合格年度 | 合格者氏名 | 再現答案 | |
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R02年度 | 三井 敬 |
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プロフィール
- 流通業勤務(主に営業職)
- 普通のサラリーマンで、能力も高くなく、
- 愚直に学習して合格にたどり着いた者です。
受験するきっかけ
- 会社だけの価値観で生きるのが嫌で、別の視点から物事を考える「もう一人の自分」が欲しかった。
- 販売士1級を取得し、学習内容が類似している中小企業診断士資格を取得すれば、仕事に活かせるのではないか、と思い取得しようと考えました。
受験歴
平成12年から学習を開始しました。
途中で何度か挫折しましたが、令和2年にようやく合格できました。
いわゆる「平成ジャンプ」です(笑)。
下記は2次試験に特化した受験歴です。
(得点開示請求できた年度から記載)
平成22年度 B(59)C(46) D(39)B(54)⇒ C(198)
平成23年度 A(61) D(39) A(60)B(59)⇒ B(219)
平成24年度 C(47) B(51) C(58) C(41) ⇒ C(197)
平成25年度 B(52) C(45) C(44) D(36) ⇒ C(177)
平成26年度 A(67) C(47) B(50) B(52) ⇒ B(216)
平成27年度 B(57) B(55) B(52) A(65) ⇒ B(229)
平成30年度 B(53) A(60) C(40) B(56) ⇒ B(209)
令和元年度 C(48) A(69) C(46) A(70) ⇒ B(233)
令和2年度 A(61) A(69) A(63) C(49) ⇒ A(242)
AAS名古屋では通学講座と通信講座、首都圏転勤時にはAAS東京で通学講座、AAS関西では過去問通信やオプション講座でお世話になりました。
取得した関連資格
- 販売士1級
- 日商簿記2級
- ビジネス法務2級
学習に対する基本的考え方
戦いに例えると、、、
過去問事例を解くのが「空中戦」、
一次試験の学習が「地上戦」、
白書の勉強が「対潜戦」
出題者の本を読むのが「情報戦」、
というイメージで、バランスに注意しながら
学習しました。
学習の過程で分かったこと
- 自分に足りないものを見つけて修正し続ければ、合格レベルに達する
- 講師や勉強仲間等からの客観的な指摘は大切である。
- 合格レベルに達した段階で、本試験で落ち着いて自分の力を発揮すれば、合格できる
合格レベルとは何か (あくまで私見です)
- 事例ストーリー全体を、大枠で掴める力がある
- マクロからミクロ、ミクロからマクロへと演繹的・帰納的に思考を行きつ戻りつできる反復力がある
- 設問に関しては、上位概念から考えられる力がある(フレームワーク思考力)
- 与件に関しては、段落毎の主旨を大枠で掴む事を心掛け、細かい論点に入り込まない自制力がある
- 無形資源である1次知識を、各事例で縦横無尽に多重利用できる力がある
- 財務の過去の出題分野を、一通り解ける計算力・記述力がある
補足:本試験の設問に対しては、自分に向かって360度、様々な方向から問いかけてくるイメージで構えていました。どの角度から攻められても対応できるようになれば、合格レベルと言えるのではないでしょうか。「包丁一本さらしに巻いた料理人」という感じです。
逆に何を答えて良いか分からずパニック状態に陥って、遠心分離器で合格圏内から引き離される様な状態だと、合格は厳しいと思います。不合格を続けていた自分が、まさにそんな感じでした。
学習を重ねる事で辿り着いた教訓
- 過去問に始まり、過去問に終わる
- 過去問を制する者は、診断士試験を制する
- 最後は財務で合否が決まる
つまり私は「過去問 信者」です。
学習計画は、過去問中心で組み立てました。
本試験中に、心の拠り所にした考え
- 読む段階
「AASのフレームワーク」
事例を俯瞰でき、解答の的を外さない事を意識できました - 考える段階
「AASのお作法」
問われた事を問われた様に考えられました - 書く段階
「AASの国語力重視のスタンス」
採点者が読みやすい答案を書くことを、心掛けることができました
合格できた要因を振り返る
- 抽象的な解答でも、大筋で出題者の答えて欲しい内容を読みやすく書けば、合格者の枠内に滑り込める、と思います。4事例平均で60点以上あれば合格できる試験ですから。
- 2次試験は、診断士としての素養を見ているのだなあ、と感じます。マニアックな、天にも昇る様な解答を出題者は求めていませんし、誰も読んでくれません。無価値です。中小企業の経営者に寄り添った解答が求められている、と思います。
AASの強み
- 受講生に対して、丁寧かつ客観的な指導がなされている
- 学んだフレームワーク思考は、実務補習でそのまま活用できる
- 合格後もAASのネットワークを活かして活動できる
次回の2次試験で合格する皆さんへ
AASは様々な個性を持つ受講生に対し、十二分なカリキュラムを提供してくれます。
但し、全てをこなす事は難しいので、自身に合うツールをチョイスしてやりきれるか等、「選択と集中」を実践できるかは、自分次第だと思います。
最後に
講師の方々から頂いた言葉を述べて、締めくくりたいと思います。出来の悪い自分は、講師の皆様方のノウハウを全身に浴び、吸収したからこそ、合格できたと思っています。
・AAS名古屋 鷺山先生
(母の様な存在でした)
「素直な心を持ち、問われた事に問われた様に答えましょう」
「勉強も仕事も家庭も一本の線で繋がっています。全てが勉強です。」
・AAS東京 早坂先生
(従兄弟の様な存在でした)
「仕事等 色々大変な事があったとしても、 それら全てに向き合った上で挑む事が、
試験というものじゃないですか」
・AAS関西 石原先生
(厳格な父の様な存在でした)
「考え方を変えなきゃダメだ❗️」
*目が覚めました(笑)
以上です。
皆様の2次試験合格を心から祈念しております。