ファイナルペーパーでふり返る「事例Ⅲ」

こんにちは。
下半期に入りました、7回目の投稿、地方公務員(♀)のたんぽぽです。

もともと花粉症持ちですが、春専門。
なのに、今年ときたら10月初旬のとある晩、ちょっと冷え込んだ?と思ったその時からくしゃみ連発。鼻が決壊しました💦

思えば数日前から目のかゆみ。

たんぽぽ・テレジア
いつもの年と違うなってことがいろいろ。
10月初旬で香り出す「キンモクセイ」が香ってけ〜へんのよ。

ありえない猛暑が続いていた9月からの、急に冷えてきた10月。
皆さまも2次試験まであともうちょっと。

ここまできたら、最優先事項は、健康管理!これにつきます。

しっかり睡眠をとることもお忘れなく。

さてさて、前回は事例Ⅱのお話をさせてもらったので、今日は「案外好きかも??」な事例Ⅲの論点について、私のファイナルペーパー引っ張り出して、そこに記載した「要素」からお伝えします。

■第1問:SWOTの型

生産・技術の「事例Ⅲ」は、概ね全体構成を以下と捉えています。

  • 第1問:SWOT
  • 第2問〜第3問(第4問):弱みの改善策(4問目ぐらいで「効率化(IT)」系)
  • 最終設問:今後の展開、戦略

まず第1問のSWOTのうち、「強み」についてはポイントは2つ

  1. 付加価値を構成する垂直統合度(例:デザイン〜縫製までの一貫生産体制)
  2. 特化スキル(例:技術力、加工品質、提案力、営業力)

この2つの観点で構成すること、と捉えていました。

また「弱み」については、
第2問〜第3問(第4問)で解決策を書くのだ、ということを意識して

受注の制約となることや生産効率を下げている問題(過剰在庫や欠品、●●力がない、技術承継が進んでいない)を書きます。

たんぽぽ・テレジア
自分も、受験時に「開眼」に至ったという実感はなかったで。
「骨子」みたいなもんが見えてくることを言うのかね。

■第2問以降:弱みの克服・改善策

最終問題以外の設問は、「どんな切り口で課題を切り分けていくか」がポイントになります。
そのポイントには・・・

  1. 生産管理(生産計画/生産統制)と生産現場(IE/QC)
  2. 問題点と課題
  3. 見込み生産と受注生産
  4. 製造前(営業面)と製造時(生産面)

などなどがありますね。
ただ、設問で「生産管理上の課題と対応策を書け」と聞かれたら、①で言う「生産現場」のことは解答に入れてはいけないことがわかりますが、「生産面の課題と対応策を書け」「生産性を上げるための課題と対応策を書け」といった場合は、「生産管理」にも「生産現場」にもかかる可能性があります。

たんぽぽ・テレジア
このへんは、慌てず焦らず、ていねいに「何を聞かれているか」を確認する必要があるで。
また、見込み生産と受注生産の切り分けも過去頻発かと思います。
それぞれ、課題を以下と整理してみてはいかがでしょうか。
  1. 受注生産:クライアントがいるので、信頼や継続的・安定的取引が大事→絶対、納期守る→生産リードタイムの短縮
  2. 見込み生産:過剰在庫や欠品を防ぎたい→需要予測の精度向上

2つの生産形態は異なりますが、どちらにも重なる具体的対策があります。
例えば「生産計画の短サイクル化」などです。

その場合でも、なぜその施策を取るのか?という論理的筋道はそれぞれです。
例えば、

  1. 受注生産:(納期から逆算した)生産完了日ベースの生産計画とし、資材、工程進捗、人員余力を適宜管理し、適宜最適な配置とするため、生産計画を短サイクル化する
  2. 見込み生産:需要変動を吸収するため、生産計画を短サイクル化する

こうした、文脈が頭に入っているかいないかで、「生産計画の短サイクル化」という、どの受験生でも呪文のように出てきそうなフレーズに、「論理の補足」を添えることができます。こうしたところに加点のチャンスがあるかもしれません。

フランツ52世
「呪文」が「ベース」
+差がつくのは「論理のフレーバー」やで。

■最終設問:今後の展開・戦略

最終設問の構成は、ざっくり以下でまとめます。

  1. 強みの活用
  2. 弱みの克服
  3. 外部資源の活用
  4. 高付加価値化

私は初回受験時(R3)に、こういうロジックなしに「ビギナーズ★ラック」目当てで受験したので(笑)
「熟練職人の縫製技術を活かして高付加価値化」でなく、なんと「平準化、アイテム増」で解答を書きました💦

たんぽぽ・テレジア
それでも事例Ⅲは「A」やったで(笑)
診断士試験に「絶対解」はなく、全体の論理の筋が入ることが大事なのだ、と実感した「事件」や。
フランツ52世
ま、そら、診断士試験って「大学入学共通テスト」ちゃうからな。

上記のポイントのうち「外部資源の活用」は、中小企業診断士試験を通して、最も好きな、最も腑に落ちる観点です。

これからの中小企業・・・また行政であれ、どんなセクターでも、

自分1人で資源を抱え込むて、ムリ。

という考え方が、中心にあるからです。
どんどん、借りて、分け合って、共有して、「シェアできるところでシェアする」というのがキモな気がします。
また、事例Ⅲだけに限らず、

過去の成功体験を、横展開。

これもどこかで心に留めておくと良いと思います。

■生産管理を「物理」で考える

生産管理って、工場チック、現場チックで、自分の仕事が製造現場でない場合、製造工程というものがそもそもわからず、苦手意識が湧いてしまいますね。
それゆえ、試験対策も「キーワード詰め込み方式」となってしまいがちです。

これまで2回受講した「実務補習」で、商品は違えど「製造業」の企業さんの分析を行いましたが、そのモノがそもそもどういう風につくられるのか、どこに技術のコアがあるのか、というのを社長さんヒアや工場見学から知っていく過程は、なかなか楽しいものです。

そして、その後、ふとした弾みでこの本に出会いました。

『ザ・ゴール〜企業の究極の目的とは何か〜』

工場の改善、収益性アップまでの道を書いた小説ですが、著者がなんと「物理学者」なのです‼️

通常、「ボトルネック」と聞くと、そこをなんとか改善して、きゅっと細く物事が滞っているポイントを、広げなければならない・・・つまり、ボトルネック以外の能力にボトルネックを合わせていくことが理想と考えてしまいがちですが、ここで解かれていることは逆で「ボトルネックをまず見つけて、そこの処理能力に周りを合わせ、全体の流れをよくする」というふうに読めます。

おそらくこのことは、あらゆる読者にとっても目から鱗だったのではないかと思うのですが、「悪いポイントを改善する」という視点でなく、「全体の流れを最適化する」ということに重きが置かれているのです。
そしてこのことは、何も生産現場だけの話でなく、まさに物理(物ごとの道理)なのではないかと思わされます。

生産管理は工場現場の話だけでなく、業務プロセス管理などにも応用できそうなことが盛りだくさん、と気づかせてくれる一冊です。

受験生の皆さまが、受験から解放された時には、中小企業診断士の面白さ、経営の面白さを純粋に味わう期間が訪れることをお祈り申し上げます!

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