診断士試験は過去問に始まり過去問に終わる

皆さま、おはようございます!ウーノスです。

同期合格組が続々と官報掲載される中、私はまだ診断士登録前の身なのですが、ようやく来月行われる実務補習を終えて登録申請できるところまで来ました。正直、診断士になるために合格後もここまで時間が掛かると思っていませんでした…

さて、5回目の今回は、私の二次試験の勉強方法やノウハウについて書いていきたいと思います。

 

過去問に始まり過去問に終わる

二次試験においても過去問は最重要だと考えています。もはや過去問に始まり過去問に終わるといっても過言ではありません。試験問題は、試験委員である大学教授の先生方がモデルとなる実在の企業へ取材を行ったうえで、数か月間練りに練って緻密に計算して作り上げられていると聞いています。したがって、与件文には、ほとんど無駄がなく真にこれ以上ない良問であるため、この良問に繰り返し取り組むことが合格への最短距離であると感じました。

ちなみに私がどの程度過去問に取り組んだかと言いますと、事例Ⅰ~Ⅲは古い過去問だと現在と傾向が変わっているため、直近6年分×4回(3回目は解答骨子のみ)、事例Ⅳは10年分×3回ということで、通算102課題やりました。

なお、以下の表のように、全ての設問に対する問題点、原因、対策、必要となるキーワードを記載し、次回は対応できるように一つ一つ潰していきました。

 

年度 事例 設問 問題点 原因 対策 必要なキーワード
R1 1 市場機会の縮小に伴う売上減少、過剰な部品在庫に伴う費用増大の観点で書けていない。 「ビジネス」として、という部分の認識が不十分 事例Ⅰの設問1はSWOTが来る。内部と外部のどちらも解答には取り入れる。事例Ⅰであっても、目指すは売上向上と費用の減少は大事
2 肝心の企業風土がしっかりと書けていない。 「切迫感がない」の読み取り。切迫感がない企業風土→全社的な計数管理が行われていない、という構成 設問の読み込みと対応の練習 ゆでがえる
3 因果が不足している。 因果を意識できていない。 始めにメモで「因果」書く必要あり。
今回であれば因果は…
因:ニーズ収集→果:ターゲット絞り込み
因:市場との結びつき→果:販売チャネル構築

 

問題を解くうえで意識していたこと

二次試験の問題を解く上で私が意識していたことを以下に挙げさせていただきます。

 

問われたことに忠実に答えること

これが最も基本的且つ重要かと思います。設問の題意にきっちり沿った答えであるか否かによって点数が大きく変わり、題意を外している場合には大事故(ほとんど点数が付かない。)にも繋がりかねません。

奇をてらう解答は必要ない。

他の人との差を付けようとして、違った視点で解答しようとする必要は全くありません。意識すべきは、多面的な視点でとにかくモレなく、ダブりなくのMECEで解答を導き出すようにすることであると思います。

過去問演習を通して引き出しの数を増やし使いこなせるように

過去問を繰り返し解くことによって、問われていることは大きく変わっていないということがお分かりになるかと思います。問題を解く上で、どの程度引き出し(よく使うキーワードやフレーズ)を用意しておけばよいか、という相場観のようなものも身に付きます。加えて時間内に解答するためには、設問に応じて素早く自在に自分の持っている引き出しを開けられるようになることが大切となります。

解答骨子の作り方

私も最初の頃は解答骨子を丁寧に作っていましたが、勉強を進めていくうちに1分1秒でも時間が惜しくなり、最終的には引用する段落やキーワード・フレーズ等のパーツをメモ用紙に書くだけに留め、それを頭の中で合成しながら解答を作成するようにしました。最初のうちは、なかなか難しいかと思いますが、そういったことが出来るようになるまで事例問題を繰り返しやり込むことをおすすめします。

 

一次試験まで2ヶ月を切りましたね!
これからの追い込み次第で、まだまだ得点はアップします。事実、私は本番2ヵ月前の模試から総得点を70点以上アップさせました。
一次試験に不安がある方は、体調とのバランスを考えながら頑張りすぎ頑張っていきましょう!

私は来月いよいよ初の実務補習に参加してきます。次回は実務補習の様子も少しご紹介できればと思います。

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