皆さん、こんにちは。
「5年連続第2次試験を受けて、ようやく合格した50代サラリーマン」のけやきです。
いよいよ第2次試験が間近に迫ってまいりました。
私が試験本番までにお届けするブログは、今回が最後となります。
今回は、5年間の受験経験で学んだ「試験当日の留意事項」と「持ち物の工夫」について、特にアラフィフの私なりに気づいたことを書きたいと思います。
細かな内容ですが、「あのとき準備しておけばよかった」と後悔しないよう、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
試験当日の留意事項~ご自身の力を十分に発揮するために
会場入りのタイミング
試験会場には、開場時刻前に入ることはできません。
私の過去の受験では、電車遅れを心配して開場の30分以上前に到着した年もありましたが、開場時刻までは門の外で待つ必要がありました(入室制限がある理由は、カンニング準備防止の観点もあるようです。お願いしても入れてもらえませんのでご注意ください)。
特に天候が悪い日は体調管理の面でマイナスになる可能性があります。
また、コロナ禍を経て、受験者の席の間隔が広めになっているので、早く会場に着いて荷物の置き場を確保する必要性も低いと思います。
私の経験では、開場時刻に合わせて到着するくらいが最適と感じていました。
科目間の休憩時間の使い方
第2次試験は、4科目のすべてで力を発揮できなければ、合格は難しいと思います。
そのためにも、1科目の試験が終わるごとに、終わった試験について頭を使うことや次の科目に向けて集中力を使うことは避け、疲労の回復に努めることが重要です。
私は、1科目が終わるごとに、気分転換のために会場の外で深呼吸をして、席に戻りホットアイマスクで試験開始まで疲労回復に努めていました。
試験当日には「勉強が足りなかったのではないか」という不安を誰しも抱くものですが、、「今の自分の実力を信じて、ベストなコンディションで試験に臨む」という心構えが何より重要と思います。
特に、アラフィフにとっては、合格のためには「頭を休ませる」戦略が重要と思います。
試験当日の持ち物~5年間で辿り着いた私なりの工夫
筆記用具など
①シャープペンシル
私のおすすめはZEBRA社製「デルガード」です。
これは、芯が折れにくいことと、グリップ部分がゴムになっていないことが特徴です。
以前は指が疲れないように、グリップ部分がゴム製のものを使っていたのですが、私は手に汗をかきやすいため、このゴムが逆に滑りやすくなっていました。
また、私は筆圧が強めのため、このシャープペンシルが最適との結論に至りました。
私と同じ悩みをお持ちの方は、試しに使ってみるのもいいと思います。
②消しゴム
通常サイズの消しゴムに特に銘柄等のこだわりはありませんでしたが、便利に思ったのは、ペン型の消しゴムです。私は、トンボ鉛筆社製の「ペン型消しゴム MONO モノ ゼロ 角型」を使っていました。
これは1文字だけを正確に消すのに非常に便利で、解答の微修正時に重宝しました。
通常サイズの消しゴムに加えて、持っておくとよいと思います。
③カラーペン
ぺんてる社製の「ノック式ハンディラインS」を愛用していました。
これはキャップがないため、キャップの取り外しや置き場所に困ることがありません。クリップが転がり防止になったり、先端が硬いため文字を書くこともできます。
特に気に入っていたのは、クリップとペン先の向きがそろっていることで、ペン先の向きを確認する必要がない点です。
細かなことですが、試験中の無駄な動作を省くことができました。
④定規
試験問題を破いてメモを作る方には必須のアイテムです。
過去にはグラフを書く問題も出題されているため、そういった場合にも対応できます。
特におすすめの商品はないですが、何度か使ってみて、使いやすいもの(試験問題がきれいに切れるもの)がよいと思います。
私は事例Ⅰ~Ⅲでは問題冊子を破いて、白紙を解答構成の検討や、解答のドラフト作成に使っていました。事例Ⅳは問題枚数が多いため、表紙だけを切り離して、その他はホチキス留めのままにしていました。表紙の裏面は、キャッシュフロー計算の整理に活用していました。
⑤時計
私は、電波時計(腕時計)と置き時計の2つを併用していました。
電波時計は、試験官と秒単位で同じ時間を認識するためです。私の経験では、試験官の時計は時報にぴったり一致しているため、電波時計ですと試験開始時刻を秒単位で正確に把握することができます。
特に電波時計でなくてもよいのですが、時報と秒単位で一致している時計を持っていると、試験時間が残り1分をきってから修正が必要と気づいた際に安心して取り組むことができると思います。
置き時計は、試験開始時を「0時0分」として設定して、試験の経過時間を瞬時に把握するために使用していました。
これにより、タイムマネジメントが格段に楽になりました。
なお、秒針などの音のするものは使用禁止ですので、ご注意ください。
⑥電卓
電卓は、机の上に置けるのは1台だけですが、故障に備えた予備を含めて2台持参していました。結果的に予備は使用しませんでしたが、「もしも」の備えがあることで、安心して試験に臨むことができました。
なお、試験案内に「サイズはおおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度」との記載がありますのでご注意ください。
体調管理やコンディション維持に役立つもの
①ホットアイマスク
「科目間の休憩時間の使い方」に記載しましたが、私は各事例の間の休憩時間には、必ず新しいホットアイマスクを使用していました。目の疲労回復だけでなく、リラックス効果もあり、次の事例に向けて気持ちを切り替える上で非常に有効でした。
②ラムネ
脳のエネルギー補給のため、ラムネを持参していました。休憩時間に適度に摂取することで、集中力の維持に役立ったと思います。
③消化の良い軽食
昼食には、カロリーメイトなどの消化の良い食品を選んでいました。午後の事例Ⅲ・Ⅳに向けて、お腹に負担をかけずにエネルギーを補給することを心掛けていました。
④薬
当日、急に体調不良になることもありますので、胃腸薬や整腸剤(ライオン社製「ストッパ」等)、目薬等を持参すると安心です。
最後のメッセージ
私は、5年間という長い道のりでしたが、その分多くのことを学び、経験することができました。
試験当日は、これまで積み重ねてきた努力を信じて、落ち着いて臨んでください。準備できることは全て準備して、あとは「聞かれたことに正面から答える」という基本に忠実に取り組んでいただければと思います。
私の経験が、皆さんの合格への一助となれば幸いです。
皆さんの合格を、心から応援しています!