R01年度事例3(得点 53点)

第1問(配点20点)

強みは①金属熱処理技能士資格を持つベテラン作業者の品質保持力②汎用機械加工機の扱になれた作業者の個人技能によって支えられている加工品質力、である。

第2問(配点20点)

効果は生産量2倍に対応可能となる新工場建設による生産能力の向上、熱処理工程を加えた一貫体制の強化である。リスクは後工程引取方式と従来の生産計画等の混在による納期遅延の発生とそれによる信用を失うこと、である。

第3問(配点40点)

(設問1)

新工場の在り方はセル生産化である。具体的には①作業者の個人技能を元に作業標準化を図る事、スキルの教育をすすめる事②作業に最適で前後工程とのつながりを加味したレイアウトを検討することでX社以外の自動車部品の量産加工の体制を整えること、である。

(設問2)

必要な検討は①生産計画面では納品3日前にX社から確定情報が届くが、機械加工部品の材料調達のリードタイムは1週間かかるため材料商社と契約の見直しが必要、②生産統制面では後工程引取方式と従来の受注生産を別々に管理するため、差立方法の仕方や余力・進度・現品の効率的管理の検討が必要である。

第4問(配点20点)

戦略は①熱処理加工を加えた後工程引取方式の強みとしてX社以外の自動車部品市場の開拓を図る、②従来の生産計画と差立方法を電子データ化し外注かんばんシステムと連携することでさらなる生産性の向上を図り、リードタイム短縮やコスト削減を進める。

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