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80分にリズムを刻む

こんにちは。たねがしまです。
いよいよ本試験が近づいてまいりました。今回は本試験の80分について書きたいと思います。

 

常に何かを書こうとしている

 

答練中や模試中のご自身の手元を思い出してみてください。ずっと何かを持ってませんでしょうか。

読む工程では、マーカーや赤青色鉛筆、もしくは普通のシャープペンシルなどで、マーキングや傍線を引き、要約して設問とのリンクを固めるなど、鍛えた手法を駆使していることと思います。

次に骨子を考え始めると、徐々に書く意識も高まります。与件文の内容を整理しつつ、キーワードを走り書きしている状態でしょうか。ロジックツリーやマトリクスなどを書く方もいらっしゃるかもしれません。

続く書く工程ではもちろん、手になじんだ筆記具が火を噴きます。Bや2Bなど濃い芯を使うことで、筆圧が弱くてもはっきりと文字を残せます。解答欄に空白枠を増やさぬよう、しっかり書ききります。

こうして思い起こすと、試験時間中、筆記具が手を離れることは少ないようです。筆記具を持ち続けることは、書く意識を強めることにつながります。書く意識に引きずられると、読みが浅くなり、与件文の要旨を把握できないまま骨子を練ったり(リンクが外れていることが多い)、残り時間ばかり気になり焦りを助長する恐れがある、と思います。

 

一呼吸の瞬間をつくる

 

書き出す前に一呼吸おきなさい、という指導を見聞きしたことが、一度や二度はあったのではないかと思います。自分は、この「一呼吸おく」ことを、筆記具を放って手を開放するという具体的な行動に落としていました。

一通り読み終わり、骨子を作るぞ、となる前に、筆記具から手を放してしまい、与件文の要旨把握を試みてまとめる意識を高めます。文字に結び付けたり、文章を起こそうとはしません。全体をまとめるイメージをつかみ、設問との橋渡しができるかを捉えます。この時、設問の難度を推し量れるので、書く時間配分も定まってくると思います。

さらに、各設問の回答を書くにあたっては、書き出す前に骨子に対して与件文に根拠を求められるか、の「Why So」を確認します。設問に対し与件→回答の「So What」で流れていく回答プロセスに、一呼吸の竿をさして妥当性を推し量る形です。できればこの時も筆記具は投げ出してしまい、考えまとめる意識を高めます。

回答の精度を高めるための投資として、もしくは煮詰まってしまった時の対策として、筆記具を手放すという具体的な行動を準備しと、心にゆとりがもたらされるかもしれません。苦しくなったら、手を自由にしてみることで、80分の回答プロセスにリズムを刻むのです。もちろん、貴重な時間を消費する行為なので、実行にあたってはくれぐれも時間配分に留意した検討が必要です。

 

もう間もなくです

 

受験生の皆様、コロナ禍で諸々制限される厳しい状況の中、受験勉強を続けられたことは、誠に称賛に価すると思います。本番までの期間は、気候の変化や栄養摂取に留意してお過ごしください。もう間もなく本番です。健康と健闘をお祈り申し上げます。

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