私の 1次試験対策

皆さん、こんにちは。たかみず7と申します。3回目の投稿になります。今回は、1次試験対策のお話をいたします。1次試験の募集要項はもう入手しましたか? 受験予定の方、申し込みだけは絶対にやってくださいね。

募集要項: https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r04_shiken/R04_1ji_moushikomi_start.html 

(中小企業診断士協会 HPより)

5月~7月の第 2クールは 1次試験受験予定者にとっては、最後の追い込み時期になります。有意義に過ごしていただければと思います。それでは、1次試験全般と各科目に分けてお話したいと思います。

目次

Ⅰ 1次試験全般

① おススメ問題集

皆さんが今使用している問題集です。この時期は新しい問題集に手を出すべきではありません。今使用している問題集をどうしても変えたいとお考えの場合、「過去問マスター」をお薦めします。過去問を単元ごとに編集されており、理解度をチェックしながら勉強を進めるのに最適と思いました。

https://jissen-c.jp/   (同友館 HPより)

② 第2クールの時間割

5月~6月は科目ごとに問題集の総仕上げ (横串)、7月は過去問 (縦串)をベースに取り組むと良いと思います。

③ 問題集の活用方法

とにかく回転数を上げることを意識して、特に苦手科目は 1回転でも多くできるようにしましょう。5月~6月で最低 1回転できれば 2回転、回しましょう。また、本番では 60点取ればいいので、理解できていないところは思い切って捨てることも必要です。第 2クールは取捨選択の時期でもあります。

④ 過去問の活用方法

法務と中小以外の 5科目については、最低 5年分はやりましょう。合格レベルの方だと、本番は時間が余ると思うので、2次試験ほどシビアなタイムマネジメントは必要ないと思います。午前科目 45分間、午後科目 60分で解くのが目安かなぁと。それより、A・Bランクの問題は絶対に落とさないように、もし間違っていたらしっかり復習しておくことが大事です。また、D・Eランクの問題の肌感を知ることも大事と思います。

⑤ 2次試験の勉強 (初年度生)

1次試験の前までに、最低 1年分の過去問をやっておくことをお薦めします。1次試験合格後は多年度生とも同条件で 2次試験で戦うことになります。

⑥ 2次試験の勉強 (多年度生)

第 1クールでつけた実力が落ちないように、ご自身のスキルを維持・メンテしておきましょう。1次が不合格だと元も子もありませんので、バランスが難しいところですが・・・。

Ⅱ 1次試験各科目

受験生の皆様はバックグランドがそれぞれ違うので、科目ごとに得手不得手があります。以下に「私の場合」を表でお示しいたします。皆様はいちいち表にする必要はありませんが、ご自身の得点源や得意論点、苦手論点、捨て問候補等、イメージを持っておきましょう。特に重要なのは、自分の実力を客観的に見て、捨てるところはバッサリ切ることです。ちなみに、私は暗記が大の苦手です・・・。

1日目

科目 目標 R3点数 論点 勉強方法他
経済学・経済政策 60~72 72 経済政策 暗記しきれないし範囲が広いので、大きな流れ (リーマンショック、東日本大震災 etc.程度)から、解答を想定する。半分くらい取れれば御の字。
マクロ ケインズ経済学の IS・LM分析まではしっかり理解、AD・ASやマンデルフレミングは捨て問候補。
ミクロ 消費者行動、企業行動、経済厚生等はグラフを実際に書いて理解する。
財務・会計 64~80 64 計算問題 2次試験事例Ⅳに繋がる財務分析、CF計算、CVP、NPVは 100%理解しておく。計算問題は満点狙い。
暗記問題 為替は直前の休み時間に見直して、コール・オプションとプット・オプションを図で覚えておく。簿記を含めて、後は 5割を目指す。
企業経営理論 55~65 76 経営戦略論 とにかく、本番で問題文を正確に読み取ることをトレーニング (SWOTや PPM、成長戦略は 2次試験でそのものズバリは出ないが、染み付いているので)。
組織論 相対的に難しいが、2次試験頻出論点 (組織構造と文化、動機付け理論、リーダーシップ論 etc.)中心に。労働法は捨て問候補。
マーケティング論 事例問題はある程度常識で解ききる。
運営管理 55~65 65 生産管理 業務で生産部門もある程度知っていたため、普段業務を意識しながら勉強。 特に IEの一連の流れに注力。
店舗管・販売管理 在庫管理はしっかりやる。マーチャンダイジングの計算問題は得点源。店舗法は捨て問候補。
物流 物流センターとバーコード等の情報管理をしっかりやる。

2日目

科目 目標 R3点数 論点 勉強方法他
経営法務 52~60 60 会社法 すべて覚えきれないので、株主の必要数等、大雑把に覚えておく。
知財関連 業務で関係していたので、特に特許をベースに、他の知財を勉強。
民法 範囲が広すぎるので、改正論点、「遺留分」「期限の利益喪失」は取れるように。後は捨て問候補。全体で、半分程度取れれば御の字。
経営情報システム 52~64 60 情報通信技術 ソフトウェア、インターネット、LAN関連に注力。ハードウェアは基本捨て問候補。
経営情報管理 システム開発は難易度が低いので、とにかく得点源に。
ガイドライン 覚えきれないので、業務で馴染みのある ISOをサラッとやる。
統計 完全捨て問候補。92点満点と思い込む。
中小企業経営・中小企業政策 50~60 48 白書 1部 覚えきれないので、代表的な指標と傾向 (上がったか下がったか)を大雑把に勉強する。半分取れれば御の字。
白書 2部 最新の TAC スピードテキスト・問題集を繰り返し見て覚える。6~7割を目指す。
中小企業政策 中小企業基本法をベースに一通りは学習し、6~7割を目指す。

いかがでしたでしょうか。捨て問候補が多くても、十分に合格できることを実感していただければと思います。また、目標と結果の乖離していることもお気づきになると思います。これは、1次試験は難易度が年によって変化しているため、目標を上振れすることも下振れすることもあるということです。ですので、科目ごとに一喜一憂せず、7科目トータルで 420点以上を目指しましょう!

Ⅲ おわりに

かなり主観が入ってしまいましたが、1次試験の最後の追い込みにご活用いただければ幸いです。次回は「採点講師をやってみて」というテーマでお話ししたいと思います。ヤバい、愚痴 100%になるかも・・・。お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。水曜日はむりんさんです。むりんさんのブログも是非ご覧いただき、いろいろな 1次試験の勉強法を実感していただければと思います。それでは、むりんさん、よろしくお願いいたします。

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