この時期、多年度生にお勧めしたい「敗因分析」とその進め方

こんにちは。AAS卒業生、典茶漬け(のりちゃずけ)です。

3月ですね。
年度末業務や人事異動、さらに新型ウィルス対応と、色々とご多忙な方も多いのではと思います。しかし試験に限って言えば、2次試験まで残り半年以上と、まだ少し心に余裕がある時期ではないでしょうか。

この時期にこそ多年度生には、昨年度2次試験の「敗因分析」に取り組まれることを、強くお勧めします。

 

敗因分析の意義

本ブログをご覧の多年度生の方でしたら、きっと一度は「敗因分析」という耳の痛い言葉に触れたことがあるかと思います。AASの先生もこちらで取り上げられていました。

あらためて敗因分析をお勧めする理由、それは「自分が合格した年は他の年と異なり、敗因分析のプロセスをしっかり踏んでいた」という確固たる自覚があるからです。

合格年より前の自分は、敗因分析の必要性はうっすら感じつつも、「自分の弱点などもう分かっている」という驕りがあり、結局実施しませんでした。そのため、先生方からご指摘を受けた直後は深く反省するものの身に浸み込むまでには至らず、成績も伸び悩んでました。(先生方、今更ですが誠に申し訳ございません….)

しかし、先輩合格者の方々に倣い自己流ながらも敗因分析に取り組んだことで、合格答案と比べて自分の答案がいかに加点され辛いかを痛感。そこで初めて自分の弱点と正面から向き合い、それまでの非効果的な学習ループから抜け出すことができました。

「多年度生にとって敗因分析は、合格までの道筋をつけるための必須プロセス。」

敗因分析をやらずしてただ闇雲に学習しても効果は上がり難いでしょう。
早めに実施して、この先試験までの学習をより効果的なものにして下さい。

 

敗因分析の実践的な進め方

Web検索すれば敗因分析の手法についての参考情報もいくつか入手することができます。思考法やマッピングなどのツールを駆使したもの、なぜなぜ分析・・・などなど。あなたが「これだ!」と思うもの見つかりましたでしょうか?

もし見つからなければ、私が合格年度に事例1~3の敗因分析として実施した方法を是非お試しください。5つのステップで、分析用のデータ収集を除けば所要時間は3~5時間という手軽さです。(事例4は他事例よりも弱点把握は容易と思われるため今回は対象外としました。)

 

ステップ1.データ収集

比較分析に利用するため、次の2種類の答案を準備します。

1)自分の2次試験再現答案

直近の実力が反映されている令和元年の再現答案が望ましいです。点数開示済みなら尚良し。再現答案を作成してない方は、模擬試験の要領で答案を再度作成してください。

2)1)と同年度の模範解答と合格再現答案(合格レベル答案)

各資格スクールの模範解答と合格者の再現答案(評価・点数付き)を、事例ごとに合計6~10人(社)分を集めます。解答品質や点数の信頼性が高いものが望ましいです。令和元年度2次試験のAAS東京の模範解答はこちら

私はAAS「みんなの再現答案(H30)」を最大活用しましたが、今年(R1)は提供されてないようですね・・・。
(⇒3月中には公開開始します!(事務局追記))

 

ステップ2.答案比較によるギャップ抽出

MS-Excel(エクセル)を使い、収集したデータ(答案)を事例・設問毎に比較できる一覧表に落とし込みます。

次に、作成した一覧表を事例毎・設問毎にタテ読みして、合格レベル答案に共通してみられる用語(キーワード)や文章構成・表現上の特徴を抽出し、その箇所をハイライトまたはメモ書きします。

一覧表上で合格レベル答案と自分の答案を比べて、何か気がついたことはありませんか?
合格レベル答案は明らかにキーワードが多く、また読み易かったのではないでしょうか。

ここまでの作業で、合格レベル答案(あるべき姿)と自分の答案(現状)の間にある「ギャップ」を、よりハッキリと客観的に認識することができます。

 

ステップ3.ギャップ発生の原因推定

合格レベル答案との「ギャップ」とはつまり「不合格要因」
この「不合格要因」は、以下の3つのタイプに分類することができます。

不合格要因3タイプ

1.キーワード不足 加点対象となる文言(キーワード)が含まれていない
2.不要ワード 非加点対象の文言が含まれている(1の裏返し)
3.採点困難 論理的でない、分かりづらい、読みづらい文章構成・表現となっている

一覧表上で自分の設問答案を1つずつ、どの不合格要因に当てはまるかチェックしてみましょう。そして、その不合格要因が発生した原因を、解答手順や思考プロセスを思い出しながら推定し、箇条書きにします。

この際に留意すべき点は、実力不足や勉強不足などの大雑把な要因を挙げないことです。次のステップである具体的な解決策の立案に繋がることを意識して原因を推定してください。

また、往年のAAS受講生には特典が。
過去に通学・通信教育で講師から受け取ったコメントは残してありますか?あれば再度それらを読み返してみてください。原因推定の大きなヒントとなります。

 

ステップ4.解決策の立案

推定された原因ごとに、解決策(回避策)を考えます。
解決策には、今日からでも実践できる「具体的な行動」を挙げましょう。

 

ステップ5.学習計画の見直し

それぞれの解決策を身に着けるために最適な学習内容をリストアップします。そして、学習内容ごとにそのボリュームや実施時期を加味して、学習計画に落とし込みます。

ここで挙げる学習内容は、これまで実施してきた内容とあまり変わらないかもしれません。
しかし、同じ内容でもギャップ原因や解決策を意識しながら学習するとしないでは、効果面で雲泥の差が生じます!

 

以上のステップで敗因分析を行うと、次のようなアウトプット(表)が得られます。


敗因分析の結果を踏まえた学習計画を立てても、実行しなければ意味がありません。折角なので確実に実行してくださいね。

そして時々、敗因分析の結果「不合格要因―>原因―>解決策」を振り返って、自分の弱点を再認識すると同時に、「試験までに絶対克服!」の意欲を高めてください。

ではまた4週間後に~。

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