合格年度の意識と行動

はじめまして、令和元年度合格のAAS東京本科卒業生、盆栽イチ朗と申します。本日から4週間に1回の予定で投稿させていただきます。二次試験5回、計8年間の壮絶な(?)受験生活から今日に至る経験を基にメッセージを発信し、受験生のモチベーション維持・向上の一助になれば幸いと考えています。

第1回目の本日は「合格年度の意識と行動」について、私自身の経験を紹介いたします。

1.オン(受験勉強)
 1)マネジメントレベル
 『合格は診断士としてのスタートラインに立つことに過ぎない』

「試験なのだから合格するためだけの勉強をすればよい」という考え方がある一方で、「答案を診断報告書と見るならば、お金が取れるレベルになり合格したい」と思い、自分自身の診断士としての理念や方針などを額に入れて掲示、常に意識しました。つまり、受験勉強も本試験も診断士になったつもりで取り組んでいました。合格はゴールではなくスタートだと思っています。これは勉強のモチベーション向上にも寄与しました。

 2)オペレーションレベル
 『考え抜いて自己の境地(解法)を確立』

前年度AAS東京本科で学んだ解法を基盤にし、題材を事例Ⅳ以外は過去問5年分に集中しマーキングの仕方などテクニカルな部分を改良しながら自分流の80分の解答手順を確立しました。AAS東京には、剣道や茶道などで言われる「守・破・離」という考え方があります。師の教えを守り、敢えて破り、教えから離れ自己の境地を開く。合格年度は正にこれを完遂することが出来たと実感したのです。

2.オフ(受験勉強以外)
 『余暇でリフレッシュ、メリハリが大事』

空き時間はほぼ全て受験勉強という生活から、多少余暇でリフレッシュというスタイルに変えました。ただ選択と集中は大事で、趣味のアジアひとり旅、ギター、読書(診断士関連を除く)は封印し、家族と過ごす時間を主にしていました。もっとも、家族旅行の時も新幹線の車内で中小企業白書を読んでいましたが。一方、時々コンサートにも行き、二次試験の一週間前もアリスのコンサートに行き元気をもらいました。受験生活にメリハリをつけたことは良かったと思っています。

最後に、渋沢栄一の夢七訓を紹介いたします。
「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。」

夢、理想、信念など、人としての想い、ぶれない軸を持つことが、私は何かとても大事な気がしており前述の通り理念を策定しました。それが難関国家資格である中小企業診断士を取得するための心の拠り所にもなり、恐らくは合格後の活動にも通じていくものであると考えています。

それでは、皆様にとって素敵な一週間になりますように。

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