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H31のB社を深読み③ ルビに込められた意図

こんにちは。AAS東京の三木です。

GW合宿に参加された皆さん、お疲れさまでした。
4事例合計で240点を超えた方はお一人だけでしたが、良くても悪くてもその結果を謙虚に受け止めて、10月の本試験で合格するための実力を鍛えるためのヒントにしてくださいね。

 

平成30年度の事例Ⅱについて、「与件文をじっくりと読み込んでみよう」というシリーズをお送りしています。

<B社を深読み① 歴史を踏まえる> はコチラ
<B社を深読み② ターゲットのセグメント> はコチラ

 

今回は、与件の文章をビジュアル的に深読みします。

 

(名刹 〇〇大師)

 

<B社を深読み② ターゲットのセグメント>では、『和の風情を求めるインバウンド客』にアピールすべきB社の自社情報の一つとして、「苔(こけ)むした庭園」をイラスト入りで紹介しました。与件文で「苔」という漢字にルビ(振り仮名)が振られているのは、常用漢字外だからでしょう。

さて、同じようにルビが振られた漢字があります。
第3段落の「名刹(めいさつ)・古刹(こさつ)」です。

この「刹」という漢字は常用漢字なのですが、なぜわざわざルビが振られているのでしょうか?
この「刹」という字は寺院を意味し、名刹=名高いお寺、古刹=由緒あるお寺、ということですが、日常的に使われる言葉ではないためか、若い受験生の中には意味がつかめなかった方もいましたので、作問者の親切心で読みやすくしてくれたのでしょうか?

 

(古刹 〇〇中院)

 

ここで作問者の気持ちを深読みしてみると、“ぜひ解答に使ってほしい”というメッセージを感じることができるでしょう。ルビもわざわざ表現の一つということですね。

わざわざ表現を読み取ることで、第3問の解答要素である、インバウンド客が思わずSNSにアップしたくなるような写真映えするスポットの一つとして、「名刹・古刹」は外すことのできないキーワードといえるのではないでしょうか。

 

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