口述試験(当日編)

こんにちは、ジャータンです。1週間前に2次筆記試験の発表がありましたね。合格率はほぼ例年通りの18.4%でしたが、皆さんはいかがだったでしょうか?まず合格された方は、おめでとうございます!これまでの苦労が報われ、まだ口述試験があるとは言え、喜びに浸っていることと思います。また、今回は残念な結果に終わった方は、気持ちの整理に少し時間は必要かもしれませんが、早目に気持ちを切り替えてまた新たな気持ちでチャレンジされることを期待します。

さて、筆記試験を合格された方は、いよいよ最後の関門である口述試験ですね。前回の私のブログでは、筆記試験合格から口述試験前日までの準備につき記載しましたが、今回は私が昨年経験した口述試験当日のことをお伝えし、明後日に迫った本番への参考にしていただければ幸いです。

口述試験当日は“10時48分試験開始予定”という案内に対し1時間くらい前に会場に着きました。試験開始30分前までに受付を済ませることになっていますが、私の試験時間についてはまだ受付前だった為、大教室で自由に座って待機する様に指示いただきました。東京地区の合格者が集められている為、人数の多さに圧倒されたのが第一印象です。大教室で待機していると“**時**分試験開始の方は受付を実施下さい”という様なアナウンスが入り、隣の教室で受付を済ませてから、指定された場所に横並びで座ります。横列で1つの班として、記憶は多少曖昧ですが25班くらいあったと思います。各班の左端の受験者が係の方に引率されて試験教室に移動すると、座席を1つずつ左にズラし自分の順番がくるまでそれを繰返す形です。プロセスがきちんと確立され、この間は分刻みで動くイメージなので、受験案内の分単位での時間指定も納得し得るものでした。なお、“受付を済ませた後の待機時間は参考書は一切見ることはできない”と事前セミナーではお聞きしていましたが、私が受験した際は特にそういった制約もなく、私は直前まで参考書を眺めていましたが、特に注意等されることはありませんでした。この辺りの運用はTPOにより変化し得るので、当日の注意事項や周囲の様子から判断していくことで良いかと思います。また受付後の待機時でもお手洗いには自由に行き来出来ました。そうこうしているうちにいよいよ私の番で、係の方に引率され試験教室の前まで移動、その前に設置してある椅子に座る様に指示されました。数分後に教室に入る旨指示があり・・・。ここからのお作法的なことはセミナー等で学んでいると思うので、以降は私がされた質問についてご紹介します。

“口述試験は成績が悪かった事例から出題される”などの都市伝説(?)があり、真偽のほどは分かりませんが、私は事例Ⅰが2回目の受験でD判定になるなど苦手意識があった為、事例Ⅰをまず聞かれ、ⅡかⅢのどちらかが聞かれるだろうと予測をしていました。結果的には事例ⅠとⅢについて質問された為、予測通りとも言えます(事例は4つなので予測が当たる可能性は高いですが・・・)。但し、私の本試験の結果はABAAだった為、成績の悪かった事例からの質問ということは、少なくとも私の場合にはあてはまらなかった様に思えます。

まず事例Ⅰでは①同族経営のメリットと、②外部との連携における留意点を質問されました。どちらとも回答は思いつくものを上げましたが、面接官が想定していた回答に対し不十分だったのだろうと思います。①については“意思決定のスピード面ではどうか?”という助け舟的な質問をいただきました。また、②は私の回答を少し掘り下げる様な観点で“短期的or中長期的のどちらがより重要か?”の追加質問をされました。次に事例Ⅲですが、③OJT教育の特徴と、④繰返し受注品の生産における留意点について問われました。いずれも確信のない中で思いつくものを回答したものの、④の回答に対してはあまり反応がなく“的外れだったかな”と不安も抱えながら面接室を後にしました。

面接官は2名で、面接試験でありがちな“1人は少し意地悪な役どころ”ということも特になく、お二人とも穏やかで紳士的な対応をいただき、事例により担当分けをされている印象でした。但し私の場合もそうでしたが、回答が短いと深掘りされる可能性があるので、深掘りを避けたい方はできるだけ2分きっちり回答すれば、それ以上追求される可能性は低くなるかもしれません。また、事例の設問と同様な質問をされる場合もあるそうですが、“必ずしも自分が2次筆記試験で記載した答案通りの回答でなくても良い”“但し整合性はあった方が望ましい”旨事前セミナーで教えていただきました。私の場合、筆記試験終了後に本文の解釈間違えやレイヤー事故に気づいたので、そこについて問われた場合はどうしようかなと思ってましたが、もし問われていたら“筆記試験時はこう考えましたが、その後再考する中でこういった要素の方が強かったのでは、と現在は考えています”みたいなニュアンスでの対処をとったと思います。

いよいよ最終コーナです。合格発表は1/5(火)とのことで、少し落ち着かない正月を迎えることになるかもしれませんが、きちんと準備さえすれば結果は間違いなくついてくるので、最後まで気を抜くことなく合格を勝ち取られることを期待しています!

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