口述試験の経験(当日の流れを中心に)

こんにちは。石猿です。

2次筆記試験から1ケ月以上過ぎましたが、この1ケ月、どのように過ごされてきましたでしょうか?再現答案の作成や予備校の解答速報会への参加等々、行った方も多いのではないかと思います。そして、既に口述試験の準備を始められている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は私の口述試験の経験について書いてみたいと思います。

 

口述試験に向けた準備

2次筆記試験終了後、再現答案の作成等は行ったものの、感触はそれほど良くなかったため、1ケ月以上勉強からは遠ざかっていました。そのため、口述試験の準備は全く行っていませんでした。運よく2次筆記試験に合格しており、その結果に驚きつつ、急いで口述試験の準備を開始しました。2次筆記試験合格発表後の一週間で以下のようなことを行いました。

・事例文と模範解答を複数回読むことから始める(声を出して読むことも)
・想定問答集を可能な範囲で集め、出来る限り目を通す
・想定問答集の質問に対して、時間を図りながら声に出して説明する
・合格発表の翌日に、L社の口述試験対策講座にオンラインで参加(講師からの説明のみ)
・合格発表の翌々日に、中小企業政策研究会の模擬面接にオンラインで参加
・口述試験の前日にAASさんの模擬面接に参加(リアル参加)
・AASさんの模擬面接の帰りに試験会場までの行き方を下見

口述試験当日の流れ

自分の試験時間は13時36分からでした。試験会場の近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら最後の勉強をして、12時半前に喫茶店を出発し試験会場に入りました。試験場の入口で検温があり、受付終了後、大きな控室に入って待機しました。その大きな控室では、試験開始時間毎に呼ばれるので、自分の時間が呼ばれたら2Fの小さな会議室へ移動しました。そこで受験票にある班毎の受付を行いました。更に別の会議室に移動して待機し、時間になると係の方が横に来てくれて受験番号と名前を確認の上、面接の試験室まで案内をしてくれました。移動中の会話は特にありませんでした。試験室の前に座って待っているときに、係の方から会議室の入り口の左側に机があるので、そこに荷物を置くように言われました。そこでの待ち時間は短く、すぐに試験室に入るように言われました。ノックして入室し、挨拶をした後、言われていた通り入り口左の机に荷物を置くと、面接官から着席するように言われて、挨拶をしつつ着席しました。面接官は2名で、面接官との間にはアクリル板があり、距離は3~4mくらいあったように思います。右側の面接官から、名前と生年月日を和暦で答えるように言われて、そこから面接が始まりました。最初は左側の面接官から質問が始まったのですが、その面接官は見た目からしていかつい感じで笑顔は全くなく、厳しい雰囲気を醸し出していました。その面接官からは、A社について2問聞かれましたが、2問とも自分の回答が終わると同時に、「他には?」という質問が来ました。一瞬答えに詰まるところもありましたが、正しいかどうかは別として沈黙は避けたいと思い何とか捻り出して回答しました。その回答に対しては特に反応はありませんでした。3問目からは右側の面接官からB社について2問聞かれました。こちらの面接官も、最初の面接官のような圧迫感はないものの、笑顔はなく淡々とした感じでした。自分の回答を聞いているときも特に反応はありませんでしたが、2問とも追加の質問はなく、そのまま面接は終了しました。
感想としては、自分が受けた口述試験は合格させるための試験という雰囲気ではなく、特に最初の面接官については圧迫面接のような感じで、最初の回答で何を答えたとしても、「他には?」という質問が来たのではないかという感じでした(自分の回答が不十分だったのもあるとは思いますが)。そのため試験を受けた後の達成感・充実感というのはあまり感じることが出来ず不安の方が大きかったですが、その中でも沈黙は最小限に抑えて何とか話し切ることは出来たとは思います。また自分にはそこまでの余裕はありませんでしたが、もし余裕があって質問に対して3つくらいの切り口を思いつくことが出来た場合には、最初からすべての切り口を説明するのではなく、2つだけ説明をして、「他には?」という質問が来た時に3つ目を説明するという作戦も考えられるかもしれないです(最初に面接官を見て見極める必要があるので積極的にお勧めできるやり方ではないかもしれないですが)。

 

口述試験を終えて

口述試験対策はもっと早くから始めておけば良かったと思うところはありますが、筆記試験の発表を見た直後から動き始めて、一週間の中で出来るだけのことはやったとは思うので、試験当日もある程度落ち着いて臨むことは出来たと思います。実際の口述試験は圧迫面接のような感じもあり、試験生活の最後としては多少の後味の悪さは残りましたが、今後診断士として活動していく中では実際にこのような場面も出てくる可能性はあると思いますので、その時のための経験値として活かして行ければと前向きに考えています。

 

来年1月の口述試験を受けられる方は、焦る必要は全くありませんが、最後まで悔いが残らないようにできる限りの準備をして頂ければと思います。

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