努力は必ず報われる

皆さん、こんにちは。はじめまして、「コンチョウコク」と申します。今日から1年間お付き合い願います。
第一回目は、自己紹介をかねて自分の受験体験をお話しさせていただきます。
 

受験のきっかけ

私は、今年度(2020年度)の中小企業診断士試験に合格しました。
私が受験勉強を始めたのは、4年前(2016年)の11月、58歳のときです。
当時、私は福島県の子会社(中小企業)に社長として出向していました。
時間のある夜間や休日にランニングをしていたのですが、2016年の6月に一週間後出場予定のハーフマラソンコースを試走していたとき、熱中症(脱水)で倒れ、緊急入院しました。原因は二日前の深夜まで飲んだ大量のアルコールが体内の水分を消費していたことでした。

1ヶ月半後に退院できたのですが、腎臓に障害が残ってしまいました。医者から、これからは普段の生活や仕事に支障はないが、運動制限と食事制限をしなければ透析生活になると脅かされました。
運動はランニングは当然だめ、ゴルフは下手くそで走るからだめ、疲れないウォーキング程度なら良いと言われました。
食事はタンパク質や食塩量などが制限され、アルコールもやめました。(アルコールは20歳頃から40年間ほぼ毎日飲んでおり、就職したときの自己紹介で趣味は酒を飲むことと公言したぐらいで煙草はやめられても酒は絶対やめられないと思っていましたが)

さて、ランニングやゴルフ、アルコールなしで夜間や休日をどうやって過ごそうか、さらに、これからの人生をどうやって生きていくか、腎臓がやられたのは何か意味があるのではないか、「禍い転じて福と為す」にはどうしたらよいか、等々と色々考えました。

幸い頭(脳)は無傷でした(かなり老化していましたが)ので、頭を使うことをやろうと思い立ちました。
どうせやるなら今の仕事にも役に立ち、定年後の第二の人生にも活用できることを探して中小企業診断士にたどり着いた次第です。(中小企業診断士試験は、25年前に一度チャレンジしようとしたことがありましたが、通信教育のテキストが届いた時点であまりのボリュームの多さと内容の難しさに恐れをなし試験を受けることなく投げ出したことがありました)

 

合格までの道筋

1年目

1次試験は某大手予備校の通信教育を受講しました。3科目のみ科目合格しました。ほぼ予想通りでした。

2年目

1次試験の残り4科目は1年目の通信教育のテキストの復習と白書対策だけ新たに問題集を購入し独学で勉強して合格しました。
最初の2次試験は1次試験終了後、過去問の問題集を購入し2ケ月間独学で勉強しました。どんな試験なのか試しに受けた程度で当然、玉砕しました。得点はBCAB206点でした。

3年目

3
年目は、2次試験だけに絞り、背水の陣で挑みました。
独学ではとても合格できる試験ではないと分かったので予備校を探しました。
しかし、福島県内に通学できる予備校はなく、単身住居にネット環境もなかったため、結局、郵送で添削してもらう某中堅予備校の通信教育を受講しました。
郵送の添削は、回答を送付して1~2週間後の忘れた頃に戻ってきて、添削内容も1~2行の簡単なものでした。あまり参考にならず、効率も良くありませんでした。他に過去問の解説書を購入し勉強しましたが、2回目の挑戦も玉砕しました。背水の陣はあっけなく破られました。得点はBBBB224点(前年比+18点)でした。

4年目
4
年目は、戦闘体制を再構築し、背水の陣を再び敷いて、1次試験の全科目から挑戦しました。
1次試験はスマホやパソコンでオンラインで学習できるS社の講座を受講しました。これは通勤途中の電車の中でも学習でき5分や10分のスキマ時間を有効に活用できました。1次試験はとにかく時間をかけ問題を何回も繰り返し解くことが必要なので、S社のオンライン学習は、結果的に大量の学習時間を獲得でき、特に記憶力が低下している私には有効であったと思います。お陰で全科目合格できました。

2次試験は、3年目の途中に単身赴任が解消され東京に戻ってきていましたので、是非とも通学講座を受講しようと思い、講座説明会に参加したり、Webを見たりして、数社を比較検討しました。結果、2次試験に特化し丁寧に指導してくれそうなAASを選びました。この選択が正解でした。

AASで一番お世話になったのが、「過去問青ペン添削」でした。過去問を解答し、まず自分で模範解答を読みながら添削する。その添削した解答をWebで送り、曜日別の担当教官より1~2日後にコメントをもらう。質問があれば、Webで送り回答をもらう。このように、教官と双方向のコミュニケーションが頻繁にでき、また、教官は5人いたので、各々から色々な方向から意見がもらえ多面的な思考力が鍛えられたように思います。
私は、要領が悪く能率の良い勉強ができないので、質より量でとにかく大量の添削を送付しましたが、教官方は、いつも嫌な顔(見えませんが)をせず、素早く、懇切丁寧に返信をしてくれました。
1次試験が終わってからの3ケ月間で、青ペン添削を2019年度から2001年度まで1回実施した後、2005年度までを再度実施し、その後2008年度まで3回目を実施しました。合計184事例、1日平均2事例やりました。受験技術を頭で覚えるのではなく体で覚えました。お陰で62歳という高齢でも合格に繋がったと思います。ちなみに、得点はABBA242点(前年比は前年と同じ+18点)のギリギリの合格でした。(ギリギリでも合格すれば御の字です)
 

受験生へのメッセージ

合格の秘訣は、とにかく「努力すること」に尽きると思います。
長い勉強の期間中は、思うように進歩せず投げ出したくなったり、モチベーションが下がることが度々ありました。そういうときは、「努力は必ず報われる。報われないのは努力が足りないせいだ」と自分に言い聞かせて、踏ん張ってきました。その努力を後押ししてくれたのが家族やAASの先生達でした。
私は、決して合格できる能力も実力もありませんでしたが、努力だけは自信がありました。
合格できたのは、中小企業の神様が私の努力を認めてくれ、「合格させてやるので中小企業のために頑張れ」とエールを送ってくれたからだと思います。
努力は必ず報われます。頑張って下さい。

 

 

 

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