こんにちは、カズです。
長い受験生活を乗り越え、ついに二次試験が終わりましたね。
受験された皆さま、ここまで本当におつかれさまでした。
手応えを感じている方も、もやもやしている方も、まずは今日だけはゆっくり自分をねぎらってください。
この時期は、誰もが同じように「開放感」と「不安」の間で揺れています。私自身も、昨年まさにその気持ちを味わいました。
ここでは、私が試験後から口述試験までどのように過ごしたかをご紹介します。
もし何をしたらいいか迷っている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。
記憶の新しいうちに「再現答案」を作成しよう
二次試験を終えてから、まず取り組んだのが再現答案の作成でした。
私の場合、試験終了後、当日のうちに4事例とも再現答案を作成しました。
再現答案の用途としては、大きく2つ。
まず、作成した再現答案をもとに、予備校などが実施している採点サービスをいくつか利用しました。
正直、手ごたえはあったものの、「採点基準がわかりにくい試験」だけに不安もありました。
結果は占いのようなものですが、幸い良い評価をもらえたことで、少し安心できました。
これらは定員制で、すぐに締め切られてしまうところも多いので、希望される方はお早めに申し込みを。
もう一つは、後の口述試験対策に活用しました。
実際に口述試験対策を始めたのは二次試験の合格発表後でしたが、当日の答案内容は時間が経つほど曖昧になってしまうので、今のうちに書き出すのがおすすめです。
作成して損はないものだと感じます。まだの方は、ぜひ記憶が鮮明なうちに作成してみてください。
試験勉強で我慢していたことを思い切りやる
試験が終わってまず感じたのは、「ようやく自由だ!」という解放感でした。
私の場合、生まれたばかりの子どもと遊んだり、積んでいた本を読んだり、ゲームをしたり。これまで勉強を優先してあまりできなかったことをするようにしました。
一方で、せっかく身についた勉強習慣を完全に止めたくなかったので、少しずつ新しい学びも始めました。
急に勉強を辞めてしまうと、何か落ち着かないと感じる方もいらっしゃると思いますので、「リフレッシュ」と「勉強」のバランスをうまく取ると、気分も安定するかと思います。
勉強仲間との交流が心の支えになる
私はオンライン勉強会に定期的に参加していたのですが、試験後にはそのメンバー有志でのオフラインの飲み会に参加しました。
互いの健闘を称え合いながら、試験の感想を語り合う時間は本当に楽しかったです。
メンバーは多様なバックグラウンドを持つ方ばかりで、いろんな視点の話を聞けるのも刺激的でした。
さらに、前年に合格していた先輩診断士も数名参加してくださり、実務補習や登録後の活動の話を聞くことができました。診断士の世界には本当に多様な人がいて、「この資格でこんなに広い世界があるんだ」と実感。モチベーションが一気に高まりました。
ひとりで勉強していたから勉強仲間なんていないよ~という方もいらっしゃるかと思いますが、診断士試験に関しては受験生支援団体がいくつかあり、口述試験対策などのイベントが開催されることもあるかと思います。
診断士の世界は、多様な横のつながりができることが大きな魅力だと思いますので、ぜひ積極的に参加してみてください。
最後に:今しかない時間を大切に
長い挑戦を走り抜けた皆さん、本当におつかれさまでした。
これまでの努力は、結果がどうであれ、確実に成長につながっていることと思います。
今は少しだけ肩の力を抜いて、自分をねぎらう時間を過ごしてください。
そして、ここからが新しいスタートです。
二次試験の先には、口述試験、実務補習/実務従事と、診断士としての学びや出会いが広がっていきます。
この静かな時間を、自分がどんな診断士になりたいかを描くひとときにしてみてください。
おすすめ書籍紹介
『三体(劉慈欣/早川書房)』
SF小説ながら、マークザッカーバーグやオバマ元大統領など多くの著名人が愛読書として挙げる一冊。私も、この本の世界観に惹かれて一気読みしました。人類文明と科学の行方を壮大に描きながら、「長期的な視野で物事を捉える」感覚を呼び覚ましてくれます。試験を終えた今こそ、壮大な物語に心を預けてみてください。




