中小企業経営のリアル - コミュニケーション

読者の皆さま、こんにちは。AAS東京の渡邉です。

私事ですが、この度家業を継ぐ決心をして実家のある岡山県に戻り、今週より勤務を開始しております。

今週より私の会社の経営の実態を、2次試験で活用できる知識と照らしながら
このブログでお伝えしていきたいと思います。

私の実家は、工場の生産ラインのメンテナンスや産業廃棄物運搬収集等を
行う会社を営んでおります。
従業員は30名程度(正社員14名、パート・アルバイト16名)、祖父が創業して40年になります。

そんな会社ですが、入社してみてすぐに多くの問題に気付きました。

まず、経営理念がありません…。
業績は横這いで特に成長もしていないし、成長しようという戦略もない…。
営業担当者はおらず、社長の人脈のみで仕事を獲得してきている。
社員の高齢化が進んでおり、平均年齢は50歳以上という状況。

この会社どうしよう、と思いましたが、それでも40年間続いてきているのは何か理由があるはず。

一つ良いな、と感じたのが、社員が楽しそうに仕事をしていて和気藹々とした雰囲気があることです。
いわゆる3K職場で、決して給料が高いわけではない、それでも何故こんな雰囲気になるのかなかな、
と思って見ていたら社長と社員のコミュニケーションが良いことに気づきました。

社長は毎日一番に出勤して、出社してくる社員一人一人に声をかけています。
仕事のことだけでなくプライベートな雑談だったりもしますが、とにかく会話をしています。
良い仕事をしていれば褒めているし、注意するべきところは注意している。
社員も要求があれば次々に社長に提言をしていて、社長はそれに対して一つ一つ丁寧に回答しています。

これこそ中小企業にしかできないコミュニケーションだな、と思いました。
2次試験では、事例1の組織文化でコミュニケーションを解答に使うことが良くありますが、
社内のコミュニケーションが良くなれば会社の雰囲気が良くなる、というのは本当だと実感しました。

「言うは易く行うは難し」で、自分が会社を継いだ時に同じことができるかは不安ですが、
2次試験で得られる知識は、実際の経営現場で使えます。

受験生の皆さまも習得している知識がどの様に実際の経営に活かせるか、想像しながら2次試験の勉強をするのも
楽しいと思いますので引き続き頑張ってくださいね。

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