企業内診断士!

おはようございます!土曜日担当の増田です。
今年もあっという間の年の瀬、みなさんはいかがお過ごしですか?

自分は、年末業務に加えて、勤務先で「改善提案」を出すという課題があったため、その対応に追われていましたその提案事項の一つに「企業内診断士会の設立」を挙げたため、この場をお借りして、調べた内容についてご説明したいと思います。

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診断士合格者のうち、約8割の方は企業に勤務している「企業内診断士」の方と言われています。
合格後も独立せずに勤務し続けている理由としては、
①そもそも自己啓発の一環として受験したものであり、元々独立は検討していなかったため。
②独立を視野に入れて受験していたが、何らかの制約により独立できていないため。
という方々が大半を占めています。

さらに、これらの方々の問題意識について聴取すると、
「診断士試験の学習で学んだノウハウを、業務に活かしきれていない。」
「診断士協会に入ったものの、独立を前提としたプロコン集団の方が中心のため、企業内診断士との間に温度差を感じる。」
といった声が寄せられるなど、せっかく資格を取得したにも関わらず、企業内において診断士有資格者の活用が十分に行えていないことが間々見受けられました。

一方、NECやアサヒビールをはじめ、日本ユニシス、双日、三井物産、富士通など、様々な企業グループにおいては、「企業内診断士会」を設立し、組織内外を問わず情報の共有や、実務による還元を目的とした活動等が行われています。

<NECの例>
会社への貢献・・・社会起業家支援および社会への情報発信により,社会の発展に貢献する。
社会への貢献…NEC グループバリューの実践により, 社内の人づくり・文化づくりに貢献する。
メンバーへの貢献…各々が自らの強みを発揮し,他のメンバーに貢献し,相互に研鑽する。

先進的な取り組みを行っているNECでは、上記の区分に基づき企業内診断士会を運営しています。
その中には、 被災地復興を目的としたプロボノ活動や、診断士試験の学習内容を踏まえた実務への活用策等がまとめられており、企業内診断士として活動するためのノウハウを知ることができます。

各社の取り組みについては、NECやアサヒビールが出版している書籍の他、
診断士協会(https://www.j-smeca.jp/contents/article/2012_02_article.html)や、
J-net(http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/ganbaru.html)等で、
各企業の企業内診断士会の取り組みについて整理されていますので、時間のある方はこちらをご参照頂き、診断士の学習意欲の向上につなげていただければ幸いです。
以上です。

それでは、みなさん良いお年をお迎え下さい!

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