SNYです。
口述試験も終わり、次年度に向けて勉強をリスタートする方、いったん休憩する方、診断士登録に向けて進める方。
さまざまな方がいる季節ですね。
せっかくなので、今日は診断士協会が行っている実務補習で意識したいポイントをお話します。
メンバーと良好な関係を作る
登録のための一時的なチームとはいえ、実務補習は実際の企業を相手取る、本番さながらのコンサルティング。
限られた時間の中で、”受けてよかった”と思ってもらえる成果を出すには、まずはチームメンバーの強み・弱みをお互いに理解しあうべきです。
自分では思いつかない考え方、逆に自分だから思いついた施策など。
チームコンサルという形は一般的な診断士の仕事では多くないですが、だからこそ実務補習は貴重な経験になります。
複数の視点で企業を見る力。
意見の違いをすり合わせながら、一つのストーリーにまとめる力。
自分の主張を通すだけでなく、全体最適を考える姿勢。
これらは独立後にも必ず武器になります。
診断士試験に通る方々は、皆さんとても面白いです。優秀な方、バイタリティにあふれた方が多いです。
そんな方々と、今後の診断士活動の仲間となることを意識して、しっかりと良好な関係を気付きましょう。
私の班は講師の先生がお酒好きの方だったので、初日から終わるまで2日に1回のペースで飲みに行きました。
無理をする必要はありませんが、お互いのことをよく知るために、興味をもって接するべきだと思います。
重要課題を見極める
基本的な流れとして、「初回ヒアリング→議論→報告書作成→報告」となると思いますが、
7,8日の短期間で1つの会社のことを全て知り、質の高いアウトプットを出すことは不可能です。
特に生産面・現場作業面については、半年伴走しても知り尽くせないほどノウハウに富んでいるのが、中小企業です。
では何を目指すべきか。それは、”そんなこと考えもしなかった。試しにやってみよう”と思ってもらえる施策を最低1つ提案することです。
実務補習を受け入れる企業は、自社の取り組みをしっかり伝えられ、なおかつ決算書の開示ができる優良企業です。
特に、担当講師の顧問先であればなおさら改善が進んでいる場合が多いです。
そのため、何か1つでもやってみようと思える施策が提案できれば、それで十分な成果だと言えます。
重要課題をヒアリングして、それに対して1つでも心に残る、失敗しても影響の少ない現実的な施策を考えるといいでしょう。
ちなみに、うまくいっている企業に共通の課題は”人手不足・採用難”です。(あまりうまくいっていない企業の課題はたくさんありますが)
テコ入れが難しい領域ですが、少しでも心に残れば勝ちです。
課題を構造化して糸口を見つける
重要課題に対して真っ向勝負しても解決しないことが多いので、AASで学んだ”構造化”をしっかりと行いましょう。
課題をフロー化もしくは分類化して、ネックとなっているポイントを見つけます。
ここが1人だと難しい。ので、チームメンバーと議論をしながら、重点課題たらしめるネックポイントをいくつかあげましょう。
様々なバックボーンを持つメンバーで課題を追求することは、楽しいものです。
構造化がうまくいくと、課題の”隙”が生まれます。
それを診断士で学んだ知識や思考法で打ち砕くことができれば、企業にとっていい提案になります。
KPIを明確に打ち出す
ふわっとした提案で終わらせないためのポイントは、KPIを提案することです。
『こういう課題があるので、これをやってみてください。』だと、目安がないのでやってみただけで終わってしまいます。
企業のありたい姿は、定性的な状態も必要ですが、やはり数値化するべきです。
特に重要課題に対しては、”施策の実行3回、結果得られる成果1件を目指す”など、明確に数値化することで実行容易性が高まります。
ただ、企業にとってKPIはデリケートなので、あくまでご提案として示すと良いでしょう。
実習先企業の次の経営会議で提案したKPIが話にあがったら、その実務補習は勝ちです。
敬意を払う
チームメンバー、講師の先生、実習先企業の社長・社員の方々。
皆さんそれぞれ誇りがあって、それをもって生きているわけです。
そんな方々に対しては、とにかく敬意を払うべきです。
関係構築の基礎は、敬意を払うこと。そのうえで対話や議論は成立します。
一方的では駄目です。
ただし色んな方がいますから、一方的な方がいたら、どうにかコントロールできないか試してみましょう(笑)
診断士の勉強の中で、どのように動機付けをするべきかというものもあったと思います。様々なシーンで、自分の力を試してみるのもいいと思います。あくまで強引ではない形で。
まとめ
とにかく短い期間で行うので、1つでも何かを残せればいいと思います。
実習のメンバーは登録後も助け合う仲間になりやすいので、それも踏まえて楽しくやっていきましょう!








