解答骨子をつくるべし

皆さんこんにちは。
今日は解答骨子の作り方について書きたいと思います。

解答骨子とは、大体こんなこと書くぞというメモのことです。解答骨子は設問文に沿って組み立てます。
解答骨子を作る過程で、設問文を“題意”や“制約条件”といった要素に分解することが多いですが、ここでは特にそういった定義をせずに、“何を考えればよいのかを考える作業”という視点から解答骨子を作ってみたいと思います。では、さっそく設問を見ていきましょう。

平成30年度 事例Ⅱ
第3問
B社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B社は、従業員を通じてどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
従業員を通じた施策 従業員と宿泊客の交流を促進 おもてなしの一環 インターネット上での好意的なクチコミを誘発
英語が堪能な従業員 歴史ある街並み接客
観光案内
館内案内 
外国人向け 日本の朝→喜びの声
写真映えする食べ物はSNSに向く

 

平成30年度 事例Ⅱ
第4問

B社はX市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
施策 夜の活気を取り込んで 宿泊需要を生み出す
地域ボランティア
パックツアー
夜通し続く祭り
山車引き
夜間ライトアップ
事前に予約のない客が宿泊することはほとんどない→増やす

 

このように、設問文に書かれている内容ごとに表を作ります。そして、与件文を読んでいく過程で使えそうなヒントを表に書き込んで行きます。設問文に書かれている内容ごとの表が考える内容(与件文のヒントから導く内容)になります。書き込んだ後は、集めたヒントを基に解答を作っていきます。スムーズに埋まらないことや、解答要素を追加するケースもありますが、題意を大きく外した解答を書くことが減ると思います。また、解答の概要を書きながら読むことで与件文の整理が進みます(読みながら整理できることがベストですが)。

二次試験まで残り2ヵ月を切りました。そろそろ解答プロセスを固めて、本番に向けた反復練習に入りましょう。

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