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合格発表に向けて~今から準備しておくべきこと【けやき⑨】 

皆さん、こんにちは。

「5年連続第2次試験を受けて、ようやく合格した50代サラリーマン」のけやきです。

第二次試験の筆記試験から約1ヵ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。

前回のブログでは、試験後から合格発表までの過ごし方について書きましたが、今回は、合格発表後に向けて今から準備しておくべきことについて書いてみたいと思います。

合格発表後は、実務補習の申込や今後の進路検討など、やるべきことが一気に押し寄せてきます。「合格してから考えればいい」と思われるかもしれませんが、実は今のうちから情報収集や準備をしておくことで、合格発表後の動きがずっとスムーズになります。

目次

「中小企業診断士」登録に向けた選択肢の検討

「中小企業診断士」登録の要件

第二次試験に合格した後、中小企業診断士として登録するためには、実務要件を満たす必要があります。

中小企業庁のホームページによると、第二次試験合格者が新規登録するためには、第二次試験合格日以降で15日以上の実務要件を満たすことが必要です。具体的には、以下A、Bのいずれかの方法があります。

A. 登録実務補習機関が行う実務補習を受講する

実務補習には、15日コースと8日コースの2種類があります。

私は、最速で「中小企業診断士」の登録を受けるため、15日コースを選択しました。

B. 中小企業者に対する経営の診断助言業務または、経営の窓口相談業務に従事する

このような実務経験を15日以上することで、実務補習を受講せずに登録することも可能です。

なお、第二次試験合格日以降3年以内に実務要件を満たして申請することが必要ですので、ご注意ください。

詳しい登録要件や必要書類については、中小企業庁のホームページをご確認ください。

実務補習のスケジュール確認と申込準備

A. 実務補習の日程確認

実務補習の日程は、一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会のホームページに掲載されます。ぜひ確認してみてください。

B. 職場への相談は今から準備を

実務補習は、休日だけでなく平日にも参加する必要があります。会社勤めの方にとっては、休暇取得の調整が必要になります。

私が昨年度受講した15日コースでは、6日間の休暇が必要でした。周囲の協力のおかげで受講の機会を得ることができましたが、実際に受講するかどうかはかなり悩みました。

第二次試験は合格発表があるまで結果がわからないため、今の時点で「合格したら休暇をください」とは言いにくいと思います。ただ、合格発表後すぐに実務補習を受講したい方は、今から日程だけでも確認しておくことをお勧めします。

私の場合、筆記試験が終わった後、上司に「もし合格した場合、2月や3月に実務補習を受講したいと考えています。その際は休暇が必要になるかもしれません」と、さりげなく伝えていました。合格発表前に具体的な相談をするのは難しいかもしれませんが、「そういう可能性がある」ということだけでも伝えておくと、合格発表後の調整がスムーズになります。

C. 補習期間中の業務調整も重要

実務補習の期間中は、補習当日以外にも、自宅で課題を行うことがあります。私の場合は、補習がない平日の夜にも、レポート作成や資料整理などで数時間を要することがありました。また、受講生同士でオンラインミーティングを開いて、課題について議論や情報共有を行うこともありました。

「補習がない日に、残業などでまとめて仕事を片付けよう」と思っても、思うようにいかないこともあるので注意が必要です。この点も、職場に事前に伝えておくと、業務の調整がしやすくなると思います。

D. パソコンの準備も忘れずに

実務補習では、インターネットにつながるパソコンが必須です。補習会場に持参し、メンバーと協働で資料を作成する必要があります。そのため、ある程度のスペックがあるパソコンが必要です。

古いパソコンしか持っていない方は、合格したら、お祝いに「自己投資」として新しいパソコンを購入するのもいいかもしれません。

「中小企業診断士」登録後の選択肢の検討

合格後、中小企業診断士という資格をどのように活かしていくかは、皆さんそれぞれだと思います。会社勤めの方には、大きく分けて次のような選択肢があります。

企業内診断士として活動

今の会社に勤めながら、企業内で診断士の知識を活かす道です。社内の経営企画や事業開発、新規プロジェクトなどで、診断士としての視点が役立つことがあります。

副業として診断士活動

会社勤めを続けながら、休日や平日の夜に診断士としての活動を行う道です。セミナー講師、執筆活動、中小企業の経営相談など、様々な形で活動されている方がいらっしゃいます。

ただし、副業をする場合は、お勤めの会社によって条件がある場合があります。副業が認められているか、申請手続きが必要か、どのような条件があるかなど、今のうちに確認しておくことをお勧めします。

私の場合、会社の規則を確認したところ、事前申請が必要とのことでした。申請手続きには数週間かかることもあるため、合格発表後すぐに動けるよう、今のうちに情報を集めておくとよいと思います。

独立・開業

診断士として独立し、コンサルタントとして活動する道です。資格取得を機に、独立される方も多くいらっしゃいます。

独立は大きな決断になりますので、今のうちから情報収集をされるとよいと思います。独立している診断士の方のブログやSNSも多数ありますし、診断士資格取得後には、診断士協会などが独立を考えている方に向けたセミナーやイベントを開催しています。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

転職

診断士資格を活かして、コンサルティング会社や事業会社の経営企画部門などへ転職される方もいらっしゃいます。

転職を考えている方は、合格発表後すぐに動けるよう、今のうちに転職市場の情報を集めたり、転職エージェントに登録しておくのもよいかもしれません。

最後に~今できる準備を少しずつ

合格発表までは、まだ少し時間があります。この期間を、ゆっくり休むのもよし、次のステップに向けて準備を始めるのもよし。どちらを選ぶかは、皆さん次第です。

ただ、合格発表後は慌ただしくなります。実務補習の申込、職場への報告、進路の検討など、やるべきことがたくさんあります。今のうちから、少しずつ情報収集や準備をしておくことで、合格発表後の動きがずっとスムーズになると思います。

「合格していたら…」と考えるのは、まだ早いかもしれません。でも、備えておくことは、決して無駄にはなりません。むしろ、そうした準備が、合格への自信にもつながると思います。

私の経験が、皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。

皆さんの合格を、心より願っています!

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