口述試験に向けた準備と当日の流れ

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ししまるです。

2023年ももう終わりですね。

2次試験(筆記試験)の結果は年明けになると思いますが、筆記試験を通過した後は、口述試験が待っています。

合格率からも推察できるとおり、口述試験は落とすための試験というよりは、ネガティブチェックに近いものだと思います。とはいえ、受ける前はやっぱり不安ですよね。

そんなわけで、当日の流れや事前の準備について共有させていただきます。

 

試験日直前まで過ごし方

口述試験は、筆記試験で実際に解答した与件文から任意で2問程度出題されました。したがって、必要最低限の準備という意味では、与件文を確りと頭に入れておく必要があると思います。

2次試験以降、合否が出るまでの期間が結構空いてしまうので、与件文はしっかりと読み直して復習をしておきましょう。一言一句まで覚える必要はないと思いますが、面接で話すことができるレベルで記憶しておく必要があります。数字などの細かいところまでは問われることはないようですが、面談時に可能な限り具体的に回答できるようにするためには、大掴みとしての数字感は覚えておいた方が無難だと思います。与件文に加えて、設問で問われている内容と解答についても、ご自身の解答内容や各予備校で発表している模範解答および考え方については理解、記憶しておく必要があります。

また、私は余裕がなくて準備できませんでしたが、予備校などで想定Q&Aを用意していることもあるので、そこまで準備できると万全かと思います。

 

試験当日の流れ

服装ですが、男女問わず9割以上の受験者がスーツ姿でした。明確なドレスコードがあるわけではないですが、診断士としての適性をネガティブチェックする観点から、変にリスクを取って服装で目立つ必要もないので、強いこだわりがなければ、スーツで行くことをお薦めします。

試験会場の大学に到着すると、まずは大きな教室で自分自身の順番が来るまで待機します。そこでは試験問題の復習をしながら待機する受験生の方が多かったです。

分刻みで面談が組まれており、時間が来ると、別の待機部屋に移動します。会場によっても異なると思いますが、約30人~40人ぐらいの単位で移動していたように記憶しています。

別の待機部屋に移動した後、受験生一人ひとりにアテンドしてくれる試験官がやってきます。

その試験官に誘導される形で、各面談部屋(個室)に向かいます。部屋の外にある椅子に座って、名前が呼ばれた後に、入室します。

 

口述試験の雰囲気

試験官はお二人。現役の診断士の先生のようです。

3メートルぐらいの間隔が空けて対面します。

高圧的な感じはないですが、フレンドリーな感じでもなく淡々と進みます。

私の場合には、事例2から一つ。地元の事業者と協業しながら、どのような商品開発、販路を開拓していけばよいかといった趣旨の質問でした。ほぼ設問と同じような質問でしたが、解答の粒度がうまくかみ合わず、「もう少し具体的に」とか、「もっと分かりやすく」といったような更問を何度か受けることになりました。あまり細かく話過ぎてもまとまりがないように伝わりますし、ちょうどよいストライクゾーンを見つけることが難しかったです。何とも言えない感触でしたが、設問は2問あるので、あまり気にしないことにしようと割り切って、2つ目の質問を待ちました。

もう一つは事例4から一つ。   最適なセールスミックスを導き出すための考え方、計算プロセスといった趣旨の質問でした。こちらも設問に即した説明で、数字などの具体的な計算プロセスを示すというよりは、考え方のフレームワークなどを解答しています。1問目の軽いミスコミを踏まえて、粒度に気を付けながら解答すると、比較的スムーズなコミュニケーションが取れました。

 

時間にして10分弱ぐらいの面談で、手応えは全くなかったですが、無事に合格させていただきました。本当にこれで選抜されるような面談であれば、不合格と言われてもおかしくないように思いますが、冒頭にもお伝えした通り、ネガティブチェックということになろうかと思います。

というわけで、口述試験は過度に身構える必要はないですが、試験である以上落ちる可能性もあるので、必要最低限の準備はやることを心がけましょう。

それでは皆様のご健闘を祈念しております。

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