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二次試験事例Ⅳの第2問

初めに
皆様、こんにちは。「AE86カローラレビンGTV」です。二次試験も終わり、ホッとしながらもどこか落ち着かない日々だと思います。昨年の自分は・・・と日記を捲ってみると小旅行に出かけていました。しかし、合否が判らず、「もしかして来年も・・・」などと考えると旅行中も心は晴れなかったですね。一応、再現答案は作成したものの、口述試験の勉強などする意欲もあまりありませんでした。

今年の二次試験問題について
すでにいくつかの予備校やブログで解答速報や解説動画が出ていますが、大部分の方は「何故、これに気づかなかったのか」、「何故、間違えたのか」などの後悔が次から次に沸いて来るはずです。しかし、その気持ちは試験に対し全力で臨んだからだと思います。社会人として忙しい仕事の中、時間をやり繰りして中小企業診断士試験の勉強に取り組んで来た皆さんは本当に素晴らしいです。

事例Ⅳについて
さて、今年の事例Ⅳは昨年度より問題文のボリュームが増えました。特に第2問設問2の制約条件が1ページもあり、今までにない形式で戸惑った方も多かったと思います。ここでは、第2問設問1について少々触れてみたいと思います。

この問題はCVP分析ですが、売上高が70百万円以上になると固定費は28百万円のままですが、変動費率が65%から60%に低下する時の損益分岐点売上高を求めるものでした。一見簡単そうに見えますが、少々ひねってあり、しかもこのような形式のCVP分析問題は出題されていないため、「ウ~ン・・・」と唸った方も多いと思います。

AASではCVP分析問題の際に、迷ったら図を描くことをお勧めしています。そこで、今回の設問を下図に示しました。1次知識として何度かご覧になった図です。なお、イメージとして捉えて頂くために軸の縮尺は正確ではありません。横軸には売上高、縦軸は費用、収益を取り、図中の青実線①は45度線で売上曲線、赤実線②は売上高70百万円までの費用曲線、赤破線③は売上高70百万円以上の費用曲線です。そして青実線①の45度線の売上曲線と赤破線②、赤実線③の費用曲線が交わる点が損益分岐点売上高になります。

この図から売上高70百万円を境に費用曲線の傾きが赤実線②から赤破線③となるため緩くなっており、赤破線③と青実線①の交点を求めれば解答になることが判ります。求め方は何通りかあり、いくつかの予備校の解答速報に掲載されていますので参照なさって下さい。私は赤破線③の式を求め(y=0.60x+31.5)、青実線①との交点を計算しました。

本試験では図を描く余裕などないかもしれませんが、走り書き程度の図表でも視覚化すると設問内容が整理され解答の糸口が見つかる場合があります。

それでは、皆様方の吉報をお待ちしております。時節柄ご自愛下さい。

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