令和6年度第1回2次公開模試のお申込み受付中です!(開催日:4月28日・29日、お申込み締切:4月21日)詳細・お申込み

R02_今長谷 浩さん

目次

1.動機

私が中小企業診断士資格取得の勉強を始めたのは、4年前(2016年)の11月、58歳のときです。

当時、私は福島県の子会社に社長として出向していました。趣味で夜間や休日にランニングをしていたのですが、2016年の6月に一週間後に出場予定のハーフマラソンのコースを試走していたときに熱中症(脱水)で倒れ、緊急入院しました。1ヶ月半後に退院できたのですが、腎臓に障害が残ってしまいました。医者から、これからは普段の生活に支障はないが、食事制限と運動制限をしなければ透析生活になると脅かされました。食事はタンパク質と塩分が制限され、アルコールもやめました。運動はランニングは当然だめでゴルフもだめ、疲れないウォーキング程度なら良いと言われました。

さて、ランニングやゴルフ、アルコールなしで夜間や休日、また、これからの人生をどうやって過ごそうか、腎臓がやられたのは何か意味があるのではないか、と考えました。

幸い頭(脳)は無事でした(かなり老化してましたが)ので、頭を使うことをやろうと思い立ちました。どうせやるなら今の仕事にも役に立ち、定年後の第二の人生にも活用できることを探して中小企業診断士にたどり着いた次第です。

2.合格までの道筋

1~2年目は、1次試験は某大手予備校の通信教育と独学で2年かけて合格しました。最初の2次試験は2年目の1次試験受験後2ケ月間独学で勉強し、どんな試験なのか試しに受けただけで当然、玉砕しました。結果はBCABの206点でした。

3年目は、2次試験だけに絞って勉強しました。独学ではとても合格できる試験ではないと分かったので予備校を探しました。しかし、福島県内に通学できる予備校はなく、自宅にネット環境もなかったため、結局、郵送で添削してもらう某予備校の通信教育を受講しました。郵送の添削は、回答を送付して1~2週間後の忘れた頃に戻ってきて、添削内容も1~2行の簡単なものであまり参考にならず、効率も良くありませんでした。2度目の2次試験結果は、BBBBの224点でした。

4年目は、再び1次試験の全科目から受験する必要がありました。1次試験はスマホやパソコンでオンラインで勉強できる講座を受講しました。これは通勤途中の電車の中でも勉強できスキマ時間を有効に活用できて効率が良かったと思います。2次試験は、既に、単身赴任が解消され東京に戻ってきていましたので、是非とも通学講座を受講しようと思い、講座説明会に参加したり、Webを見たりして、数社を比較検討しました。結果、2次試験に特化し懇切丁寧に指導していただけそうなAASを選びました。この選択が大正解でした。

AASで一番お世話になったのが、「過去問青ペン添削」でした。過去問を解答し、まず自分で模範解答を読みながら添削する。その添削した解答をWebで送り、曜日別の担当教官より1~2日後にコメントをもらう。質問点があれば、Webで送り回答をもらう。このように、教官と双方向のコミュニケーションが頻繁にでき、また、教官は5人おられるので、それぞれに色々な方向からご意見をいただけ多面的な思考ができたように思います。私は、要領が悪く能率の良い勉強ができないタイプなので、質より量でとにかく大量の添削を送付しましたが、教官方は、いつも嫌な顔(見えませんが)をせず、素早く、懇切丁寧に返信を頂きました。受験技術を頭で覚えるのではなく体で覚えました。お陰で62歳という高齢でも合格に繋がったと思います。

3.受験生へのメッセージ

合格の秘訣は、とにかく「努力すること」に尽きると思います。長い勉強の期間中は、思うように進歩せず投げ出したくなったりモチベーションが下がることが度々ありましたが、そういうときは、「努力は必ず報われる。報われないときは努力が足りないせいだ。」と自分に言い聞かせて、踏ん張ってきました。その努力を後押ししてくれたのがAASでした。私は、決して合格できる能力も実力もありませんでしたが、努力だけは自信がありました。合格できたのは、中小企業の神様が(私は無神論者ですが)努力を認めてくれ、合格させてやるので中小企業のために頑張れとエールを送ってくれたのだと思います。努力は必ず報われます。頑張って下さい。

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