2次筆記後は口述対策を

こんにちは、ほそかわ(仮)です。2次筆記試験を受験された皆様、お疲れ様でした。感触はいかがだったでしょうか。手応えあり・自信ありと思っている人はきっと少ないと思います。こればっかりは蓋を開けてみないとわからないので、約2ヶ月間は不安やモヤモヤした状態が続きます。通過した場合にとるべき行動と、通過できなかった場合にとるべき行動を早い段階で決めておくと気持ちが楽になります。必ず中小企業診断士になるという強い気持ちがあれば、筆記試験の感触に関わらず、やるべきことは今年の試験問題の復習と研究になるでしょう。

概要

 対象(誰に):2次試験受験者
 内容(何を):口述試験の内容・対策
 方法(どう):体験談を紹介

内容

第10回目は、口述試験について私の体験をもとにお話します。

私は2次筆記試験が終わったあと落胆しました。自分の解答にまったく自信がなかったからです。再現答案も作成しましたが再現率は6割くらいの感覚です。後日続々と発表される各スクールの解答速報と照らし合わせると、自分とは異なる方向性の解答が多く、「これはダメだ、上位20%に入ることはないだろう」と思っていました。

とはいえ、万が一筆記通過していた場合の口述試験に備えて、各事例の与件文を読み込み、戦略フレーム当てはめ、事例企業の整理をしました。当然ですが、これによって様々な新しい発見をしたり、出題者の意図が薄っすらと見えてきたりします。そして自分の解答がいかにボロボロだったかを思い知らされることになりました。改めて「これは落ちたな」と諦めモードに突入し、来年1次試験からやり直しを考えると頑張れる自信はなかったです。

ところが筆記試験合格発表の日、奇跡が起こっていました。私の受験番号があったのです。喜びよりも驚きでした。後の得点開示請求で知った結果は自分でも納得のまさにミラクル(詳細はまた別の機会に)。というわけで合格発表の日から慌てて本格的に口述対策を始めたのは言うまでもありません。

 

私の口述試験対策

2019年度は筆記合格発表から口述試験までの期間が9日間でした。決して長くはないので、限られた期間に隙間時間を見つけて効率的に準備しなければなりません。私が実際に行った対策は以下の通りです。

・全事例与件文の読み込み、事例企業を戦略フレームに当てはめ整理&体系化

・YouTubeに掲載されていた与件読上音声ファイルを車通勤中に再生&シャドウイング

・各受験校の想定質問集の収集

・セルフ模擬面接

筆記試験から2ヶ月間何もしていないと与件や設問の内容をかなり忘れていますので、みなさんには自信の有無に関わらず今からでも試験問題の復習と研究をしておくことをお勧めします。

 

模擬面接

私は受験校が実施している模擬面接を受けませんでした。9日間で上記対策をこなすのに精一杯で、模擬面接にまで意識を向ける余裕がなかったためです。私の場合、想定質問に対して実際に声を出して答えるセルフ模擬面接を実施しました。やってみると、頭の中でキーワードがグルグル回るだけで全然話せないこと、無駄に難しい言葉を使ったり、固い言い回しをしてしまったりすることがわかりました。対策として、肩肘貼らずにできるだけ自分の言葉を使って話すように心がけたところ、幾分かはスムーズに話せるようになりました。

 

口述試験(東京会場)の内容

 1.  大会議室に集合(自由席)

 2.  受験番号グループ毎に時間差で呼ばれて別室へ移動

 3.  受験票を確認されたあと指定席へ移動

 4.  指定時刻が近づくとエスコート役の先輩診断士が隣に着席

 5.  指定時刻になるとエスコートの方に連れられて個別に面接部屋の前まで移動

 6.  面接部屋から呼ばれ、ドアをノックして入室

 7.  入口付近に机と椅子が置かれており、バッグとコートを置くよう指示される

 8.  面接官(50代半ば?で品のあるダンディーなおじさま2人)の向いの席へ誘導され着席

 9.  生年月日(和暦)と名前を述べるよう指示される

10.  面接の流れを簡単に説明される(質問に対して2分以内に回答)

11.  本試験で出題された2つの事例企業から2問ずつ質問される

12.  終了後、面接の順番待ちの受験生に会えない順路で退場(ここまで約8分)

私は超あがり症のため、面接の途中から緊張で口元が震えだし、頭が真っ白になって自分でも何を言っているかわからなくなりました。質問に対してもセルフ模擬面接で練習したようにうまく答えられず、面接官から「他にありますか?」と毎回聞かれました。「う~ん… そうですね~…  … 思いつかないです」と返してしまいましたが、時間に限りがあるせいか、「わかりました」とだけ言われ、助け舟やヒントを出してくれることはなかったです。かなり残念な受け答えだったと思いますし、無理をしてでも受験校実施の模擬面接を受けておけば良かったなと今でも後悔しています。


今回はこのへんで失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

自己プロフィール

職業:会社員(製造業、機械系エンジニア)
年齢:40代
受験生期間:4年(令和元年2次試験合格、令和2年中小企業診断士登録)

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