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事例Ⅰ攻略のポイント 3つ!

皆さんこんにちは。
AAS東京の石渡一徳です。

今日は2次本試験前において、私からの投稿は最後になりますので、事例Ⅰ攻略におけるポイントを3つに要約してご紹介したいと思います。

 

① 知識を使えるようにする!

まず1つ目は知識です。知識といっても2次試験で使う知識は多くはありません。
知識を使える(応用できる)ようにしておくことが大切です。
具体的には
・設問を読んだ際に使えそうな知識をスッと頭に浮かべられるか
・与件を読んだ際に知識にあてはめて読み替えられるか
・解答に落とす際に知識を使って切り口を構成して論理的に記述できるか
です。
上記は事例Ⅰに限ったことではありませんが、事例Ⅰは与件文にヒントが少ないことが多いので知識は特に大切です。知識というフィルターを通すことで解答の方向性が見えてくるケースがあります。そのため、事例Ⅰでは特に知識を使えるようにしておけるかがポイントです。

② ”戦略フロー”を意識する!

2つ目は、経営診断のフローである「環境分析」→「全体戦略」→「機能別戦略」の思考を定着させることです。ここでは”戦略フロー”と表現することにします。アタマでわかっていても戦略フローを80分の中で定着させるのは案外難しいです。
例えば、皆さんは80分のプロセスの中で「全体戦略」を意識していますか?
事例Ⅰではストレートに「全体戦略を答える」ような設問は少ないので「クロスSWOT」などを通じて「全体戦略」を立案したり、組織戦略を答える上で「全体戦略」を確認するというプロセスを省いている方もいるのではないでしょうか?中には「『クロスSWOT』なんで必要ない!」と言われる人がいるのも事実です。しかし、これだとなかなかA判定は難しいと思います。

経営診断のフローとしては「環境分析」から「全体戦略」を導き、それを実現する「機能別戦略」を描く、という手順なります。したがって、例えば組織戦略(機能別戦略)を考える場合は、その上位概念である全体戦略を捉え、それを実現する組織として考える必要があります。仮に「組織」レイヤーだけで考えて解答の方向性が定まらないケースでも、全体戦略を意識することで解答の方向性が定まります。
実際に、直近の過去問(H30)を見てみても、第3問では組織改編の目的が問われ、全体戦略との整合性がポイントでした。
組織や人事の設問を解く際には全体戦略を考慮する必要があるとともに、ヒントともなります。この戦略フローの思考ができているかどうかで解答全体の一貫性も高まり、差がつくポイントにもなります。

③ 時系列を捉える!

組織・人事に関する知識を使えるようにし、戦略フローの思考プロセスを定着させたら、あとは、事例Ⅰの出題パターンに対応する思考を加えます。
3つ目は、A社の時系列「過去」→「現在」→「未来」をしっかりと捉える、ということです。
過去どのように成長し、現在どのような状況にあり、未来はどうすべきか、を与件文や設問文から読み取ります。
「環境分析」→「全体戦略」→「機能別戦略」の思考をタテとするならば、時系列ごとにヨコにも見ていきます。
事例Ⅰでは「3代目社長の時代に」などの制約が加わることがしばしばです。この場合は時系列をおさえないと対応できません。
上記のように、タテとヨコの思考をクロスさせることが必要になってきます。
環境が変われば戦略も変わる。
戦略が変わっているならば、組織も変えないといけない可能性があります。
このような視点で診断するとおおきなヒントになるでしょう。

いかがでしょうか。
上記3つはポイントといっても、すぐに取り入れられるものではないのは事実です。
しかし、2次試験はテクニックだけで合格できる試験ではありません。
10月20日まであと少しですが、今回挙げた3つをしっかりとおさえることで、より合格に近づけるはずです。
是非、ヒントにしてみてください。
引き続き頑張っていきましょう。

皆さんの力が無事発揮できることを願っています。
応援しています!!

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