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【あおたろ】第12回:「何を書けばいいか分からない」あなたへ。SECIモデルで回す2次試験対策

こんにちは、あおたろです。

中小企業診断士試験の2次試験は、初学者にとって非常に捉えどころのない試験です。
私自身、初めて過去問を解いたときは「何を書けばいいのか」まったく分かりませんでした。

例えるなら、経験の浅い若手職人が
「手作り感のある高級仕様の自社ブランド革製バッグを一人で製品化しろ」
と言われるようなものです(令和3年 事例Ⅲ)。

では、どう取り組めばよいのか。

結論はシンプルで、

  • 先達のノウハウを活用し、
  • それを自分の中で再現可能な形に落とし込む

このプロセスを回すことです。

この考え方を整理するフレームワークが、SECIモデルです。

目次

SECIモデルとは

SECIモデルは、野中郁次郎氏によって提唱された組織におけるナレッジマネジメントのフレームワークであり、
1次試験科目の「企業経営理論」でも出題実績があり、2次試験の事例Ⅰでも問われたことのある論点です。

以下のプロセスにより、暗黙知と形式知を循環させながら知識を創造するモデルです。

① 共同化:経験を通じて暗黙知を共有
② 表出化:暗黙知を言語化・可視化
③ 結合化:形式知を組み合わせて発展
④ 内面化:実践を通じて自分の暗黙知にする

2次試験はSECIモデルそのもの

2次試験対策は、まさにこのSECIサイクルを回す作業です。

① 再現答案の活用(共同化)

正解が公表されない2次試験において、再現答案は最重要の道しるべです。
合格答案に「何が書かれているか」を知ることで、熟練者の思考を追体験できます。

② ノウハウの吸収(表出化)

参考書や予備校の講義、受験生支援団体のブログやYouTubeなどは、先輩受験生の暗黙知が形式知化された宝庫です。
情報収集は2次試験対策の土台です。

③ 自分流のカスタマイズ(結合化)

すべてのノウハウが自分に合うわけではありません。
与件文のマーキング方法、解法プロセス、学習ツールなどを取捨選択し、自分に合う形に調整します。

④ 過去問演習の反復(内面化)

確立した解法を過去問で繰り返し実践し、再現性を高めていきます。
課題が見えたら再び①に戻り、サイクルを回します。

最後に

1次試験が「形式知の試験」だとすれば、2次試験は「暗黙知の試験」です。

先輩受験生が残してくれた形式知を、いかに自分の暗黙知にできるか。
それが2次試験対策の本質であり、開眼に至るプロセスだと思います。

本記事が、2次試験に悩む方のヒントになれば幸いです。

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