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タイムマネジメント

「ときはいま」50代後半の技術屋です。1次試験までは1カ月半、2次試験までは4カ月になりました。中小企業診断士試験合格を目指して、受験生はみんな勉強をして合格できる知識を習得しています。その中で最後に大切になるのがタイムマネジメントだと思います。特に2次試験は80分で完璧な解答をするのは不可能です。なので、どういう解答プロセスで解答を組立てるかをオートマチック化しておき、時間の割り振りを決めておくことが重要です。

タイムマネジメントは実践

80分の解答プロセスはさまざまな人が公開しているので、このブログや他の媒体でもたくさん見られるはずです。人によってさまざまなので、自分にあったプロセスを作り上げてほしいと思います。さらに重要なことは、『繰り返し練習して改善を重ねること』です。解答プロセスを決めてそのとおりの手順を正確にやると、最初にうちは時間が足りなくなります。それぞれの作業が時間通りに収まらなかったり、やるべき作業が抜けたりします。しかし何回も繰り返すと、作業自体はオートマチックに進められるようになり、時間内に収ますようになります。また、簡略化、省略できる作業がみつかったり、マーキングなどのやり方を改善することもできるようになります。

私のタイムマネジメント

1次試験のタイムマネジメントは、
・つまったらパスして後で戻る、
・計算問題からやる、
の2つくらいでした。

2次試験のタイムマネジメントは毎回結構工夫したつもりですが、大切なのは練習・実践にあるということは実感しています。とりあえず、合格した4回目のものを例として出します。合格年には、過去問や予備校の新作問題を解く前に下記の解答プロセスを白紙に書くことを毎回やっていました。各作業の完了予定時刻も書いて、実際の完了時刻との予実チェックをしていました。そうすることで何に時間がかかっているのかがわかり、プロセスの時間配分を見直すこともありました。これを繰り返すことで作業のオートマチック化と効率化が実現できたと思っています。

事例I、II、III

準備 1min
・設問数、解答文字数、与件ページ数、図表の有無 など確認
・与件企業概要把握(第1段落)
・相談内容、課題(最終段落)チェック
設問 5min
・題意、制約(目的)、NG制約、与件リンク
・切り口候補、設問の関連 ざっくりと
与件 14min
・マーキングしながら精読
強み/機会、弱み/脅威、課題・社長の想い、時制、設問とのリンク

整理 10min
・全体課題、テーマ、全体戦略 できれば書く
・設問ごとに
題意、制約・目的・NG制約 を確認
・与件リンク確認して設問と段落の関連付け
・切り口設定
解答骨子 10min
・切り口ごとに「因果」、あるいは「誰に・何を・どのように」を整理
・見直し(未解決課題、未使用段落 確認)
解答記入 35min
・1問7、8分
最終チェック 4min *バッファの意味もあり
・題意、主・述、誤字

事例IV

準備 1min
・設問数、第1問、記述問題の数 確認
・BS、PLなどの財務諸表 確認(PLがない年度もあった)

財務諸表 5min
・BS、PLからざっと計算して 良い点、悪い点 把握
・第1問の候補あげておく
設問 2min
・分類(CVP、投資判断、記述など)確認
・記述問題は、題意、制約 を確認する
与件 5min
・マーキングしながら精読
解答戦略 5min
・解答する順番決める(基本は、第1問、記述、簡単そうな問題から)
・記述問題は与件リンク確認
解答 60min
・1問15分
最終チェック 2min
・第1問 正しい枠に解答していることを確認(優れたと課題などまちがったところに記入していたことがあった)
・単位、四捨五入などの制約条件、絶対値/差額などの確認


できることは、今できることをしっかりとやりきることです。中小企業診断士試験の受験生のレベルは上がっていると思います。その中で合格するためには訓練と実践になるのかと思います。『誰でもできることを、誰もができないくらいがんばる』ことが合格への道かもしれません。暑くなりますががんばって勉強しましょう。

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