努力は戦略的にするべし

こんにちは。アラカン新人診断士(5/21の官報に告示されたばかりの登録ほやほや)の「コンチョウコク」です。

4回目の投稿になります。

受験生の皆さん、いかがお過ごしですか。受験勉強は順調にはかどっていますか。

今回は、初めて中小企業診断士試験に臨む受験生の皆さんに一次試験の受験勉強を戦略的に行うことを提案したいと思います。

何事も闇雲に努力するより戦略的に行ったほうが、当然、良い結果が期待できます。

 

今年の一次試験日(8月21・22日)までは、今日(5/24)から数えて90日(約3ケ月)ですね。

残りの日数を戦略的に勉強(努力)することを考えてみましょう。

 

手順は次のとおりです。

1.自分の実力を把握する

2.方針を決める

3.戦略を考える

4.計画を立て実行する

 

1.自分の実力を把握する

孫子は「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」と言ってます。

戦略を立てるためには、まず、己を知る(自分の実力を把握する)ことが必要です。

現在の実力(勉強の進み具合)を把握し、残りの日数でどれぐらい成長できるか客観的に推定しましょう。

現在の実力を認識するためには、模試を受けることをおすすめします。私が受講したオンライン講座(スタディング)ではいつでも好きなときに受験できました。

(ただし、二次試験は模試で実力は把握できません。二次試験の模試については後日述べたいと思います。)

現在の実力を把握した上で今年に全科目合格するか(できるか)判断しましょう。一次試験は(二次試験と違って)奇跡はないと思ってください。

また、科目毎の学習の進み具合や自分の得手不得手科目を知りましょう。

 

2.方針を決める

一次試験は、「科目合格」という制度があります。

この制度を利用しない手はありません。

一発で全7科目合格が無理だと判断したら、「科目合格」を目指しましょう。

初年度に全7科目合格を目指すか、「科目合格」で複数年で合格を目指すか、早めに方針を決めたほうが良いと思います。

 

3.戦略を考える

私は、初年度、一次試験に臨むに当たり、早くから全7科目合格は無理だと諦め「科目合格」を目指しました。

しかし、それは戦略的とは程遠いものでした。

7科目平均的に勉強し、何でもいいから4科目程度合格すれば良い(ひょっとしたら全科目合格できるかもしれないと淡い期待を持っていた)という行き当りばったりなものでした。

結果、初年度は「経済学・経済政策」「財務・会計」「経営法務」の3科目合格しました。

今から考えての反省点は、二次試験のことを全く考慮していなかったということです。

一次試験の7科目には、二次試験との関連性が科目によって高低差があることを知りませんでした。

私は、2年目に残りの4科目が合格できましたが、二次試験は当然のごとく不合格でした。

3年目は一次試験は受けず二次試験だけ勉強しましたが、一次試験の知識は1~2年経てば忘れることも多く、通信教育の添削では、よく「一次の知識が足りない」と指摘されていました。結果、不合格でした。

4年目に一次試験全7科目と二次試験を同時期に(並行して)勉強し、合格したのですが、一次と二次の関連性がよく理解できました。

二次試験との関連性が高いのは「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」の3科目です。

この3科目は、二次試験の勉強と同時期に(並行して)勉強すると学習効果が高まります。

 

よって、「科目合格」を目指す人の戦略は、

初年度は、二次試験と関連性が低い、「経済学・経済政策」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」の4科目に絞って勉強し科目合格を目指す。

(特に、「中小企業経営・政策」の設問の半分は前年の中小企業白書や小規模企業白書から出題され毎年変わるので必ず初年度に合格しましょう。)

2年目は「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」の3科目を二次試験と並行して勉強し、二次試験も同じ年に合格する戦略を立てる。
ことを提案します。

 

もちろん、戦略はこれ一つだけではありません。各人の状況(能力・勉強の進み具合)で違ったものになります。皆さん独自で考えましょう。

 

4.計画を立て実行する

方針と戦略が決まったら、後は、3ケ月、月別、週別、日別の計画を立てて黙々と勉強(努力)するだけです。

科目毎の状況(得手不得手・勉強の進み具合)に応じ、勉強時間に長短をつけることも計画に織り込みましょう。

一次試験は、基本的に記憶問題ですから、一定時間勉強すれば必ず合格します。モチベーションを維持して頑張りましょう。

努力は必ず報われます。頑張ってください。

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