、複数の事例を精読すると次第に、企業の規模や業種に関わらず、事業など取り組みにおける成功・失敗には、共通のパターンがあることが見えてきます。

そうなると2次試験の事例問題においても、事例の全体ストーリーを出題者と同じ視点で捉えられるようになり、出題者が与件文や設問文に込めたサイン「ここがポイント!」にも気が付き易くなります。

 

[白書の効果2] 
診断士用語の理解が深まり、適切に答案に盛り込めるようになる(知識の応用力向上)

過去問に何度も取り組んでいると模範解答を覚えてしまい、そこに含まれる言葉の意味を深く考えなくても答えられるようになってしまいます。これでは試験で試される診断士知識の応用力などつくはずもなく、新しい事例問題と対峙した際に対応できません。

この弊害を回避し、合格答案を作成するのに必須の「診断士らしい言葉(用語)の応用力」を高めるという点でも、白書は最高の教材なのです。

白書の事例を沢山読むことにより、1次試験で学んだ用語に別角度から何度も触れることができました。その結果、「なるほど、こういう場合にこういう表現をするのか!」という気づきが増え、用語やそれを含むフレーズを使いこなすための脳内神経回路が太くなるという、過去問の反復では得られない復習効果を得られたのです。

診断士の先生方がその知識と経験を駆使して書かれた事例の紹介文は、受験生にとっては試験で役立つ用語がギュっと詰まった栄養満点スープのようなもの。シンプルで美しい器(文章構成)に盛りつけられて、食(読)も進むし、何よりとても消化吸収(理解)が良いのです。

診断士用語を吸収する学習においては、すでに覚えてしまった過去問に何度も取り組むよりも、白書の事例を読む方がよっぽど効率的だと思います。

さらに、診断士用語をしっかり理解すると、与件文や設問文、模範解答をより深く理解できるようになります。そうなればしめたもの。その用語がキーワードであるとの確信をもって、つまり自分の言葉として、答案に盛り込めるようになります。また、不要ワード(非加点要素)をやたらに詰め込むのを防ぐことにも繋がります。

 


設問で何が問われているか(題意)がわからない、もしくは、合格答案の要素をしっかり押さえているはずのスクールの模範解答や解説が腑に落ちないということは、自分の中にそれを理解できるだけの土壌がない、もしくは不十分かもしれないということ。

その自覚がある過去の私のような多年度生には特に、白書を学習素材として意識的に活用することをお勧めします。

 

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