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H27事例Ⅰ【81点】再現答案と解答プロセス。

おはようございます。
AAS東京の卒業生、北陸テツ子です。
「テツ子の事例Ⅳ攻略3原則」
の続編をお届けする予定でしたが
GW対応で準備が整わず… 
大変恐縮ながら次回とさせていただきます。
本日は、AAS東京本科生の
グループウェアで情報共有した内容を
再編してお届けいたします。
――――――――――――――――――
平成27年度の二次試験ABBBだった私が
唯一誇れるのは、事例Ⅰの【81点】です。
もともと不得意だった事例Ⅰに助けられて
ギリギリ合格できたのでした。
人生、何が起こるかわかりません。
そのH27事例Ⅰの解答プロセスを
改めて振り返ってみました。
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【1】 与件文をざっくり読む
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「なんかいろんな事業があるなぁ」
「人事制度は年功ベースかぁ」
与件文の最初と最後だけざっくり読んで
設問文へ進む。
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【2】 設問文をじっくり読む
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Q1
「外部環境」とメモ。
Q2
「ブロー成形」「過去の戦略の理由」
「SWOT」とメモ。
Q3
「課題」が目立つように色塗り。
Q4
「モラール?」「長期」とメモ。
成果主義(≒短期的施策)と違うんだなと。
Q5
「組織文化・人材育成」とメモ。
――――――――――――――――――
【3】 設問文と与件文をつなげる
――――――――――――――――――
Q1
ゲートボールとグラウンドゴルフでしょ。
(設問文を額面通りに受け止め、バドミントンは除外)
⇒6段落後半・7段落後半とリンク
Q2
まずブロー成形の話は間違いないよね。
⇒5段落とリンク
Q3
大型成型技術って書いてあるからココかな。
⇒7段落前半とリンク
Q4
とりあえずボーナスと人事制度のとこかな。
⇒9段落とリンク
Q5
とりあえず健康ソリューション事業かな。
⇒8段落とリンク
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【4】 取りこぼしがないかチェック
――――――――――――――――――
●与件文の1ページ目を丸ごと使っていない
ことに気づき、大慌て。
●1段落「決して高い利益を上げているとは
いえない」に怪しい予感。
⇒ここ5年横ばい…長期的な施策が必要?
⇒Q4・Q5とリンクかな。
⇒ここで「長期的な視点」を意識。
●4段落「廉価な輸入品や金属製の代替品
で経営危機」にも怪しい予感。
⇒コア技術じゃない木製ラケットに海外投資
しちゃったんだよね…
⇒あ!ここは3段落とセットかも?
●3段落「コア技術のシャトルコックだけで
なく木製ラケットにも業容拡大~」
⇒新規事業をA社社内で手がけたから権限と
責任が曖昧になったのかも?
⇒その反省を生かして、ブロー成形は分社化
したのかも?
⇒3段落・4段落どちらもQ2とリンク
――――――――――――――――――
【5】 解答骨子を組み立てる
――――――――――――――――――
…この汚いメモ書きの内容は以下の通り…
Q1
市場特性は、
①少子高齢化
→シニア向けスポーツ市場は伸長
②スポーツは娯楽
→流行や認知度の波に左右されやすい
Q2
理由は、
①ブロー成形の技術難度が高い
→専門化
②自社ブランドと異なるビジネスモデル
→権限責任
Q3
考えられる課題は、
①大型成形技術→市場に左右されず
工場稼働させ投資回収
②成形技術の高度化→A社本体の
自動車部品製造とのシナジー創出
Q4
理由は、
①複数事業のシナジー
←長期的にA社に貢献
②経営危機のりこえてきた
←従業員を大切に
Q5
留意点は、
①若手従業員の活用→シニア層以外の
市場開拓→モラール向上→過去の成功に
安住せず→組織文化を改革
②社内外の連携強化→ソフト面で能力を
高め→人材育成を進める
――――――――――――――――――
【6】 解答用紙に書く(再現答案)
――――――――――――――――――
第 1 問 (配点 20 点)
市場特性は、①少子高齢化社会の到来により
シニア向けスポーツ市場全体は伸張傾向にあ
る事、②スポーツは娯楽的性格が強いため、
流行や人気度の波によって市場動向が左右さ
れやすい事、である。
第2問 (配点 20 点)
理由は、新たな戦略に従った組織構造改革の
ためである。具体的には、①ブロー成形の技
術難度の高さに対応して組織の専門化を図る
必要があった為、②自社ブランド事業とは異
なり顧客要望に応えるビジネスモデルに権限
と責任を委譲する必要があった為、である。
第3問 (配点 20 点)
考えられる課題は、①大型成形の生産能力を
活かし、市場動向に左右されず工場の安定稼
働を図れる福祉事業等に進出して投資回収を
図る事、②成形技術の高度化でA社本体の自
動車部品製造とのシナジーを創出する事。
第4問 (配点 20 点)
理由は、①従業員に賃金面での不満を与えな
いことで長期的にA社に貢献させ、複数事業
のシナジー発揮に繋げる為、②これまでの経
営危機を乗り越えてきた従業員の能力を評価
することで動機付けを高める為、である。
第5問 (配点 20 点)
留意点は、①若手従業員を活用してシニア層
以外の市場拡大を図ることでモラールを高め
過去の成功に安住せず組織文化の変革を目指
す点、②社内外との連携をさらに強化してソ
フト面の能力を高め、人材育成を進める点。
――――――――――――――――――
以上、ご参考になれば幸いです。
81点ということは、裏を返せば
19点分のマイナスが含まれている訳です。
どのあたりがマイナスだったのか
私自身はわかりません。
なお、AAS東京の合格者の中には、事例Ⅰで
83点という素晴らしい成績の方をはじめ
70点台後半の方も複数いらっしゃいます。
幸運や偶然も重なりつつ、学んだセオリーに
間違いはなかったのだと思っております。
「なんで、そこでそう考えたの?」
解答プロセスに沿って細かな思考プロセスが
いろいろと詰まっています。
それをセオリーと私は呼んでいるのですが
細かすぎてブログでは伝えきれません。
詳細はAAS東京のアシストゼミ等で
ぜひ学んでください。
※今回の記事で使った用語はいくつか
 一般的な表現に置き換えていますので
 AASで学ぶ用語とは異なる箇所が
あります。ご了承ください。
駄文におつきあいくださり
誠にありがとうございました。
今日はここまでとさせていただきます。
――――――――――――――――――
 【本日の結論】
――――――――――――――――――
事例Ⅰが不得意でも、
セオリー通りに解くことで
得点源になる可能性があります。
ぜひ、正答可能性の高いセオリーを
身につけてください。
――――――――――――――――――
 【次回予告】

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…今度こそ!特急列車と計算機の話を…

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