教材と勉強時間、それともうひとつ大事な勉強道具の話

こんにちは、先週末は小型船舶免許一級の学科試験を、満点で突破したスローパンダです。

中小企業診断士の一次試験と比べものにならないくらいの出題範囲ではありますが、また、スロースタートでした……。が、今回は、中小企業診断士試験で培った、色々な学習のコツを使ったので、短時間で満点がとれたんだと思います。

今回は、その中から二次試験にも一次試験にも使える文房具、筆記具、ステーショナリーのお話です。

目次

おすすめは断然、紙と鉛筆

以前も書いた気がしますが、最終的に勉強に使用した筆記具は、紙のノートにシャープペン、鉛筆。それから、AASの受講を始めてからはカラーマーカーを使いました。AASのフレームワークでは、マーカーで与件文にマークしていくからですね。

そして、今だから言えることとしては、1次試験も紙のノートとシャープペンや鉛筆を使った方がいいです。キーボードでPCに打ち込むのではなく、もちろん、タブレット端末にスタイラスペンで書き込むのでもなく、です。

タブレット端末を避けた方がいい理由

筆者は、最初はiPad ProにApple Pencil 2代目をつかっておりました。たぶん、現在手に入る中ではもっとも優れたデジタルでの手書き環境のひとつだと思います。

もちろん、仕事で使う上では描いた図をデジタル化できたり、手書きで文字入力できたり、クラウド経由でPCに送れたり……と、紙にはない利点が沢山あります。

しかし、こと勉強となると、昔ながらのアナログに勝てないな、と筆者は使ううちに思いました。

理由その1. 書くことに集中できない

その1にして最大の理由のひとつがこれです。

勉強をしている最中に通知に気を取られて……、なんていうことは論外としても、デジタルならではのうっかりした操作や、アナログなら気にならない程度のミスが、デジタルだと気になったりします。

たとえば、ペンで書いてる最中に、画面をうっかりスクロールさせてしまう。一応、手のひらを検知してくれて、ペンで書いている最中はタッチ操作が無効になる機能はあります。しかし、それも完璧ではないです。

そうすると、うっかり書いていた場所をスクロールしてしまって気が散る。

あるいは、ペンを持ったままコーヒーを飲もうとしてペンを落としてしまい、変なところを操作してしまう。

正直、難しい勉強や覚えにくい内容をやっているときにこんなミスをすると、集中力はあっという間に家出してしまいます……。

理由その2. ペン選びが自由ではない

だからこそ書くことに集中できない、とも言えますが……。

アナログでは、鉛筆からマーカーに持ち替える、なんてことは特に意識しなくてもできます。よく使う場合は、ペンを2本持ったまま書いたりもしますね。

しかし、デジタルではどうしても、色を選び、ペン先を選び……と、煩わしい操作が発生してしまいます。

また、プリセットで色を作れるアプリケーションもありますが、自由にマーカーの色を選べない場合もあるのは、ちょっと辛いです。

理由その3. 場所情報がない?

また、まだまだ調査結果の発表というだけで、確実に証明された訳ではないと思いますが、以下のような記事もあります。

紙の手帳vs.電子メモ!? 東大・NTTデータ経研らが実験し「紙の優位性」がデータで明らかに
https://news.yahoo.co.jp/articles/5971a0e2b9a26b6177d90f575e6c3e98f63512fe
詳しくはリンク先に譲るとしますが、紙に書いたときの方が、「場所」「位置関係」などの付随情報もあって記憶しやすいとのことです。
デジタルデバイス類では、自由に書き込み面が広がったり、画面上で移動したりすることで(便利なのですが)学習の上では不利ということですね。
筆者の個人的な体験で申し訳ないのですが、事例4の勉強をしている時には、結構ありました。
「あー、ノートのあの辺に書いた奴……」
といった経験ですね。
他にも色々な研究・手書きに優位性はないといった研究もあるようなので、一概にこれが真実とは言えないかもしれませんが、筆者の体感としてしっくりきました。

筆者が使ってよかった筆記具

ノート

https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/otona-campus/campus-grid.html

KOKUYO の大人キャンパスノートです。

そして、ルーズリーフでもなくリングノートでもない、普通の綴じ方のノートです。

何故コレがいいか? 方眼罫なのは、もちろん理由はみなさんお分かりかと思います。図表が書きやすい。そして、文字数のカウントがしやすいことです。

さて、何故リングノートやルーズリーフではいけないかというと、見開きを使って大きな図を描くことが難しいからです。

筆者は合格年、AASのフレームワークの図をこのキャンパスノートに手で書き写しました。更に、重要そうな知識や忘れやすい理論・観点などを追加することで自分なりのフレームワークとしました。

最初は、マインドマップのアプリや、PCでドローイングアプリなどで作ろうかと思いましたが、先述した通り、手書きでやって正解でした。

鉛筆・シャープペン

シャープペンは、正直使い慣れていればなんでもいいと思います。筆者はクルトガを使っていましたが、くるくるする機構が邪魔という人もいますし。

そんなことより、筆者がお勧めしたいのは鉛筆です。それもBとか2Bとか、濃いもの。絵を描くときくらいしか使わない、4Bくらいでもいいかもしれません。

この鉛筆を使うのは、解答を作成するときではなく、ノートに図を描くときです。

何故なら、後から見直すような大事な図は太字濃くしたいからです。最初に図を描いたときは、全体的に薄く、メリハリがなかったので、後で2Bの鉛筆で書き直しました。

そうすると、ぱっと見たときの視認性がぐっと上がったので、勉強の資料として使えるようになりました。

反省点としては、AASに提出して先生に採点してもらうような解答は、シャーペンで書いていたことですね……。補正してできるだけ濃くして提出していましたが、今思うと、最初から鉛筆で書けばもう少し先生の負担を減らせたかもしれません……。

マーカー

与件文を読むときに、参考書の重要箇所に目印を使うときに、蛍光色のマーカーを使っていませんか?

筆者のおすすめは、ZEBRAのマイルドライナーです。

https://www.zebra.co.jp/pro/mildliner/

筆者も最初は、普通のどこにでも売っている蛍光色のマーカーを揃えて使っていました。

しかし、筆者だけなのか、LED照明のせいか、あるいは加齢のせいか。学生時代の記憶よりも、目にチカチカして優しくない気がします。

見づらいということは、どうしても目が滑りますし、重要箇所なのに体が見たくないなぁと感じてしまったら本末転倒ですよね。

そこで筆者は、合格年の夏くらいから、このマイルドライナーに切り替えました。

学習に対する効果の程は分かりませんが、蛍光色時代よりはずっと見やすくなりました。勉強のときのストレスが減るという意味では、確実に効果がありましたね。

おわりに

勉強するときや与件文を読むときにマーカーを使う使わない、といった個人のやり方はいろいろあると思います。

しかし、実は使いづらい筆記具を使っていて勉強の効率が落ちていた……となったらもったいないですよね。

筆者のお勧め通りにする、しないはともかく、一回、使っているものを見直してみてもいいかもしれません。

スローパンダでした。

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