令和6年度第1回2次公開模試のお申込み受付中です!(開催日:4月28日・29日、お申込み締切:4月21日)詳細・お申込み

この時期カラダで覚えたいこと。

皆さんこんにちは
AAS東京講師の石渡一徳です。

今週から新たなメンバーでの投稿がはじまりました。
私も4週に一度、土曜日に登場します。
受験に役立つ情報をお届けできればと思いますのでよろしくお願いします。

2020年もひと月以上が経過しましたね。
皆さん学習の進捗はいかがでしょうか?
私はというと、執筆や再現答案の分析、本科講座の準備など、
色々と納期が迫ってきておりドタバタしています…。

そんな中で、ここ数週間は昨年(令和元年度)の本試験事例Ⅰを振り返っています。今回はそこからの話題です。

昨年の事例Ⅰで思うのは、
診断士のしての知識をちゃんと使えてる?
思考プロセスはちゃんとしてる?
というのがハイレベルで問われたなということです。

たとえば、
「最大の理由」が2問も問われました。
多面的に分析しつつも、最後は一番大きな理由に絞り込まないといけません。絞り込むというプロセスが加わるため、解答までその分余計に時間がかかります。ですから知識を使って何を分析すべきか、瞬時に仮説を立てる必要があります。

あるいは、
「その背景にある企業風土」や「その成功の背景にどのような要因」など、答えるべきものをストレートに問わず、ひとひねり加えられています。設問をしっかりと理解したうえで、戦略レベル(環境分析/全体戦略/機能戦略)を判断し、事象と事象の関係やストーリーに着目して答える必要があります。

これらを80分の中で対応しないといけないのですから、診断士としての知識や思考プロセスをカラダで覚えておかないと対応が難しいですね。このあたりは難易度が高まっている部分かと思います。

では、どうトレーニングするか?
知識はもちろん大切なのですが、早い段階でまずおさえたいのは、経営診断のフローです。

環境分析を行い、経営(全体)戦略を導き出し、それを実現する機能戦略

というベーシックな思考。まずはこのフローを体に染み込ませるのが攻略のポイントでしょう。言わば、木の幹です。その上で、枝葉として、それぞれの戦略レベルに応じた知識を加えると良いでしょう。そうすることで体系的に事例のストーリーをおさえられるので、その枠の中のどこを問われたか特定できれば対応ができるでしょう。

頭でわかっても経営診断のフローを思考として定着させるのは案外時間がかかります。先に知識を詰め込むより、ある程度幹をしっかり成長させた方が枝葉を支えやすいです。10月に向けてしっかり定着させれば、12月には花が咲くばずです。

まずは
環境分析を行い、経営戦略を導き出し、それを実現する機能戦略
この思考を定着させましょう。ベーシックですが難問に対応するためにもとても大切です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次