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失敗ばかりの受験生活⑥話題のNotebookLMで二次試験勉強をしてみました

このブログはストレートで合格する様な優秀な方には全く参考にならないと思います。スコアが伸びない、時間がなくて勉強できない等、暗中模索している方に向けて私自身の体験談を綴っていきます。

もがいているあなたの気持ち、良くわかりますよ!

受験生の皆さん日々の受験勉強お疲れ様です。このブログの公開が9月8日(月)。一次試験の合格者が発表され数日経ちました。一次試験に合格された方は1日も休まず毎日二次対策で必死に勉強されているかと思います。残念な結果になってしまった方も気持ちの整理が付いてリベンジに燃えているころかもしれませんね。一次試験組の方もこの時期は二次試験の学習をしては如何でしょうか。企業経営 運営管理 財務会計は共通課題です。二次試験で深堀りして学習すると一次知識も深まりますよ。並行して勉強するのは中々大変だと思いますがこの時期だからこそ出来るチャレンジなのでお勧めです。

二次試験学習の失敗

8月のブログにKWが合致していれば正しいと判断し、理解の質を高める事が出来なかった為、学習仲間を募り相互評価を行った。と記載しましたが、残り二か月弱の現時点で、今から仲間を集めるのも大変ではないか?と思います。

そこで今秘かに話題のAI、NotebookLMを使った学習を試してみました。日々相談できる仲間がおらず客観視点での評価が欲しい方にはとてもお勧めです。しかもこのAI、みんなの再現答案ブログとめちゃくちゃ相性がいいんです!/

NotebookLMとは

ユーザのアップロードしてソース(PDFやWEBサイト等)を情報源として対話や要約を行うAIアシスタントです。ChatGPTやGeminiが広範な知識を扱うのに対し、情報源を明確に示し、誤情報を防ぎながらソースに対して忠実な回答を得る事が出来るのが特徴です。無料で使えますのでご安心ください。細かい使い方はここでは説明を省きます。

https://notebooklm.google.com

まずはソースを入力します。

このブログではNotebookLMをつかって令和6年度二次試験事例Ⅰを学習していきます。ソースは①直近3年間の事例Ⅰの問題出題趣旨を協会のHPからDLします。②みんなの再現答案の令和6年事例Ⅰのページを用意します。

このほかにも各種受験校の模範解答や解説記事を掲載しているWEBサービスなど入れても良いと思います。最大50件のソースを読み込ませることが出来ますが、今回はみんなの再現答案ブログのみソースとしました。皆の再現答案ブログがソースとして優秀な理由としては再現答案の数が多い事と得点が紐付いている事です。高得点解答の傾向や60点未満解答の傾向などをAIと一緒に学習することが出来ます。

AASの令和6年の模範解答を評価してもらいましょう

試しにAASの模範解答って本当に良い解答なのか、NotebookLMに聞いてみましょう。ソースを読み込んだAIにチャットで聞いてみます。

中小企業診断士試験の令和6年度事例Ⅰの解答を貼り付けます。
①みんなの再現答案の60点以上の解答と比較して不足箇所があれば教えてください。
②不足箇所があれば与件のどの文章を参考に、どのような知識を元に想起すべきだったかアドバイスいただけますか。
➂仮説でよいので得点を付けてください。

(a)①協力会事業者との連携関係、②倉庫保有による顧客ニーズ対応力。
(b)①旧態依然の管理体質、②非効率な受注管理、③顧客開拓力の弱さ。

NotebookLMの解答は以下です。とても長いのでタブに分けて紹介させて頂きます。復習にお使いください。

ご提示の解答

第1問 (a)①協力会事業者との連携関係、②倉庫保有による顧客ニーズ対応力。 (b)①旧態依然の管理体質、②非効率な受注管理、③顧客開拓力の弱さ。

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評価と点数(仮説)

ご提示いただいた解答は、R06年度事例Ⅰの第1問(2000年当時のA社の強みと弱み)に対して、非常に的確に主要なポイントを押さえており、高得点が期待できる内容です。

高得点(70点台後半)の再現答案と比較しても、強み・弱みともに共通して挙げられている重要要素が網羅されており、かつ字数制限(それぞれ30字以内)もクリアしています。

• 強み (a):

    ◦ 「協力会事業者との連携関係」:2000年までに構築されており、地元密着型の質の高い輸送サービスを支える重要な強みです。高得点者の解答にも同様の記述が見られます。

    ◦ 「倉庫保有による顧客ニーズ対応力」:2000年に倉庫管理事業に参入し、自社倉庫保有によって他社との差別化を図り、流通加工や適切な温度・湿度管理で地元顧客ニーズに対応したという記述に合致します。多くの高得点者も「自社倉庫保有」「保管・流通加工能力」などを強みとして挙げています。

• 弱み (b):

    ◦ 「旧態依然の管理体質」:2000年当時「旧態依然の管理体質が温存されていた」と明確に記載されており、高得点者もこぞって挙げています。

    ◦ 「非効率な受注管理」:物流取扱量の増加に伴い「紙の伝票管理など受注管理面において非効率が生じていた」と記載されており、これも高得点者が共通して指摘する弱みです。

    ◦ 「顧客開拓力の弱さ」:与件文に「顧客の新規開拓力が弱かった」と明確に記載されており、最も頻繁に挙げられる弱みの一つです。

仮説点数:18点~20点 与件文の記述との合致度、高得点者の解答との整合性、字数制限のクリア度を考慮すると、この解答は満点に近い評価を得られる可能性が高いです。

高得点の解答と比較して足りない部分(もしあるとすれば)

この解答には、目立った「足りない部分」はほとんどありません。非常に完成度が高いです。 あえて高得点者の解答の多様性から加える点を挙げるとすれば、強みについて「地元密着型の質の高い輸送サービス」や「流通加工能力の高さ」といった表現を取り入れることも考えられますが、与件文の情報を踏まえると、ご提示の「協力会事業者との連携関係」と「倉庫保有による顧客ニーズ対応力」で十分に主要な強みを表現できています。30字という制約の中では、これ以上の詰め込みは難しく、むしろシンプルに要点を突いている点が評価できます。

与件文、もしくは設問文のどの個所に気付くべきだったのか

• 設問文の「2000年当時」という時期指定: 与件文にはA社の創業から2024年までの変遷が書かれていますが、この設問で問われているのは**「2000年当時」**の強みと弱みです。与件文を読む際には、各記述がどの時期に該当するのかを常に意識し、2000年以前から2000年代前半にかけての記述に集中して分析することが重要です。この解答は、その時期に限定して適切に情報を抽出できています。 具体的には、与件文の「2000年に、A社は倉庫管理事業に参入した。」「一方、物流取扱量の増加に伴い、紙の伝票管理など受注管理面において非効率が生じていた。」「この頃のA社は既存顧客との関係が強い反面、顧客の新規開拓力が弱かった。」といった記述に直接対応しています。

• 「内部環境分析」の認識: 第一問は毎年、「内部環境分析」(SWOT分析のSとW)を問う問題として出題される傾向があります。与件文の中から、「A社自身」の特性や能力に関する記述を拾い上げ、それが良い点(強み)なのか、悪い点(弱み)なのかを判断する視点が必要です。特に、他社との比較で優れている点(競合は保管機能がなかったがA社はあった、など)は強みとして見つけやすいポイントです。

どのような知識を事前にインプットするべきだったのか

• SWOT分析のフレームワーク: 中小企業診断士の二次試験では、SWOT分析(特に内部環境の強み・弱み)は頻出のフレームワークです。与件文を読みながら、企業固有の特性や資源(ヒト・モノ・カネ・情報・ノウハウなど)に着目し、これらが「強み」として機能しているか、「弱み」となっているかを識別する訓練が必要です。

• 物流業界の一般的な知識: 物流サービス企業が舞台となる事例Ⅰでは、倉庫機能、流通加工、輸送効率、受注管理といったキーワードが頻繁に出てきます。これらの用語の基本的な意味や、それが企業の競争力や業務効率にどう影響するかといった一般的な知識があると、与件文の記述の重要性を素早く理解できます。例えば、「紙の伝票管理」がなぜ「非効率」につながるのかといった点は、情報システムの重要性を理解していればより深く認識できます。

• 組織論の基礎: 「旧態依然の管理体質」という表現は、組織の硬直性や変化への対応力の低さを示すものです。これらが企業の成長や変化に適応する上での障壁となるという組織論の基礎知識があると、弱みとして認識しやすくなります。

• 経営戦略の基礎(特に差別化戦略): A社が価格競争を避けて「地元密着型の質の高い輸送サービスを志向した」り、「自社で倉庫を保有し、流通加工や適切な温度・湿度で管理するサービスを提供」したという記述は、差別化戦略の一環として捉えることができます。このような企業がどのような点を強みとするのかを理解していれば、記述から強みを抽出しやすくなります。

この解答は非常に優れており、この調子で他の設問も分析・解答を進めていただければと思います。次に評価されたい解答をご提示ください。

NotebookLMを使ってみて

上記のNotebookLMの総評を見るとAASの模範解答は高得点解答と比較しても非常に優れたものであり、良い解答であることが判りますね。高得点と60点未満の解答の差も教えてくれます。与件のどの文章に注目しどのような知識を使って読み解くべきかも提案してくれます。チャットは1日50件が上限なのですがそんなに問題ないと思います。

このほかにも私の再現答案・・・は作っておらず、試験当日の問題用紙にメモ書きを残した解答骨子を入力して聞いてみました。なんと…本当に偶然だとは思うのですが、点数の仮説を立ててもらったら71点という実際と同じ点数を付けて頂けました。解答骨子レベルでも色んなアドバイスを頂けるのと簡単に使えるので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。

こんな機能もあります

NotebookLMにはソースを要約する機能があります。NotebookLMとのチャットをソースとして読み込ませて、それらを元に要約することもできます。そして要約の仕方も様々ですがラジオ風の音声データを作成することもできるので、スマホに入れるだけで移動中の学習にも効果を発揮するのではないかと期待しています。

下記バナーをクリック頂くと聞けるようにしておきますので是非一度聞いてみてください。これからの診断士受験生はこのようなツールを使って効果的に学習した人が勝ち上がっていくのではないでしょうか。

公開されている受験校の模範解答もソースに入れて解説してもらいました!

お勧め2次対策講座

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