皆さん、こんにちは。
「5年連続第2次試験を受けて、ようやく合格した50代サラリーマン」のけやきです。
このブログが公開される8月4日(月)は、第1次試験受験日の翌日ですので、受験された方の多くが自己採点をされる日ではないかと思います。
自己採点をされた方の中には、「あとちょっとで合格だったのに」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は、私の「あとちょっと」の経験について書いてみたいと思います。
私の「あとちょっと」の経験
第1次試験の「あとちょっと」
こちらは、昨年度(2024年度)の第1次試験の結果です。
試験の翌日に自己採点をしたところ「経営情報システム」が36点で、最低基準である40点に届かなかったため、第1次試験は不合格と思っていました。
ところが、合格発表の9月3日に「経営情報システム」で正解の訂正があり、何とか40点となったため、第1次試験に合格することができました。「あとちょっと」から命拾いした貴重な経験でした。

当初は第1次試験が不合格と思っていたので、第2次試験の準備は9月3日から始めました。試験までの準備期間は2ヵ月を切っていた中、模試もほとんどが申込締切を過ぎており、かなり慌てたことを覚えています。
日本中小企業診断士協会連合会のホームページを見ると、第1次試験の正解は、2021年度から2024年度までの直近4年間、当初発表以降に訂正されていました。今回の自己採点で「あと1問か2問で合格になる」となった方は、是非合格の可能性があると思って、少しでも準備をしておくことをお勧めします。
余談ですが、私はシステムの苦手意識を無くそうと思い、今年の春に応用情報技術者試験を受験し、合格できました。応用情報技術者試験は、「経営情報システム」の科目免除資格ですので、ようやく名実ともに合格できたかなと思っています(完全に自己満足ですが)。
第2次試験の「あとちょっと」
こちらは、過去5年間の第2次試験の結果です。
私の場合、「あとちょっと」のレベルで点数が点数が伸び悩んでいました。

第2次試験は、総合で240点で合格になりますが、過去に「あと7点だった」という年度や、「トラブル(注)がなければ合格していた」という年度があり、何度も「あとちょっと」を経験しました。
(注)2023年度の事例Ⅲでは、一度書いた解答を消し書き直しができなかったトラブルがあり大幅失点した大変苦い経験があります。
「あとちょっと」の状態で、毎年少しずつ工夫をしながら続けられたことが合格につながったと思っています。
「あとちょっと」の人はたくさんいる。でも続けられる人は限られる
今、考えると、自分のことながら「よく続けられたな」と思うことがありますが、その間に頭にあったことは、次の2つの言葉です。
・『成功するまでやめなければ失敗ではない』
・『捲土重来』(以前に敗れた者が、いったん引きさがって勢いを盛り返し、意気込んで来ること)
具体的には、『成功するまでやめなければ失敗ではない』と思って挑戦を続け、『捲土重来』の思いで工夫を重ねてこれたことが、合格につながったと思っています。
私のように「あとちょっと」という方は、恐らくたくさんいらっしゃると思います。
実際に第2次試験で「あと1点で合格だった」や「あと5点で合格だった」という方に、私はお会いしたことがあります。
そんな方が、私以上に努力されているのを、目の当たりにしてきたことも、私がこれまで続けてこられた原動力だったと思います。
合格後に多くの方に会いましたが、「よく5年間も続けられましたね」とのコメントを頂くことがあります。その話を聞くと、恐らく多くの方が途中でやめてしまっているのではないかと思います。続けることは大変ですが、それだけに「続けられた人が合格する」という思いを持ってもよいと思います。
「あとちょっと」の人はたくさんいますが、「あとちょっと」から、あきらめずに続けられる人は限られるのかもしれません。
『続けていれば必ず合格する時が来る』と信じて、続けることをお勧めします。
上記は、私の小さな経験ですが、少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。
皆さんの合格を、心より応援しています!