1次試験は受かったつもりで2次試験の準備を!

お久しぶりです。チューヤンでございます。
先日大阪出張の宿泊先でたまたま涼しくて気持ち良かったので窓を開けたまま寝たら見事に風邪を引きました・・・。受験生の皆様は体調管理にだけはくれぐれもお気を付けください。R4年、R5年の受験では発熱者は入場不可だったため「0次試験」と恐れられていました。今年はそこまで厳しくないとしても、7科目受験の方々は2日間の長丁場を集中して乗り切るためには健康が不可欠です。無理せず駆け抜けてくださいね(この塩梅が難しいんですが)

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そろそろ2次試験の準備時期です

2次試験の勉強そのものは、正直1次試験の翌日からでも間に合います。むしろそれまでは1次試験に集中するのが精神衛生の面でも良策だと思います。ですが、独学者の必要物資調達、つまりテキストの購入は7月までに仕込んでおかないと間に合いません。特に昨年度までのテキストがそろそろ品薄になってきていると思いますので、ご注意ください。
ご存じの方も多いと思いますが、中小企業診断士試験2次試験は協会から公式な正解が発表されないので、各教材の編集先で模範解答、解説の内容が変わってきます。ですので私も各社ホームページやネット上の批評をチェックして、どんなテキストがあって、どういう内容なのかを把握した上で、都内の大型書店へ行き現物を確認してから購入しました。私も郊外に住んでいるので、地元の書店には中小企業診断士関係のテキストがほとんど置いておらず、入念な下準備の上で気合い入れて大型書店へわざわざ足を運びました。ただ、2次試験においてはそのくらいテキスト選びが重要です。

2次試験のテキストの選び方

結論としては、自分が一番納得感のある解答を作っている教材を選ぶのが唯一の正解です。1次試験テキストの場合の各社の違いは解説だけなので、問題によって多少の差はあるものの、2次試験については解答そのものが全然異なっているので自分の思考との「相性」が出てきます。1次試験をここまで勉強してきた皆様なら知識が足りなくて理解できないことはほとんどないはずです。自分がその模範解答に近い解答を再現できるか?この観点に尽きると思っています。そのため、1次試験と同じ会社のテキストを使えばいいというのも一概には言えないので、2次試験のテキスト選びは真っ新な気持ちで再考することをオススメいたします。私も1次試験はスタディングさんにお世話になったものの2次試験の考え方はスッと入ってこなかったので、結果的にはふぞろいさんに落ち着きました。2次試験勉強は3か月弱の超短期決戦なので、テキスト選びでミスすると挽回が難しくなるので入念に吟味しましょう。

比較検討したテキスト

①TAC
超大手予備校ということでまずは王道をチェック
中小企業診断士 最短合格のための 第2次試験過去問題集 2023年度 [過去5年分の本試験問題に丁寧な解説を付してまるごと収載!](TAC出版) | TAC中小企業診断士講座 |本 | 通販 | Amazon

②同友館
企業診断でおなじみの中小企業診断士の王道としてこちらもチェック
中小企業診断士試験2次試験過去問題集 (2023年版) | 同友館編集部 |本 | 通販 | Amazon

③ふぞろい
名前だけみると「?」となったけどネット上の評価が高いのでチェック
※こちらの2023年度版は7/18発売ということで決めたら早めの購入がお勧めですね
中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード16 (2023年版) | ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム |本 | 通販 | Amazon

実は①と②が3月の発売だったので①と②で悩んでゴールデンウィークあたりに②同友館の5年分の過去問を購入しちゃってたんですが、いざ1次試験の知識がそれなりに増えてきて見直してみても書ける気がしない・・・というショックを受けました。その後、③ふぞろいの存在を知り、2年分まとめて答案分析していた旧年度のテキストを手に取って考え方に共感、前年度が7月発売でしたので、その前4年分を事前に購入して準備していました。今も2018-2019年度版が在庫あったので気になる方は手に取ってみてください。(たぶん8月初旬には在庫無い気がします・・・)
中小企業診断士2次試験 ふぞろいな答案分析 5: ふぞろいな合格答案 総集編 | ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム |本 | 通販 | Amazon
ちなみにふぞろいの2年分バージョンは「答案分析」と「再現答案」の2タイプあるので、その辺も好みの分かれるところだと思います。私は分析好きなので再現答案の数よりも分析結果重視で「答案分析」で揃えました。単年度版はその両方が入っているとイメージいただければよいかと。

ふぞろいの最大の共感ポイントは、キーワードごとに予想部分点が記載されていて、自己採点が可能なところですね。これは独学には有難いポイントで、他からはふぞろいのキーワード主義は本質的じゃない!との評価もあるようですが、この自己採点ができないと自信がつかないというか、勉強にならなかった気さえするので私は大満足でしたね。
タイミング的に1次試験の勉強にもお疲れのタイミングだと思うので、受かった後のことを考えつつ2次試験テキスト選びでお出かけするのも気晴らしによいのではないでしょうか。大型書店は遠いという方は、ネットでお試し購入してもせいぜい1冊3,000円前後なので、交通費とか移動時間ロスとか考えると2-3社分の過去問を買ってから比較してもよいと思います。そのくらい2次試験の入口は慎重に構えて考えても無駄にはならないと思います。ただ、時間的に何社分もやるのは難しいですし、複数買っても各社解答の思想が異なるので1社分だけ徹底的にやりこむのが無難です。

おわりに

ようやく6月1日付で診断士登録が完了し、正式に中小企業診断士と名乗ることができるようになりました。まだ補助金申請のお問い合わせ対応で1度だけWEB面談で身に着けただけですが、バッジがあるとちょっとだけ背筋が伸びた気になります。世間から見れば何年目だろうとプロなので、お客様によっては先生と呼んでくれます。国家資格の重みを感じつつ、まずは小さなことから社会に貢献して参りたいと思います。
試験前でストレスのかかる時期かと思いますが、受験生の皆様もうひと踏ん張り!応援しています!

チューヤン@中小企業診断士 (@chuyan_jp) / Twitter

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