実務補習で感じたこと。

こんにちは。くろいのです。

前回から約1ヶ月が経ち、今回で2回目の投稿となります。私にとってこの1ヶ月は非常に早いものでした。というのも、2次試験合格後の実務補習と向き合っていたためです。

今回は、現在もなお進行形で取り組んでいる実務補習の内容について共有させていただければと思います。

実務補習について

中小企業診断士2次試験合格後、診断士登録を行うために3年以内に15日以上の実務を行う必要があります。実務は、独自に診断先を探して診断実務の従事を行うか、実務補習を修了するかのどちらかを行う必要があります。合計で15日以上満たせばよいので、全て実務従事で条件を満たす方もいれば、5日間は実務従事、残りは実務補習、といった感じで組み合わせる方も中にはいるようです。

ただ、合格前からご縁があって従事先に当てがあるような人以外は、15日分の実務補習を修了するケースがメジャーだと認識しています。実務補習には「5日間コース」と「15日間コース」があり、「5日間コース」は2月と7~9月、「15日間コース」は、令和3年度においては2月上旬から3月中旬にかけて実施されます。対面での打ち合わせが基本ですが、令和3年度の実務補習においてはオンラインで実施した班もあったという様に聞いています。

今回私は「15日間コース」に取り組んでおり、この記事を書いている時点で15日中のうち10日までを終えた状態です。こちらの実体験を少しでも共有させていただければと思います。

実際にやってみて感じたこと

まずは申し込みからさかのぼりたいと思います。直近年の合格者は、口述試験の合格発表日当日から申し込みが可能となります。15日間コースは例年すぐに埋まってしまうという事前情報を聞いていたので、発表日当日は念のため有休を取得し、無事合格していることを確認次第申し込みを行いました。平日を少なくとも6日程度は休む必要があるので、申し込みの次の日に部長に相談し、何とか承認をもらいました。そこから数週間が経って「実務補習テキスト」が届き、来る初回日に備えて内容を熟読していました。また、ネットを検索して副読本として「コンサルタントのフレームワーク(同友館)」が薦められていたのでポチって読んだりしていました。

1社目はスタッフ数名の個人飲食店でした。5日で1社完結するスケジュールですので、基本的に初日は自己紹介をした後、軽くレクチャーを受けてそのままヒアリングに移ります。そのため、始まる前から事前情報を基にできる限り情報を収集し、質問内容をまとめておく必要があります。特に、提言においては「経営戦略」「マーケティング」「組織・人事」「財務」「情報システム」のように役割分担することが決まっているため、そのテーマに沿ったヒアリング内容を想定していく必要があります。

私の班の場合においては、先方に対して事前や事後の問い合わせは基本的にはしないこと、という条件が敷かれていましたので、実際のヒアリング時間の約1時間で要点を捕捉する必要があります。

この時ヒアリングにご回答いただいた社長もいわゆるプレイングマネージャーでしたので、ヒアリング中に急な用事が入って一旦ストップすることもあり、その辺りは非常に臨場感を感じていました。当然ながら試験問題のように読めば情報がまとまっていないですし、ヒアリング内容が客観的に真なのかどうかも保証されているわけでもないので、必ずしも試験問題を解くように与件文に素直に従えば良いというわけではない、という面でも難しさを感じました。

1日目はヒアリング内容をまとめ、そこから2~5日目で診断報告書を作成し、先方への提案を行います。実際のところ、5日目は先方先に向かうため、4日目には製本が完了していなければなりません。ということは、実質の内容については3日目時点でほぼ確定していなければならず、実質的な報告書の作成期間は2日目と3日目の間の平日で完了させる必要があり、この辺の自分の負荷計画をしっかり見込んでおかないと苦しい情勢になってしまいます。

15日間コースでは、何とか1社目を終えたのもつかの間、すぐに2社目のヒアリング準備に入ります。1社目と違ってスケジュールの概要が分かっている分気持ち楽にはなりましたが、だからといって報告書の作成が簡単になるかというとそういったこともなかったため、個人的には実質的な余裕はあまり変わらなかったようにも思います。

現在の状況は2社目まで完了してこれから3社目に入りますが、これまでと違って大量の前情報を提供いただいており、ラスボス感をひしひしと感じています。この体験についても、機会があれば後ほど共有できればと思います。

以上、ここまでご覧いただきありがとうございました。

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