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【たか50-50】第12回 実務補習ではない選択肢、「実務従事」について

こんにちは! たか50-50です。

今回は、診断士登録に向けた“実務要件”の一つである実務従事について、私の体験談を中心に書いてみます。

目次

実務補習が王道。でも「実務従事」も立派な選択肢

まず前提として、協会実施の実務補習は、チームで企業を診て、現役診断士である指導員のレビューも受けながら進める「教科書的な良い経験」だと思います。一方で、仕事・育児・地域事情などで、日程や場所の制約が大きいという現実もあります。そういう方にとって、民間仲介型の実務従事は有効な選択肢になります。私自身は実務従事は知り合いがいるなどで相談可能な中小企業がないと難しいと考えていましたが、「民間団体が企業紹介・運営実施する研修形式に近い実務従事機会がある」「オンラインで完結できるものもある」という情報に背中を押されました。

3年あるけど、動く人は早い。私は「1年以内」を目標にした

合格後の診断士登録要件としては、二次試験合格後3年以内に実務補習・実務従事の合計が15日(15ポイント)以上が必要です。

制度上は3年の猶予があるとはいえ、周りを見ていると、合格後半年くらいまでに一気に取り切る人が多い印象です。私の場合は、急ぐ必要はないものの気持ちが熱いうちに走り切る方が良いと思い、「1年以内」を目標に取得方法を検討しました。

民間仲介型の実務従事は、だいたい2〜4週間程度で、事業者支援の提案をまとめて発表する形が多く、費用も協会研修より抑えめのケースが多い印象でした(案件・内容により幅はあります)。

そして何より、オンライン完結型があるのが大きいポイントでした。地方在住の方にとって「移動と宿泊」が不要になるのは、現実的なメリットだと思います。

私が経験した2つのケース

ケース①:地方の観光関連事業者――チームで分担し、提案を磨く

ひとつ目は、地方の観光関連事業者の「経営の持続性」を高めるための支援でした。報告としては各チームとも具体的な集客施策を提案していました。

参加者は5〜6名のチームでに分かれて役割分担し、それぞれが担当パートの資料を作り、最後に統合して一本の提案に仕上げます。発表・報告は主にリーダーが中心になって進めました。

この形式の良さは、なんといっても他の方の進め方・考え方が間近で学べることです。ひとつの企業で長年勤務していると考え方や進め方が似通ってしまいますが、様々な企業の方と一緒にワークするのは、観点・スピード・資料スタイル等の違いを肌で感じられとても貴重な体験でした。また、もしリーダーを担う機会があれば、チーム提案を方向付けて一定の品質担保にも配慮が必要となり、リーダーシップの実戦経験としても得るものが大きいと思います。

ケース②:教育サービス事業者――一人でやり切る、社長と向き合う

ふたつ目は、教育サービス事業者の新規事業拡大策。ヒアリングはグループで実施しましたが、その後の提案骨子づくり〜プレゼン資料の作り込みは一人で担当しました。指導役が2〜3回レビューしてくれ、方向性のズレを直しながら完成度を上げられたのが心強かったです。

発表もそれぞれが一人で行うため、社長との質疑応答は当然ながら逃げ場なしの実戦形式。だからこそ、「やり切る経験」「問いに耐える経験」が一気に積めます。さらに、他の参加者“一人で仕上げた発表も聞けるので、視点・思考法・行動結果の違いが学びになります。特に私は、提案がやや抽象的・理想論寄りになりがちなのですが、チームの方々の「明日から何をするかが分かる」具体策の出し方が本当に参考になりました。

実務は「二次試験の世界」と違う。だから面白い(そして難しい)

やってみて痛感したのは、財務分析が二次試験のように「きれいに整形された指標」が最初から揃っているわけではない、ということ。現実には、存在するデータをかき集め、前提を置き、仮説として組み立てる必要があり、ここは正直苦労しました。

また、現代ならではかもしれませんが、私は進め方の中心がAIとの対話(壁打ち)になりました。アイデア出し、論点整理、プレゼンの構成、言い回しの調整。もちろん最終判断は自分で行いますが、壁打ち相手がいることで、思考の反復回数が増えた実感があります。

忙しい。でも、診断士の「第一歩」として確かな価値がある

本業を続けながら取り組むと、時間と労力はしっかり持っていかれます。ですが終わってみると、これは単なる「ポイント取得」ではなく、診断士としての第一歩を現実に変える研修でした。学習してきたフレームを使い、相手の事情を踏まえ、納得してもらえる提案に落とす――この一連のプロセスは、机上の勉強だけでは得にくい経験だと思います。

焦らず、でも“自分の最適解”を選んでください

最後に、今年合格された皆さまへ。

実務補習が合う人もいれば、実務従事が合う人もいます。大事なのは「早く登録すること」ではなく、ご自身の目的の優先度と、時間・場所・体力・家庭などの環境条件から、有効な取得手段を選ぶこと。実務要件は、診断士活動の入口です。入口の形は一つじゃありません。

皆さまが、納得感のある一歩を踏み出せることを、心より応援しています。

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