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3回の1次試験を振り返って

こんにちは。石猿です。今月は東京都中小企業診断士協会主催のスプリングフォーラムがあり、当初はリアルイベントの予定だったのですが、オンラインのみの開催に変更になってしまいました。このご時世なので仕方ないのですが、ちょっと残念です。話しは全く変わりますが、今回は、私の1次試験の経験について書きたいと思います。

 

私が1次試験の勉強を始めたのは2018年、合格したのが2020年だったので、1次試験は3回受験しました。

1回目     科目合格なし
2回目     科目合格(3科目)
3回目     科目合格(5科目) *1次試験合格

 

3回の受験の流れ

1回目(2018年)

漠然と中小企業診断士の資格を取ろうと思い5月に受験の申し込みだけは行ったのですが、実際に勉強を始めたのは6月に入ってからでした。通信教育は申し込みましたが、周りに相談できる人もいなかったので、何から始めて良いか全く分からない状態でした。試験まで残り2ケ月しかない状況で全科目の勉強ができるはずはなく、まずは自分の苦手そうな2科目(経営法務、情報システム)に絞って勉強することにしました。ただ、2ケ月でテキストは読んだものの過去問を行う時間はほとんどなく、結果は当然ながら全滅でした。

 

2回目(2019年)

翌年の試験に向けて、まずは企業経営理論から、通信教育の動画を見ながら勉強を進めました。解説を聞きながらであればそれなりに内容は理解できるのですが、最初から最後まで真面目に動画を見ていると結構時間がかかってしまい、1科目終了するのに2ケ月以上かかってしまいました。そうこうしているうちに本業の方が忙しくなり(明らかに言い訳ですが)、勉強をしないブランク期間が出来てしまいました。気付いた時には5月も後半になっており、そこから勉強を再開したのですが、前回同様そこから7科目全部というのは厳しいと思い、その年の合格は諦め、科目合格狙いで勉強するのは4科目に絞りました。勉強方法としては前年と大きく変わらず、テキストや動画を見た上で過去問に取り組みました。結果は3科目の合格だったのですが、勉強した4科目のうち科目合格できたのは2科目のみでした(1科目は勉強していませんでしたがラッキーで合格)。

 

3回目(2020年)

9月に科目合格の連絡が来てから翌年に向けての勉強をスタートさせたのですが、本業の方がまたまた忙しくなり(1年前とまったく同じ言い訳ですが)、勉強の方はあまり順調には進みませんでした。さらに3月末に転勤があり(緊急事態宣言直前の東京に戻ってきました)、引越し後の家族も含めた新しい生活が落ち着くまでは勉強に手を付けることが出来ず、勉強を再開したのがGWに入ってからでした。ただ、コロナの影響で逆に自分の時間がとりやすい環境になったこともあり、3回目の1次試験で何とか合格することが出来ました。

 

合格した年に勉強方法を変更したこと

2回目の受験までは、動画を見たりテキストを読んだりなど、インプットを中心に行っていました。ただそれだと理解は進むもののどうしても時間がかかってしまい、問題を解いている時間が十分に取れないということを繰り返していました。全体像をしっかり理解したうえで問題に取り組みたいという気持ちはあるのですが、3回目の時にはその気持ちを抑えて、理解度が低くてもアウトプットを重視してとにかく問題に取り組むことを優先させました。市販の問題集を買ってきて、分からない問題はテキストに戻って確認するというやり方で、その問題集を3回転行いました。また、その中でも、自分で手を動かしながら考える科目と暗記中心の科目のやり方を切り分けました。自分で計算したり絵を書きながら考えたりといったことが必要な科目(経済学と財務・会計)を時間のある週末メインで、その他の暗記中心の科目を平日メインで勉強を進めました。このやり方が自分には結果的にあっていたようで、3回目の試験は、受験した全科目合格でした。

 

3回の1次試験を振り返って思うこと

独学で周りに相談する人もいなかったので勉強方法も分からず最初は全部をやろうとしてしまっていました。2回目の試験で勉強した科目の半分しか科目合格できなかった反省を踏まえ、3回目の試験は、完璧を求め過ぎずインプットは程々にして、アウトプットを重視して問題に取り組んだのが自分にとっては正解でした。もし3回目も2回目までと同じやり方を繰り返していたら、違う結果になっていたかもしれないです。絶対的な勉強方法はなく人それぞれだと思いますが、特に独学者の方は一つのやり方に固執しすぎず、ネットなどでいろいろなやり方を調べながら、自分に合ったやり方を探していくと良いと思います。

 

3回の1次試験を改めて振り返ってみると、結構時間はかかりましたし、もっと効率的に出来たことはあったのではないかと思います。ですが、最初から完璧に出来るわけではなく、非効率だったことも含めて、その過程に意味がったのではないかと今は感じています。機会があればもう一度1次試験についても書きたいと思います。

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