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【あおたろ】第2回:不合格体験記 2次試験の罠にはまらないために

こんにちは、あおたろです。

前回の記事では1次試験の合格体験記を書かせていただきました。

今回は2次試験の不合格体験記を書かせていただきます。
私は2回目の2次試験で合格できました。
1回目の受験でなぜ不合格だったのか、その理由をお伝えできればと思います。
(2回目の受験の合格体験記は、次回以降に書く予定です)

目次

2次試験の勉強にあたって

どのタイミングで始めるのがベストなのか

2次試験に初めて挑戦したのは、2023年(令和5年度)でした。

勉強を開始したのは、同じ年の1次試験終了後の8月からです。
春頃から2次試験の勉強に着手すべきことは頭ではわかっていたのですが、私には1次試験と2次試験の勉強を並行して行うだけのリソースはありませんでした。
2次試験の勉強を行っているときも、「1次に落ちたらそもそも2次を受けられないんだよな」という気持ちが湧いて、もやもやしてしまったので、メンタルの面からもまずは1次に専念したほうがよいと判断しました。

2次試験の勉強を開始するタイミングは人それぞれだと思います。
1次試験と並行して始められるのであれば間違いなくそれがベストだと思います。
しかし、私のように目の前の1次試験が気になってしまう方は、1次試験の合格後からがいいでしょう。

実際に1次試験の終了後から勉強を開始しても、2次試験を突破できた方はたくさんいらっしゃいます。

参考書は早めに入手すべし

ただ、どのタイミングで勉強を始める場合であっても共通して言えることがあります。
それは、2次試験の参考書は必ず1次試験の前に買うことです。
なぜなら、1次試験の終了直後は、自己採点で合格を確信した人たちが一斉に参考書を買い漁り、品薄になるからです。

実際に私もふぞろいがなかなか手に入らず、焦った記憶があります。
1次試験から2次試験までは約3ヶ月しか時間がありません。
その限られた時間が、参考書の到着が遅れることでさらに短くなってしまうのは、精神衛生上よくありません。

大事なことなので、もう一度言います。
2次試験の参考書は必ず1次試験の前に買いましょう。

不合格だった勉強方法

敗因は何だったのか

初めての2次試験は独学で挑戦しましたが、結果は不合格でした。
特に事例Ⅲが44点といちばん悪かったです。

敗因は様々ありましたが、ひとつ挙げるとしたら、質より量を重視してしまったためだと思います。
つまり、過去問をたくさん解くことに囚われてしまい、質の高い振り返りができていなかったのです。

2次試験の勉強は振り返りが大事

2次試験の勉強では、過去問を解くことはもちろん重要ですが、それ以上に重要なのは振り返りです。

  • 論理的で一貫性のある解答が書けているか
  • 多面的な解答が書けているか
  • 与件文のキーワードから1次知識のフレームワークを想起できたか
  • フレームワークを解答に具体的に落とし込めているか
  • 設問解釈は十分にできているか

以上のポイントを押さえて、十分な時間をかけて自分の解答を振り返っていくことで、弱点を克服し、各事例の本質を少しずつ捉えていくことが重要です。

2次試験の罠 なぜ質より量を重視してしまうのか

しかし、1次試験から2次試験までの約3ヶ月の短期間で、振り返りの重要性を認識することは容易ではありません。
なぜなら、2次試験の勉強を始めた当初は、解答欄を埋めることすら困難だからです。

私もそうでしたが、初めて2次試験の事例を解いた時は、何を書けばいいのかまったくわかりませんでした。
そんな途方に暮れた状態で、「2次試験は演習をたくさんこなすよりも振り返りに時間をかけるべきだ」と言われても、そもそも振り返りの対象となる解答がろくに書けていないのだから、どうしようもありません。

では、どうするかというと、私の場合は、まずは解答欄を埋められるように過去問演習の量を増やすようになりました。
そうなると、なかなか振り返りの時間までは取れなくなってしまいます。
また、ある程度解答が書けるようになってくる頃には、それっぽいキーワードを解答に盛り込めるようになります。
ふぞろいを使った自己採点でも合格点に達するようになっているため、「あれ、このまま合格しちゃうんじゃない?」と勘違いし、ますます振り返りから遠ざかってしまいました。

たとえ自己採点であっても合格点を取ると嬉しいですし、モチベーションがあがります。
そして、そのような成功体験を重ねることで、量重視の勉強から抜け出すのが難しくなってしまいます。
しかし、その成功体験はただの自己満足である可能性が高いです。
私は、そのことを事例Ⅲの44点という結果で思い知らされました。


これこそが2次試験の罠です。

2次試験の罠からいかに脱するか

2次試験の罠は、独学者ほど陥りやすいのではないかと思います。

では、どうやって罠から脱出すればよいのでしょうか?
一番の特効薬は、自分の解答を客観視することだと思います。

具体的な手段は、以下のとおりです。

  • 予備校に通う
  • 模擬試験を受ける
  • 有志団体の勉強会に参加する

それぞれの手段にメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて検討されるとよいでしょう。

私は2回目の2次試験では予備校を選択しましたが、どの手段であれ、自分の解答に対する客観的なフィードバックを得られる機会は非常に重要です。

最後に

いかがだったでしょうか?

この記事が、これから2次試験に挑む皆さんの一助となれば、幸いです。
陰ながら、皆さんが私と同じ轍を踏まず、合格を勝ち取ることを心より願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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