多年度受験生が一次試験を毎年受けることの意義

受験生の皆様、こんにちは。
診断士試験に合格したものの、業務都合上未だ実務補習に参加出来る目処が立っていない「けーちゃん」です汗
初回の投稿時では、私の長い受験歴とモチベーションの維持について紹介しました。

なるべく多くの受験生のお役に立てる投稿をしたいと考えておりますが、
私の受験経験で学んだことを最大限皆様にお伝えするという意味では
やはり6回も受験した経験から成功例や失敗談を共有することかなと考えております。

是非最後までお付き合い頂ければ幸いです。

さて、第二回目のテーマは、「多年度受験生が一次試験を毎年受けることの意義」になります。

冒頭で、「なるべく多くの受験生のお役に立てる投稿を」と前置きしたにも関わらず、
いきなり多年度受験生に特化したお話でごめんなさい汗

目次

二次試験チャレンジの切符

受験生の皆さんならご存知かと思いますが、中小企業診断士試験は一次試験に合格すると
二次試験チャレンジの切符は2枚得ることが出来ます。
すなわち、令和4年度の一次試験に合格すると、当然当年度の二次試験を受けることが出来るのですが、もし仮に令和4年度の二次試験に不合格となった場合、令和5年度であれば一次試験に再度合格しなくても二次試験を再度受験することが出来ます。

令和5年度は一次試験の勉強をする必要が無く、二次試験の準備に充てることが出来るということになります。
ただし、令和5年度の二次試験に残念ながら不合格となった場合に再度二次試験を受けるためには、令和6年度の一次試験から受け直す必要があります。

SNS等を見てると、「初年度は一次試験の学習に集中し、二次試験は2年目に集中して勉強して合格する!」
という受験生の方が結構居るんですよね。そして有言実行で合格されている方が多数いらっしゃる!凄い!!!
(もちろん、ストレート合格されてる方もいらっしゃって本当頭の出来が違うんだろうんなあと感心&落ち込む日々でした笑)

多年度生が一次試験を受験することの意義

前段が長くなりましたが、私はどのような戦略で試験合格まで臨んでいったのかについてご説明します。
まず受験初年度においては「一次試験、二次試験、共に独学でストレート合格してやる!!」という単純かつ熱い想いで勉強しておりました。
少しでも早く診断士になって、世の中の中小企業の為になるんだ!!という高いモチベーションで我武者羅に学習していたなあと遠い記憶が蘇ってきました。。。

だがしかし!初年度に二次試験が不合格となってからは、「来年も二次試験を受けられるけど、もし落ちたら一次試験からやり直し・・・それなら来年も一次試験を受けた方が良いな・・・」
と、非常に弱腰の考え方で、6年間毎年一次試験を受験することにしました。一次試験免除制度ガン無視です(笑)

ネガティブな考えから毎年一次試験を受けることにしましたが、このやり方は少なくとも私にとってはプラスに働きました。
その理由は大きく3点あります。

1.「2年目も二次試験に不合格となったらどうしよう・・・」という不安感を排することができた
2.モチベーションを維持することができた
3.一次試験の学習内容を二次試験にも活かすことができた

一つずつ見ていきましょう。

1.「2年目も二次試験に不合格となったらどうしよう・・・」という不安感を排することができた

私は自他共に認める豆腐メンタルであるため(笑)、二次試験に不合格になった直後にこの不安感が沸々と湧き上がってきました。
初年度に不合格になった後は暫く、「来年は二次試験の学習に専念すれば合格することが出来るのではないか」と一次試験を受験しないことも考えておりましたが、やはり二次試験への連続不合格リスクの方に目を向けました。
この選択肢を取ることによって、2年連続で二次試験に不合格になったらまた1からやり直しという不安感が無くなり結果として二次試験の学習に集中できたのかなと思っております。

2.モチベーションを維持することが出来る

中小企業診断士試験、特に二次試験の学習は個人的にダレる・・・というか疲れます(笑)
80分間集中して解くことに対して苦行のように思える時もありました。
二次試験って中々結果が見えず達成感が無いんですよね。

その点、一次試験は明確な解答があるため成長を実感し易いと感じています。
また、一次試験は繰り返し学習しているので、過去問を解くとある程度の点数を確保でき安心感を得られました。
二次試験の勉強をしつつ、一次試験の問題を解くというやり方によってモチベーション維持をできたかなと考えております。

3.一次試験の学習内容を二次試験にも活かすことができる

これを理由の最初に持ってこない辺り自分らしいなと思っています(笑)
この点についても受験生の多くの方がご存知かと思いますが、
事例Ⅰ→企業経営戦略論
事例Ⅱ→企業経営戦略論+運営管理
事例Ⅲ→運営管理
事例Ⅳ→財務・会計
と一次試験と二次試験の出題範囲には関連性があり、一次試験の知識を有することで二次試験に大分有利になります。
特に事例Ⅳについては、一次試験の学習が全てと言っても過言ではありません。
繰り返し一次試験の学習をすることで徹底した知識を習得する、という意味で一次試験の学習をし続けることに意義はあると考えております。

自分に適した戦略を講じる

勿論、今回ご紹介した戦略が絶対的に有利である訳ではありません。
二次試験の学習に集中して取り組んだ方が効率的であると言われればそれまでですし、私の取った戦略はリスク回避に過ぎないと思っています。
それでも、振り返ってみると一次試験の学習をやり続けた方が私にとっては得策でした。
何より、実務において一次試験で学習したことが活かせるんですよね。
流石に6年間学習したので、覚えの悪い私でも大分知識定着化することが出来ました(苦笑)

どの様な戦略を取るかは皆様次第です。
試験をどの様に乗り越えるか考えることから中小企業診断士の学習が始まっていると言っても過言ではありません。
是非視野を広げて様々な選択肢を検討いただけたらと思います。

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