事例IVの試験中に考えていたこと。

こんにちは、仮眠のKです。勉強は捗っていますでしょうか。私が去年の今頃に何をしてたか振り返ってみたところ、2次試験の準備で迷走を重ねた結果、事例問題から2週間以上離れてひたすらファイナルペーパーを読み漁っていました。(前回ブログの「ファイナルペーパーの逆引き」です)。そして事例4はこの時点でほぼノータッチ。でも最終的には一番点数が取れた科目でもありました。そこで今回は去年の事例4について取り上げてみようと思います。

 

事例4の勉強方法

知識的な整理や頻出する経営指標等は他の方に譲るとして「事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」をやりこんでいくことで基本的には十分だと思います。

 

前回も書きましたが経営指標と電卓の練習は毎日やることがオススメです。計算が早いのはプラスですし、経営指標は他の受験生も確実に取ってくるため差をつけられるわけにはいきません。

 

令和4年の事例4とは

中古自動車を扱う企業の事例で特に詳しい業界でもありませんでした。試験直後のX(Twitter)の反応の多くは事例4が難しかったとの声が多かったと思います。私は足切りを覚悟しました。

 

難しかったと言う理由は人それぞれですが、私は次の2点ではないかなと思います。

  • 点数の稼ぎどころである第1問(経営指標)で、生産性という見慣れない指示が出たこと
  • 第2問、第3問の計算が軒並み難しく、1問当てるのがやっとだった

現に、私がいた教室では事例4の試験だというのに電卓を叩く音はあまり聞こえてこず、答案に書き込む鉛筆の音もまばらでした。大問まるごと白紙、ということもザラにあったのではないかと思います。

 

私の点数

では、振り返って私の点数ですが、こちらに再現解答を載せていただいています。

R04年度事例4(得点 76点)│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)

 

高得点の再現解答には遠く及ばず恥ずかしい一方、この再現答案でも意外と点数がとれている??という印象を持つのではないでしょうか。

 

再現できなかった箇所

というのも、この再現答案では表現できなかった箇所があり、それが今回お伝えしたい内容です。

 

第1問と第4問が少し厄介で想定以上に時間を使ってしまい、少し焦りながら計算問題の第2問・第3問に取り掛かりました。ただ、問題が難しい・・簡単に手出しできるレベルではないと感じました。これはヤバイと心底焦ったのですが、一旦落ち着いてから「部分点を取りに行く」戦略に切り替えました。

 

当日の教室の様子から察するに、(大変失礼ながら)他の受験生も苦しい状況ではないかと考え、であれば平均点は下がるはず。その状況で自分が出来ることは部分点を狙って相対的に上位に食い込むしかないと頭を切り替えて解答欄をびっしり埋めることを意識しました。数字や計算は必ずしも合っていなかったと思いますが、解答方針や計算展開を文字でしっかり説明しました。何を書いたのか定かではなかったため再現答案上は空欄としましたが、後から振り返ると合否を分けた判断だったかもしれないです。

 

結果

解答方針だけでも加点があったのか、途中式に加点がされたのか、平均点が低くなったので偏差値のように補正が働いたのか、何が奏功したのか全く分かりません。ただ、再現答案の計算結果だけでは届かないような点数だと思いますし、部分点を取りに行く戦略が運良く当たったのではないか・・と思っています。

 

白紙に加点は出来ないが、何か書いてあれば加点できないこともない。

初見問題に当たって頭が真っ白になったら是非思い出してください。

 

それでは、引き続き二次試験の森を楽しんでくださいね!

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