合格への道のり~2次筆記試験後の過ごし方と口述試験対策~

皆さんこんにちは、海と麦酒です。

受験生の皆さん、2次筆記試験お疲れさまでした。当日の出来の良し悪しは人それぞれかと思いますが、何はともあれ久しぶりにリラックスした時間を堪能されているかと思います。さて、試験終了から2週間が経過していますので、そろそろ次の行動に動き出しましょう。

1. 再現答案の作成

おそらく他の投稿者や塾や巷でも述べられていると思いますので、細かいコトは省きますが、今からでも遅くはないので、再現答案を作成しましょう。そして予備校の模範解答を入手して、自己採点を行いましょう。

試験終了直後は、いつでもやれるつもりでいたのに、いつの間にか勉強の習慣もすっかりなくなり、加えて、計算ミスや間違いが見つけるのが怖くて、避けている内に、記憶も薄れていく、というパターンがありがちです。また、別に再現答案を作ろうが作るまいが、実際のところ、試験結果には影響ないので、モチベーションが上がらないという点もあります。

但し、繰り返しになりますが、この時期からでも、内容を半分くらい忘れていても、頑張って作成しましょう。それは2つの意味があります。

1つめは、万が一不合格だった場合、どこが悪かったかを客観的に分析できる点です。試験後の感覚と実際の点数とで大きな違いがある場合はよくありますし、翌年に再挑戦する際、効果的な学習で取り組むことが出来ると思います。

尚、点数開示請求を行い、事例毎の点数の把握も是非やって下さい(請求方法はネットで調べるとすぐ出てきますのでここでは省略します)。

2つめは、幸いにも合格だった場合、12月の口述試験に向けて、自分の解答が対策をする上でベースになるためです。詳しくは次章で述べますが、事例文がどんな内容で、自分がどのような思考プロセスでどんな解答をしたかを、思い出すことが目的ですので、是非、再現答案を作成して下さい。

 

 

2.予備校の口述試験対策に参加

予備校が11月から12月に行う口述試験対策講座を申し込みましょう。私は、大手予備校T11月の口述試験説明会、2次筆記試験通過後の12月初めにT及びAASの口述試験模擬面談に参加しました。

口述試験の合格率は毎年限りなく100%に近く、全国で数名の不合格者しかいません。このため、何らかの事情(出張?冠婚葬祭?病気?)で試験を受けられなかったか、口述試験の対応が全くダメダメで試験官にさじを投げられたかのどちらかではと個人的には思っています。

口述試験の内容は、事例14の内、2事例程度がピックアップされ、筆記試験と近いか少し視点を変えた2、3つの質問が出て、それに回答するというもので10分間です。回答の内容次第で突っ込みやら回答を促すヒントなどが出されます(試験官次第で多少異なる)。

一旦緩んだ緊張の糸をもう一度ピンと張るのは難しく、実際に口述試験対策を始めるのは筆記試験合格発表後(12月初め)と思いますので、口述試験まで1週間程度しか準備期間がありません。ここで、再現答案を作成しておいたか、未作成だったかでラスト1週間の過ごし方が変わります。

私は、再現答案を作っていたので、事例文・問題文を23回読み、自分の再現答案を声に出して読み上げることで、比較的楽に記憶を蘇らせることができました。後は、妻に試験官役になってもらい、毎日1時間程度模擬面談をしました。妻が相手なのに、緊張して汗が出ますし、妻の容赦ないダメ出しも、何気に心にグサッときて、1時間以上は無理でした。一方、再現答案を作っていないと、事例文を読んで解答を一から作って模範解答を覚えて、という作業をすることになり、平日仕事の方は、ほぼ徹夜で準備しなければならず、かつ模擬面談の時間がないのではないかと思います。

実際の昨年の口述試験では、試験官の圧迫質問もなく、予備校と妻の模擬面談が功を奏し、無難に10分間を乗り切ることができました。もし対策をきちんとせず、ただ事例を読んだだけで臨んでいたら、結構悲惨な気持ちになっていたと思います。受かる可能性は高いといえども油断大敵ですし、最後はすっきり終わりたいものですよね。

以上、2次筆記試験後の過ごし方と口述試験の対策を述べました。次回は、口述試験合格後、正式に中小企業診断士になるための【実務補習】について述べます。

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