実務補習体験記

みなさんこんにちわ。すーです。

新型コロナウイルスの影響で自粛モードが広がり、何とも言えない閉塞感がそこら中に漂っているのを感じます。

一刻も早く収束し、日本が、世界が早く元気になって欲しいと切に思います。

さて、今回は2月に受講しました実務補習について書きたいと思います。

とても実りあるものとなり、少し長くなりましたが全体像と注意点が分かるようにやや詳細に記載させていただきました。

普段の勉強の息抜きにでもお読みいただけますと幸いです。

 

合格発表~実務補習当日まで

 昨年の1225日に二次試験の合格発表がありましたが、その後すぐに二次試験合格証書と一緒に中小企業診断士実務補習のご案内という書類が送られてきます。

 実務補習には5日間と15日間コースがあるのですが、特に東京や大阪で5日間コースを受講しようと思っている方は、速やかに申し込んでください。あっという間に定員オーバーとなり受講できない可能性があります。

実務補習の受付は先着順で各エリアには定員枠が決められており、恐らく合格者全員が受講できるだけの枠はないと思われます。

そして、申し込むとすぐに(2営業日以内!)受講料の振り込みが必要となります。5日間コースだと5万円、15日間コースだと15万円が必要となるため、前もってお金の準備も必要となります。

その後、しばらくは何の応答もない日々が続きますが、1月下旬に申込完了通知書と実務補習テキストが送られてきて、実務補習6日前に指導員から連絡が来ました。

指導員からの連絡には、診断する企業名や業界、実務補習5日間のスケジュールが含まれます。初日を迎えるまでに、診断企業のHPや業界についての事前理解、および実務補習テキストを読んでおく等の指示がありました。

この実務補習テキストがなかなか秀逸で、企業経営理論や財務会計など診断士試験で学んだ知識の復習と、診断報告書の書き方が丁寧に掲載されています。

また、前日までに診断先のHPは隅々までしっかり目を通し、『業種別審査辞典』で診断先の会社が属する業界の動向についてしっかりと頭にいれておくことをお勧めします。理由は後述する「ヒアリング」を効果的にするためです。

 

実務補習初日~3日目前日まで

実務補習初日、オリエンテーションが終わるといよいよ指導員、実務補習メンバーとの顔合わせです。普段会社で働いているだけでは決して関わることのない、様々な業界の人と一緒に取り組めることも実務補習の良いところの一つです。

まず最初にやることは役割分担を決めることです。初回ということもあり、私は日ごろの業務で馴染みのある経営戦略に立候補しました。

1回目は自分のこれまでの経験を活かせるパートに立候補することをお勧めます。また、班長をやってみたいという方は、1回目に思い切って手を挙げるのも良いと思います。

そしてお昼休憩を挟み、午後からはいよいよ社長をお招きして、ヒアリングを行いました。

私たちの班では社長にご足労頂きましたが、多くの班は企業訪問されていました。

このヒアリングは非常に重要で、報告書に書く現状分析から課題、具体的な施策提案まで全てヒアリングの内容を踏まえて考えることになります。

初日からいきなりヒアリングを行うわけで、当然どれだけ業界について、企業について下調べできているかが、ヒアリングの濃密さに直に影響します。事前学習の重要性を思い知らされます。

ヒアリングを終えるとそこで初日は終了となります。

各自、2日目までにヒアリング内容を纏めておくこととし、解散しました。

 

2日目はヒアリング内容も踏まえて、企業を取り巻く外部環境と、財務分析などの内部環境分析を行います。SWOTに落とし込み、今後の企業の成長戦略を検討します。

私達が担当した企業の業界は人手不足が深刻で、人材活用をIT戦略も含めてどのように解決するか、ということが主な課題でした。

2日目終了後、3日目までは1週間空きます。この間は自分の役割の報告書を書き始め、随時進捗をDropBoxで共有しながら進めました。

私達は仕事が終わった後に集まれるメンバーで集まりましたが、SkypeZOOMで打ち合わせをした班もあったようです。

 

3日目~4日目まで 

3日までに各自作成した報告書を一つにマージします。報告書はWordで提出しなければならず、wordに詳しい人がいなければなかなか骨の折れる作業となります。

34日目は基本的に報告書を作る作業になりますので、この日までにどれだけ準備ができていたか、そして指導員の先生のこだわりの強さ/修正指示の大小で作業量が変わってきます。

なお、プロジェクターを持っている人がいると、壁に投影でき作業がとてもスムーズに進みます。

指導員の先生からは、社長が実際にやってみようと思えるような具体的で実行できそうな施策を複数案示すようにと言われました。

施策自体は思いつくものの、それを報告書の冒頭に示した成長戦略と矛盾なく論理的に説明し、優先順位をつけることが思った以上に難しかったです。

中にほとんど徹夜に近いくらい作業をしてやっと報告書を提出した班もあったようです。

 

5日目(最終日) 

最終日の最大のイベントは企業への報告会です。

午前中は主にプレゼン資料の作成と練習に時間をかけ、お昼過ぎに企業を訪問し、報告会に臨みました。

当然報告会の時間も限られておりますので、90頁近い報告書の内容を全て紹介するわけにはいかず、要点を分かりやすく、簡潔にまとめる必要があります。

報告会終了後の社長との会話で、提案施策の中には、実際にやってみたけど上手くいかなかったこと、これからやろうと思っていたこと、新たに興味を持ってもらえたこと、などフィードバックをいただきました。

半日のヒアリングで企業を深く知ることには限界があるものの、自分たちが精いっぱい考えた施策に対して、肯定的な意見を頂くととても嬉しく思います。

 

5日間の実務実習を終えて

 5日間(インターバルを入れると12日)という限られた時間で企業を診断し、報告書まで作成するには正直かなりしんどかったです。

 幸い仕事がそこまで忙しくなかったため、平日もそこそこ作業ができましたので睡眠時間を犠牲にすることなく完遂することができました。

 大変でしたが、診断士試験に合格しなければ体験できない貴重な機会であり、そこから学ぶことも多く、また診断士仲間もできました。

 合格後には一気に世界が広がります。その日を夢見て今は試験勉強頑張ってください。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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