いよいよ二次試験(筆記)の合格発表が近づいてきました。
年明けに二次試験(筆記)の合格発表で合格を勝ち取ることができれば、そのあとは99%程度の方が合格できるといわれている口述試験です。
合格率が高いのであまり心配する必要はないのですが、合格発表から試験まで10日ほどしかないため、試験直前は焦りを感じる方も多いです。
そのため、時間に余裕のある方は、事前情報の確認だけでもしておいていただければと思います。
というわけで、以下、簡単に説明していきたいと思います。
口述試験とは?
まず、中小企業診断士の二次試験は筆記試験と口述試験の2つの試験から構成されています。
そのうち口述試験は、筆記試験に合格した人が対象とされる試験です。
口述試験の内容
概要
試験の概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 10分 |
| 形式 | 面接(面接官2名) ※参考書等の閲覧は不可 |
| 出題範囲 | 二次筆記試験の事例1~4の与件文に基づく質問 |
試験の流れ(R6年度大阪会場の場合)
試験開始まで
- 時間に余裕をもって会場に到着する
- 所定の時間までに受付をする
- 待合室で待機する(試験室ごとに列になって着席する)
- 順番が進むにつれて、待機室でひとつずつ前の席に移動する
- 前の人が試験室に入ったタイミングで、待機室から試験室前に案内される
(試験室により進行の早い・遅いに差があり、予定時刻より前後します) - 前の人の試験が終わると、試験室に入るように案内される
試験開始後
- 名前と生年月日を聞かれて答える
- 事例●についての質問を受ける(2~4問程度)
- 事例▲についての質問を受ける(2~4問程度)
- 試験が終わり試験室から退出し、そのまま帰宅する
質問内容(私の場合)
具体的な質問内容と、私の解答(間違っている部分はご容赦ください)の抜粋を以下に記載します。
どのような質問が来て、どのような解答をする必要があるか、イメージするための参考になれば幸いです。
事例1
Z社からの受託が部分的になってしまった理由とその解決策は何か。
機動的な物流管理ができていなかったため、Z社の満足度が低かったことが原因。
解決策は、首都圏事業部の強みを県内事業部に取り入れること。
具体的にどのように対策すべきか。
首都圏事業の経験がある2代目が社長をしていたことから、早期にその経験やノウハウを共有し、シナジーを発揮すべきだった。
2024年の配置転換した際に、経営幹部に期待される役割は何か。
県内事業部出身の経営幹部に対し、2代目の長男は首都圏事業の経験しかない。そのため、首都圏事業部と県内事業部の組織文化の融合を進めることを期待した。
事例4
X社に依存することの問題点は何か。
経営状況が、X社の動向に大きく左右される。
X社に対しての交渉力が低下する。
なぜそのようになってしまったか。
X社出身の社長が、受託を獲得しやすいX社向けの事業を優先的に拡大したため。
小規模企業であり、新規顧客獲得のための営業をできていなかったため。
自社で企画・提案できるようになるメリットは何か。
新規顧客の開拓ができ、X社依存からの脱却を進められる。
そうするためにはどうすればいいか。
企画力のある人材を採用する。
企画力に優れた外部機関を活用する。
振り返り
私は、ゆっくり回答する練習をしたり、オウム返しの練習をしたりしていましたが、当日は設問の内容を考えることに集中してしまうので、ほとんど実践できませんでした。
事例企業の特徴については、一部は試験官の方から説明がありますが、説明のない部分もあるので、事前に与件文で事例企業の情報を頭に入れておくことは必須でした。
また、試験前日に妻から電子レンジでゆで卵を作るように言われ、電子レンジを破損させたり、無駄なところに労力を割いてしまっていたので、少なくとも当日と前日くらいはゆっくりと平常心でいられるような環境を作っておくことが好ましいと思います。
試験対策
知識として暗記しておくべき事項は、以下のようになるのではないかと思います。(全事例共通)
- 事例企業の沿革
- 事例企業の重要人物
- 事例企業のSWOT
- 二次試験の設問・解答に関する知識(筆記試験での自分の回答については問われません)
- 一次知識・二次フレームワーク
基本的には、各資格塾やタキプロ等の団体が公開している想定問答集をやっていればある程度の対応はできると思います。
より万全に対策をされる場合には、1~3については筆記試験の与件文を読む、4については各資格塾が公開している解答例を読む、5については二次試験のファイナルペーパーを振り返る、ことでそれぞれ十分な対策ができると考えています。
最後に
ここまでいろいろ書いてきましたが、口述試験では以下の二点を満足していれば合格できます。
- 遅刻せず、試験をうけること
- 面接官とのコミュニケーションが取れること
そのため、当日は試験に間に合うように会場へ行き、試験官からの質問に対して間違っていてもいいので回答を伝えることを意識しておいていただければいいかと思います。
今回は以上です。








