事例Ⅱの答案手順を早々に確立し得点源にしよう

受験生の皆様、こんにちは。
7月から実務補習を実施しており、遂に今月で最終回を迎えておりますけーちゃんです。
実務補習については、次回、もしくは次次回の投稿テーマにしようと考えておりますが、参加した感想を一言で述べると
「実務補習を受けられるだけでも試験に合格した意味がある」と思うくらい物凄く楽しくて、貴重で、自分を成長させる最高の機会だと実感しております。
皆さま、期待して下さい!二次試験合格後は幸せなことしか待っていません。過去に何度か伝えている通り、やはり診断士は人生を懸けて取るべき資格なのです!!

さて、冒頭からむさ苦しい感じで恐縮ですが(汗)、受験生の皆さまにおいては一次試験の結果が発表され、いよいよ試験まで2ヶ月を切った二次筆記の準備を進めていることと思います。
私のように過去に何度も筆記試験に落ちたベテラン受験生も入れば、一次試験に合格して慌てて筆記試験の学習を開始された方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫!どの様な方でも今から準備すれば必ず合格できます!
まだ思うように二次試験の準備を出来ていない方については、試験に合格するためにしっかりと試験当日までの学習スケジュールを組み、高いモチベーションを持って取り組んでいただけたらと思います。

学習計画は個々人の考え方で取り組むことになりますが、取り組む上でおすすめしたい事は、今回のテーマである「まずは事例Ⅱの学習に注力する」ことです。

目次

事例Ⅱは得点源にし易い

特に二次試験初学者の方は、まず何から手をつけたら良いか分からないと思います。私もそうでした。
そんな皆様にまず取り組んでほしいことは「事例Ⅱの過去問を一年分解くこと」です。事例Ⅰ、Ⅲ、Ⅳではダメなのですよ(!?)。まず最初に事例Ⅱ解いてみて下さい。
何故事例Ⅱなのか。それは本問題は「これまで培ってきた論理的思考力や診断に必要な経営戦略の立案やSWOT分析など、多種多様なフレームワークをフルに発揮することが出来る」ためです。
つまり、事例Ⅱを解くことで腕試しにもなりますし一次試験で学んだことの復習も行うことができ、初学者にとっては二次試験の醍醐味を味わえ、これから本格的に始める二次試験の準備の験担ぎが出来るのです。

特に初めて二次試験に触れる方、時間配分や点数は気にしなくて良いです。先ずは二次試験がどの様なものなのか味わってみて下さい。
あまり深く採点結果の振り返りもしなくて良いです。
これまで培ってきたノウハウを存分に発揮するだけで良いです。楽しみましょう!

勿論他の事例も解きながらで構わないですが、先ずは事例Ⅱを完成させることに注力することをオススメします。
事例Ⅱの準備を重点的に行うべき理由と、解いていく際のポイントについてお伝えしますよおおおお

事例Ⅱの準備を重点的に行うべき理由

先にも書きましたが、事例Ⅱは診断士として必要な論理的思考力、各種戦略、フレームワークを駆使して解いていくことになります。一次試験の科目で言うと「企業経営理論」および「運営管理」の知識を使用します。
事例Ⅱは例年4〜5題ほど出題されますが、問われる内容についてある程度パターン化されています。

近年の傾向だと、第1問が現状分析に関する問題が出題され、3CやSWOTなどのフレームワークを使ってB社の強み・弱みなどを浮き彫りにしていきます。そして第2問でターゲット顧客の明確化を問われ、第3問以降でマーケティング戦略を答えるケースが非常に多いです。

そう、事例Ⅱは他の事例問題と比較して、われる内容がある程度パターン化しており、かつ一次試験までに培ってきたノウハウを有効活用することが出来るのです!マーケティング戦略についても、テキスト等を読めば具体的に考えるべき戦略について整理することが出来るので、総じて事例Ⅱは解き方をある程度パターン化し易い問題だと考えています。

必要な知識を呼び起こし過去問を解く数をこなしていくことで、みるみる得点が上がっていくのを実感してみて下さい。先ずは事例Ⅱについて完成させてしまい、自分の得意分野にすると同時に4事例のうち事例Ⅱだけは勝ちパターンが見えるくらいトレーニングをして心に余裕を持たせましょう!

事例Ⅱを解く際のポイント

事例Ⅱの出題傾向については先に述べた通りですが、実際に問題を解く際のポイント、外せない知識についてアドバイスします!
大きく2つあり、1.「マーケティング戦略のフレームワークを頭に叩き込む」、2.「提案は2つ書く」です。特に後者、とっても重要です。

先ず、1.「マーケティング戦略のフレームワークを頭に叩き込む」について、事例Ⅱで出題される問題は、環境分析、標的市場の設定、マーケティング・ミックス(マーケティング3.0)の3つに大別されると考えています。
なので、これらの問題で使用出来そうなフレームワークをあらかじめ頭に叩き込んでしまう戦略になります。
環境分析については先に述べたとおり3CやSWOT分析・PEST分析など、標的市場の設定はSTP(セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング)、マーケティング・ミックスは製品・価格・チャネル・プロモーションになります。
覚える内容はそれほど多くありません。解き方を体系化してしまえば、設問を読んで瞬時に取るべき戦略が頭に浮かんでくるはずです。
問題を解く際は、上記3つのどれについて問われているのか整理してみましょう。
因みに、マーケティング3.0とは近年重要視されている、社会・地域貢献や、チャネルパートナーや消費者との協働によって製品や価値経験を創造することなどを目的としたマーケティングを実施することです。
SDGsの観点からも問われ易い内容になるでしょう。

続いて、2.「提案は2つ書く」について、事例Ⅱではよくマーケティング戦略について提案せよ、という問題が出ます。この問題、割と自由に書いても得点に繋がるのですが、例えば「○○とコラボして新製品を開発する」など提案を1つしか書かない人が多いと思います。実際に私も過去はそうでした。ところがバチッと決まった!!と思った提案についても中々得点に繋がっている様な気がしませんでした。
そこで、提案をもう1つ書く様にしたらあら不思議、模試などでも得点アップしているのを確認できました。
提案を2つ書くことで、1.的外れの提案をして得点に繋がらないリスクを減らせる、2.出題者がそもそも複数回答を意識したのであれば、1つ完璧な回答をしても半分の点数しか取れないので複数回答することで高得点を取れる、という効果を生み出せると思っています。
2.については他の事例でも有用だと思います。是非意識して解いてみて下さい。

終わりに

皆さん、如何でしたか?
実は、診断士に合格するまでの6回の受験の中で事例ⅡについてC評価やD評価を何度か取ったことがあります。
それは一次試験の知識やフレームワークなどを余り意識せずに、なんとなく雰囲気で回答していたからだと今ではそのように分析・反省しています。

逆に言うと、しっかりとポイントを押さえた回答をすることを心掛ければ最低でもB評価、自分のものにできれば安定してA評価を得られる科目だと思っています。
是非、事例Ⅱを重点的に解いていき自分のものにして、自信をつけて行って下さい!!

ではでは、また来月よろしくお願いします!

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