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1次試験→2次試験への切替に向けたヒント

こんにちは、くろいのです。

この土日は1次試験でしたね。受験された皆様、大変お疲れさまでした。ひとまずプレッシャーから解放され、束の間の休息を取られる方もいると思います。2次試験当日まで心が燃え尽きることがないよう、気持ちの切替とモチベーション維持に留意したいところですね。

さて今回は、そんな1次試験が終わったタイミングから、2次試験に向けていかに追い込んでいくかをテーマにしてみたいと思います。

まず前提として、2次試験までにやるべきことというのは各個人の立場によっても様々なものになってくると考えます。特に、初回受験者と二回目以降の受験者とでは方針が大分異なってくると思われます。

その中でも今回は、これまで1次試験にコミットして無事に突破したは良いものの、2次試験の前提知識が少なくてこれから本格的な対策を考えなければならない。
そんな境遇の方々がこれから本番までにいかに対策を立てていくか、私自身の体験も思い出しながらヒントを提示できればと思います。以降、箇条書きで展開していきます。

  • 理想的な時間配分のイメージを持つ

2次試験は事例として与件文が与えられ、それに対する設問に記述式で答えていきます。1次試験のように設問が一問一答で独立しないので、問題を読み始めてから実際にマス目を埋めきるまでの、計80分のプロセスを事前に準備しておくことがが非常に重要となります。

もし80分のプロセスについて全くイメージを持っていない場合は、過去の合格者が発信する情報を元に理想となる手順を作っておきましょう。

情報収集のおすすめは、現時点ではyoutubeだと考えています。たくさんの方や予備校が動画でノウハウを解説されているので、気になるサムネイルがあればチェックされてみると良いと思います。特にこちらは、高得点合格者の方が実際の解答プロセスを動画解説されており、非常にイメージしやすいと思います。ひとまずこの動画の手順を理想として、自身を近づけていくイメージを持ってみてください。

  • 1次知識を「書く」練習をする

点が伸びない人のパターンにはおよそ2パターンに分類できると思います。一つは「与件から関連部分を抜き出すことはできるが、適当な1次知識を持ち寄って書くことができない」という人で、もう一つは「1次知識に基づいて一般論を列挙することはできるが、一般論のままで与件文との整合性が取れない」という人です。

どちらもあと一歩で合格水準になりそうだとすると、どちらのパターンが有利でしょうか。様々な意見があると思いますが、個人的には「一般論しか書けない」人の方が有利だと考えています。というのも、与件文を意識することは割とすぐに慣れることができますが、1次知識を文字に起こすことができない人にとって、それができるようになるにはそれなりの練習と準備が必要となると思われるためです。

そこで、まずは一般論レベルの内容を指定文字数で説明できるように訓練すると良いと思います。ある程度ストックがたまってくると、設問文を見ただけである程度筆を走らせることができるようになってきます。このことが、何よりも自信と安心感に大きく貢献してくれるので、メリットは大きいと思います。

  • いろんな模範解答を比べる

2次試験は公式の解答が存在しないため、各受験支援機関の出す模範解答にもばらつきがあります。初めてその事実が分かったときは、じゃあ結局正解は何なのか、と戸惑う方もいると思います。

ここで意識したいのは、受験支援機関の提示している解答というのはあくまで考え方としての一つのサンプルを提示しているに過ぎないということです。つまり、そこから最終的にベスト答案を考えるのは自分であるということです。

もっと言えば、解答そのものを比べるのではなく、その解答を出すまでのプロセスを見比べてみて、最も自分にとって納得感のある考え方ではこういう答えになるよね、というのを時間をかけて吟味していただくのが良いと思います。できれば過去数年分、最低でも最新の過去問を使って行ってみていただくと良いと思います。

  • 以上をひとしきり試した上で過去問を解く

当たり前ですが、実際に解くという作業は必要です。ただし、解く前に上に挙げた内容をひとしきり試してから過去問にトライする形にしていただくと、解くことによる効果がより大きくなることが期待されるでしょう。

ちなみに、ここまでの内容は事例Ⅰ~Ⅲについての内容となります。事例Ⅳについては、過去問をベースとした演習量がモノを言うというのが現状の実態だと思いますので、練習あるのみです。

今回は以上とさせていただきます。これから2次試験に向けて準備する皆様にとって、少しでもヒントとなれば幸いです。ありがとうございました。

 

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