事例4の難問対策

こんにちは。最上です。
前回、模擬試験の話をしましたが、今回もその話です。

AAS東京では8月末から9月中旬にかけて公開模試を行いました。
昨年に比べ多くの方に受験頂き、私も現在、事例4の採点作業の真っ最中と言う所です。
自宅受験等でまだ答案作成されていない方は、一部ネタバレがありますので、これから先は解いてから読んで下さい。

全体的に平均点は、私が想定していたよりも低めです。その原因ですが、
損益分岐点を計算させる問題があったのですが、設問文では、
「損益分岐点売上高を計算せよ」とは書いておらず、
「必要となる売上高を求めよ」と言う表現になっていた事で、
難しく考えてしまい、正解に辿り着けなかった印象です。
たったこの違いで、平均点が5点以上下がっている状態ですので、
事例4ではここが合否の分かれ目となる可能性があります。

事例4用の計算ドリルは各予備校で用意していて、皆さんも活用していると思うのですが、
大抵、テーマ毎に章が別れていて、何の問題か?を考えることはあまり無いですし、
過去問演習でも一度解いたことがあれば、何の問題か?を迷うことはないですね。

ですので、対策は難しいのですが、
模試や演習で新作問題を解くときは、何の問題か?を見極めるにあたり、
出題者の意図を大まかに考えて欲しい、と思っています。
ここに時間を掛けて深入りする必要はありませんが、
事例全体を通して、何をテーマとして、各設問で何を問おうとしているのか?
80分の中の一瞬で良いので考えて欲しいです。

残り1か月、新作問題に触れる機会も少なくなってきましたが、
これから模試演習等で新作に触れる際は、少し意識して欲しいと思います。

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