「結局経営とは何なのか」という事から診断士の役割と2次試験で必要なことを考えてみました。

読者の皆さま、こんにちは。
AAS東京の渡邉です。

一応毎回自己紹介をしておこうと思うのですが、
私は現在岡山県で、父親の経営する会社で後継者として経営に携わっております。
一方、診断士としての活動もしており、岡山県よろず支援拠点や商工会議所の経営相談員
の仕事もさせて頂いております。

受験に直結する情報は直近の合格者の皆さまにお譲りして、私の記事では、
実際の経営現場で皆さまが学ばれている知識がどの様に活用されるか、ということを
中心にお伝えしていきたいと考えております。

本日は、「結局経営とはどういうことなのか」という事から診断士に求められる役割と2次試験で
必要なことを考えて見ようと思います。

私が実際、ここ数年で会社経営に携わりながら診断士活動をしていて感じることは、
「経営とはつまるところPDCAサイクルの連続だ」という事です。
経営計画を立てて、実行し、見直しながらより良くしていく、それが経営だという事です。
当たり前に思われるかと思いますが、中小企業や小規模事業者で経営計画をしっかり立てられている
会社はほとんどありません。

計画を立ててPDCAを回せている会社と、そうでない会社、数年経つと結果が大きく変わるのは
想像できると思います。

そこで診断士に何ができるか、というとPDCAサイクルを回すお手伝いです。
中小企業の社長は、当然ながらその業界のことには非常に詳しいです。今後どうしていこう、という様な
アイデアを持っている人はたくさんいます。

それでは何故診断士を使うのかというと、社長1人ではやはり不安なのです。
例えば社長が新規事業を計画しているとして、診断士にして欲しいことは、「こういう観点が抜けていないですか?」「こういう事は考えられましたか?」という客観的なアドバイスです。。
自分が考えていることについて第3者にチェックをしてもらうことで安心できる。そうして初めて新たな一歩を
踏み出せるのです。

その業界について社長以上の知識を教えてくれ、という様な要望を頂くことはほとんどありません。
(当然大企業であれば、大手コンサルファームに依頼をして市場状況等を詳しく調べてもらったりするので
しょうが、中小企業の場合、求められることは違います。)

この様な観点から考えると、診断士に必要なのって、以下の2点だと思います。
①ある程度切り口になる知識を持っている事。
②社長に分かりやすく話すこと

この2つがあれば社長との会話が成立します。

この考えはそのまま2次試験にも当てはまると思います。
2次試験は高度な知識を求められる試験ではありません。
皆さま一次試験を突破しているのである程度の知識があるのを前提に、それを如何に上手く使えるか、が勝負です。間違っても、「誰も知らないような知識を基に、素晴らしい解答を書いてやろう」とは思わないでください。与件に書いてある事を基に当たり前のことを当たり前に書く、というのが最も重要です。

また、分かりやすく書く、という事も大事です。先日AAS模試の採点を行いましたが、やはり何が言いたいのか
伝わってこない答案が多数ありました。問われていることにズバリ答えているか、主語述語は正しいか、等
ポイントはたくさんありますが、皆さまも是非一度採点者になったつもりで自分の解答を見直してみてください。きっと気が付くことがたくさんあると思います。

いよいよ試験日が近づいてきましたが、一人でも多くの読者の皆さまが合格されることを祈っております。

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