みなさん、こんにちは!
けーたろーです。
2月に入って、口述試験を経た最終的な合格発表が行われましたね。
これまで努力を重ねて合格を勝ち取られた皆さん、本当におめでとうございます。
また、今回は残念な結果だった皆さん、少し休んで、気持ちが診断士試験に再び向き始めたら、そこからまた頑張ってください。応援しています。
さて、今回のブログは前回に引き続き、「実務補習」についてです。
前回は概要をお伝えしましたが、今回はもう少し具体的な、「こうすれば良いですよ」みたいなTipsをご紹介できればと思います。
私が受けた実務補習は8日間コースでした。
前半4日と間を数日開けて後半4日です。
大体、前半4日で、指導してくださる診断士の方の自己紹介、メンバーの自己紹介、役割分担の決定、診断先企業のリサーチ、企業訪問&インタビュー、課題の整理のための議論、各役割分担ごとの課題と解決策のすり合わせ、を行います。
後半4日に向けたインターバル期間では、残念ながら手を休めることはできず、各パートごとに必要なページ数を満たすような文章をWordで書いていく、という作業になります。
そして後半4日が始まれば、各パートの文章を確認、認識のズレを議論によって整理し、全体が一貫した戦略提案となるようにまとめていきます。前半4日でメンバー全員が見ている絵が同じであれば後半4日は少し楽になりますが、後半4日のフタを開けてみたら、意見が食い違っていることがわかり、遡って根本の議論のやり直し・・・なんてこともありえます。よって、前半4日で十分に議論を尽くすことが重要になります。
さて、ここからはTipsですが、順にご紹介していきます。
①講師マネジメントもしっかりと
皆さんが診断される企業は、皆さんの指導を担当されている診断士の先生(講師)の顧問先であることが多いようです。ですので、診断士の先生の頭の中には、その会社の課題が何で、解決策が何で、ということは大体頭に入っていることが多いようです。そんな中で皆さんは自分たちでリサーチした内容から議論を交わし、戦略提案を立案していきます。
講師に答を聞いてしまえば、実務補習は楽に終わるでしょう。しかし、これは今後皆さんがプロの診断士としてやっていくための“模擬演習”ですので、もちろん自分たちで課題を見つけ、それに対してベストな解決策を提案できるようにしましょう。
なお、講師の方は、実務補習の8日間のうちに、これまで経験された苦労話や診断士としてのリアルな現場の体験をお話しくださると思います。そういったところからリアルな診断士の世界を大いに学べると思います。
但し、講師の方の過去の武勇伝をずっと聞いていると、時間はあっという間に過ぎていきますので、ある程度のところで、区切りをつけていただいて、チームの議論に戻るよう、にリーダーの方は「講師マネジメント」を行ったほうが良いこともあります。
②得られる情報は限られている。どこまで迫れるか。
初日もしくは2日目には診断先企業を訪問しインタビューを行います。但しそこで聞き取りできる時間はそれほど多くありません。私たちの時は3時間~4時間程度でした。数時間聞いた程度で、その会社の深層の問題点はわかるはずもなく、「物足りない」と思う方もいるかもしれません。しかしこれはあくまで実際の現場を模した“模擬演習”なので、割り切るしかありません。但し、後工程で行う分析をより意味あるものに近づけるために、講師の先生を通して、財務諸表や販売先一覧、売上構成、組織図など分析に有効な社内資料を開示いただけないかできる限り相談してみましょう。前半2日で得られる情報が多ければ多いほど、分析の精度が上がります。
③報告書には、施策の時系列をまとめたチャートを挿入
みなさんの提案は最終的に1冊の報告書にまとめることになります。
その会社が掲げるビジョンやそれに向かうための戦略の骨子をまとめた一枚もののサマリーと、それに続く、戦略、人事、財務…等の各パートごとの課題と対応策の説明です。報告書は全部で90ページ近くになります。
そのため、それを受け取られた経営者の方は「いろいろありすぎて、全部やらないといけないということであれば、こんなの無理だ」と感じられるかもしれません。
そんなときのために、私たちのチームでは添付資料として、戦略の時系列チャートを作り、報告書の後ろにつけるようにしました。
これを入れることによって、「まず優先順位の一番として、これに着手いただきたい」、「次にこれに着手いただきたい」、「これはまだやらなくても良い(なぜなら余力がまだないから等)」、「この段階に来ると〇〇も××も揃っているので、△△に着手できる」、・・・というような形で示していました。
中小企業は資源も限られていますので、たくさんのことを一度にはできません。
「こういうやり方ならできるかもしれない」というNarrow Pathを通って、いかに改善に結び付けるか。
優先順位をつけて、一つずつ問題を解決し、やがてゴールに向かうイメージを描き、提示するのが経営者にとってもわかりやすいと思います。
④Wordの苦行を受け入れる
報告書はWordで作成していくことになります。私たちのチームはWordでとても苦労しました。各パートで分業して文章を書いたので、いざ統合する段になると「文頭が合ってない」、「章番号のところの文字は見た目同じになっているが、なぜは半角スペースが入っていたり、入っていなかったりで位置が合わない」、「目次の次からページ番号をふりたいがなぜかうまくふれない。」・・・など非常に苦労しました。
私は実務補習を2回経験していますが、2回とも違う要因でWordの仕様に悩まされ、締め切り時間ギリギリまでチームのみなさんと作業をしていました。
実務補習本体の作業のたいへんさと同等レベルにWordの仕様と格闘するのがたいへんだったイメージがあります。
Wordを使い慣れている方であれば「なんてことない」ということかもしれませんが、あまりなじみのない方は覚悟を持って臨まれたほうが良いかもしれません・・笑
(かと言って、このためにWordを勉強しておく必要もないと、私は思います。)
以上、やや取り止めありませんでしたが、少しでも「実務補習」のリアルが伝われば良いなと思って書かせていただきました。
今後のご参考になれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう!








